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村民の4人に1人が技能実習生って… [人口減少社会]

最近本当に外国人労働者関連のニュースが多いですよね。
この一、二年で特に増えました。




週刊東洋経済さんの昨日発売のがおもしろそうだったので、
ご紹介まで。
以下は概要です。

--

2018年2月3日号
発売日:2018年01月29日発売
JAN:4910201310289
定価690円(税込)


【第1特集】隠れ移民大国ニッポン
日本の在留外国人は約250万人まで増加し、名古屋市の人口を超えた。
人手不足を補う働き手としての存在感も高まる。
彼らはどこから来て、何をしているのか。その生態を深くリポートした。

■独自集計 外国人が多い町ランキング
 41自治体で外国人比率が5%超え
 急増ベトナム人の増えた町は?

■現場ルポ
 埼玉・西川口 新興チャイナタウンの裏まで歩き尽くす
 群馬・大泉町 リトルブラジルでネパール人急増

■追及 外国人受け入れの暗部
 村民の4人に1人が技能実習生 長野・川上村の反省
 カキの町になぜIT専門学校? 留学生で町おこしの危うさ

激論 日本は移民にどう向き合うべきか
竹中平蔵・東洋大教授×水野和夫・法政大教授

完全保存版 本場そのままの味! 東京アジアグルメ

 
【第2特集】相談役・顧問の実像
 329社の人数・役割・待遇を一挙掲載!

--

項目に対してコメントしてみます。
*スミマセン、私は読んではいません。苦笑


『日本の在留外国人は約250万人まで増加し、名古屋市の人口を超えた。』

これもすごいですね。
でも、先日に出ていたように、外国人労働者は約128万人と約半数ですね。
その中では技能実習生は約26万人と、それでも約2割ですよ。
確か留学生が同じ程度の構成比だった気が…実習生よりちょっと多かったかなぁ。
というか、留学生って労働者ではないよなぁ。苦笑
それをいうなら、実習生も実は労働者じゃないはずなんだけどなぁ。笑
実は実習生ってそんなものなんですね、全体の分母から見れば。


■独自集計 外国人が多い町ランキング
 41自治体で外国人比率が5%超え
 急増ベトナム人の増えた町は?

いや、コレ結構ありそうですね。
特に人口が少ない地域では一定数が外国人なんてことになっていると、
その地域における企業活動として発生する
事業税、市県民税、所得税、地方金融機関による給与振込などなど、
加えてそこでの家賃、電気ガス水道、スーパーなどでの購買力など考えると、
市区町村行政にとっても、地域経済にとってもなくてはならない存在になります。

実習生の特徴は、語弊を恐れず言えば、
日本であればどんな地域にだって来て働いてくれるから。
日本人みたいに場所のえり好みなんてないから。
*今やもう一部の国ではありますけど。



■現場ルポ
 埼玉・西川口 新興チャイナタウンの裏まで歩き尽くす
 群馬・大泉町 リトルブラジルでネパール人急増

西川口は大人の夜の街のイメージがありましたが、
中華料理?でにぎわっているようですね。
また、地域によっては、この国の人たちが急増なんて、
これも全国的にはありそうですね。
世界各地にあるチャイナタウンなんていい例です。
他国にだってリトルトーキョーなんてエリアがあるほどなので…
ただ、法の穴を縫って来日した外国人が集まる、集められるところは、
あまり宜しい感じにはならないでしょうけどね。汗



■追及 外国人受け入れの暗部
 村民の4人に1人が技能実習生 長野・川上村の反省
 カキの町になぜIT専門学校? 留学生で町おこしの危うさ

村民4人に1人が実習生とは、笑えませんね。
そして、カキの町にIT専門学校も、非常にありがちすぎて笑えません。

特に留学生の労働力を当てにしていることが丸わかりすぎて、
入管に目をつけられたら、ほぼこの専門学校での在留許可は下りなくなります。

そういうことまでわかって取り組んでいるならともかく、
途中で入管から許可を下ろしてくれなくなるということは、
当然、倒産(閉校)に直結します。
いや、日本人生徒が集まればいいんですよ。
集まればね。
今や自社物件でなくては新規で留学生向けの学校ビジネスは起こせませんから、
そもそもが自社物件で不動産保有があればともかく、
不動産物件まで借り入れで買い上げての事業であれば、いったいどうするんでしょうかね。

さらには、そこで雇う日本語教師の雇用などはどう考えるのでしょう。
特に日本語教師は現在引く手あまたで奪い合いですしね。
しかも、介護職と似ていて、大変なお仕事なのに給料水準はめっちゃ低い。
日本人教師が集まらないからと、外国人教師を招聘してくるパターンも考えられますが、
まぁ、財務体質的にも招聘可能なのかどうか。



激論 日本は移民にどう向き合うべきか
竹中平蔵・東洋大教授×水野和夫・法政大教授


ここはあまり興味がわきません。苦笑
ミクロよりマクロしか語られていないでしょうから。
ひとりひとりの現実に対して直面したことがない方々が、
あんまり適切なことは言えない気がして…
いや、ミクロだけじゃなくマクロの視点も大切なんですけどね。
ミクロを見てからマクロを考えて欲しい、
ひとりひとりの現実という地にちゃんと足をつけてから、
マクロを語って欲しいなと思います。


なんか取りとめもなくなりましたが、
ちょっと触れてみたかったので。



ここ最近、締め切るといったせいか、
ご参加いただく方が思ったより増えています。
静かに閉じたほうが良かったのかとちょっと気になっています。汗
今以上にすごく増えるとちょっと心配。汗

垂れ流しよりは一つの区切りをつけたかっただけだし、
あまりたくさん参加されても、もしかして対応できないかも…
とまではなっていないので、まず大丈夫だと思いますけどね。苦笑
なんだか大変ありがたい限りです。

人の心理って不思議なものですね。


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外国人労働者が中小零細に増えているのはナゼ? [人口減少社会]

外国人労働者数は約128万人。
届出義務化以来、過去最高を更新とのこと。

up-sell.jpg


「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成29年10月末現在)について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000192073.html

*関係者は一通りご覧になっておいた方が良いでしょう。


気になる内容を見てみました。
目が留まったところに触れてみます。


・ 「30人未満事業所」が最も多く、事業所全体の57.5%、
 外国人労働者全体の33.9%を占めている。
・事業所数はどの規模においても増加しており、
 特に、「30人未満」規模事業所では前年同期比で14.2%増加であり、
 最も大きな増加率。

・ 外国人労働者、外国人労働者を雇用する事業所ともに、製造業が最も多い。
・ 製造業は外国人労働者数全体の30.2%
 外国人労働者を雇用する事業所全体の22.2%を占める。


小規模事業所での受入がどんどん伸びているとのこと。

人の常として、寄らば大樹の陰として、
名の知れた大企業様でもない限り、

パッと見だけでもキレイでオシャレで
やりがいも感じられそうな業界や職種でもない限り、

募集しても日本人は集まらないし、
待遇や福利厚生含め、条件が良くなくて当たり前の中小零細に、

中身も知らない、魅力もやりがいも良さもわからない人が、
好んで行きたいとはならない。


そこへどこからともなく業者が寄ってきて、
やれ派遣だの請負だの技能実習だの留学生だのと
外国人労働者を集め『上手に』使う人たちが
あの手この手で外国人労働者を送り込む。

海外からわざわざやってきてくれる外国人はもちろん、
日本にいる外国人でさえ、誰もが流暢に日本語を話せるわけではなく、
誰もがワビサビを感じられ、空気を読んだ人間関係を築けるはずもない。

結果、話す必要のない、ロボットかのごとく管理された、
製造業へと流れ込む。
彼ら彼女らも生活を抱え、日本語がどうとかいう以前に、
生活費を、もしくは仕送り金を稼がねばならないから。

双方のニーズがマッチし、
結果、低賃金かつ長時間労働の現実が醸成されていく。
法も知らず日本語もあまり話せない外国人にしてみれば、
特に母国での暮らしが貧しければ貧しいほど、
我慢しなくてはと、奴隷化していく。

経営者のレベルにもよるが、
仕事が大変なんて、それが当たり前の時代をのし上がってきた人に限って、
不平や甘え、愚痴にしか聞こえず。


肝心なことは、情報化社会だということ。
SNSをはじめ、画像や録画などでも拡散され、
ニュースになることも少なくありません。
経営者や上司の言動は、
全て携帯端末で録音、録画されていると考えるくらいの方が
無難なのかもしれません。

そういうアンテナさえ脹れていない方も、
実は少なくありません。
録音、録画をすることそのものが卑怯だなどと、のたまう始末。


そういう経営者に限って、訴訟に敗訴するまで、
自信が痛い目を見ない限り、
俺様だけは違うと息巻く。
周りのスタッフは経営者と時代の現実の狭間で振り回され、
悪戯に消耗していく。


この負のスパイラルを変えられるのは、
実際には経営者自身が自ら気づくしかない。

誰も面倒には関わりたくないし、
恨みを買いこそすれ、感謝されることはないから。



実は、そんなアホな経営者ばかりではないのも、
また事実としてあるんですが、
善悪?双方含めて、中小零細での受入が増えているということです。


なんだか、1点について感想を述べるだけで長々続いてしまいます。
また気にかかるところあれば触れてみます。


しかし、実際に中身まで見る人って意外といないんですよね。
みなさん、それどころじゃなくて、忙しいから。



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途上国の国内需要が旺盛になると、出稼ぎが減り、日本は…? [人口減少社会]

2017年の年末に、こういうリスクを考えさせられました。
日本は今後、どうやって外国人労働者を惹きつけるべきなのか。

hqdefault.jpg



フィリピンは建設人材懸念 19兆円事業対応 250万人不足の恐れ
Sankei Biz 2017.12.29 05:55
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/171229/mcb1712290500003-n1.htm


こういうことって、当然ありうる話ですよね。

これから産業発展していく各途上国といわれる国々では、
建設ラッシュが進んでもまったくおかしくはありません。

なんせ、日本が通ってきた道ですので、
建設業の従事者が、職にありつけるとばかりに、
その国でも田舎から出稼ぎに多数がやってくることでしょう。

海外まで出向かなくとも、家族を養えるのであれば、
自身の親を助けられるのであれば、
自然と国内での出稼ぎへとシフトしていくでしょう。


これに対抗するには、
やはり高い賃金であることは当然です。
経済格差がどうであれ、その人にとって前述の国内出稼ぎよりも、
相当な賃金の魅力を打ち出せねば、
そもそも出稼ぎの選択肢の土俵にすら乗れません。


そして、技能実習なんていいう形骸化した意味ではなく、
正に、稼ぎに加えて、その人の人生にとって、
とても有意義な貴重な経験を積ませてあげられること、
それは母国では決して味わえない経験であること、

総じて、期間限定の出稼ぎであったとしても、
日本のその企業で自身の人生を過ごすことが、
イチバンの成功の道であると思えたなら、
そんな求心力を受け入れる外国人労働者に与えられる会社であるならば、

おそらくは、日本人も当然応募が来て、
採用、定着化も図れ、外国人労働者もその魅力を伝播される仕組みさえできれば、
ひっきりなしに応募が来てくれるようになることでしょう。


そこまでして、初めて『選べる』という権利が発生しそうですね。


日本人、外国人、問わず、働き甲斐のある、
魅力的な職場であれば、価値観に共感してくれる方には、
相当な求心力が働きます。

その手前では、その魅力をいかに高めることができるのか。
さらには、その魅力をいかにして外に発信できるのか。
その発信はどこに向けてどう発信すべきなのか。


こういった道筋を戦略的に実践できる企業にとっては、
労働力確保に困ることは自然となくなることでしょう。

そういえば、日本国内でも某会社が、こういう戦略を売りに宣伝してるところもあれば、
今は亡き経営者が講演招聘に引っ張りだこになって、
企業見学に一回いくらなんて商売すらされていたところもありましたね。


外国人労働者輩出国側も、日本や貴社の都合とは関係なく、
時代とともに動き変化しています。

それも、今までとは違う速度で。


いつまでも同じ考え方のままでは、浦島太郎にもなりかねません。

貴社では、目覚ましい変化に対応できていますか?





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法律はどんどん細分化され制定されていき、意図しない法令違反が増えていく [人口減少社会]

これだけ多様化、成熟化が進み、同時に人口減少、少子高齢化が。
法社会、経済社会である以上、人はどんどん減るのに、法はどんどん増える。

実習生の環境.jpg


実習制度の新制度をみてもお分かりのように、
まぁ、とんでもなく多面的な視点と、その一貫性を問われています。

目を、気を配る点も非常に多く、
加えて白黒が簡単に明白にわかることばかりではありません。

これって、将来の縮図のようにも見えます。


外国人関連の各種法律も当然ですが、
労基法について、
諸税について、
年金について、
投資について、
商法について、
旅行(民泊)について、
海外の各種法律について、

全てがすべて、どんどん変わりゆく社会に適応すべく、
また法社会であるがゆえに、
どんどん細分化され、改正され、今まで以上に複雑怪奇になっていきます。

今でも、
知らなかっただけで、
損をしたり、
法を犯してしまっていたりとありますが、
さらにその知識や学習度合いによる情報格差が広がっていくのでしょう。


取り締まる側も大変です。

アップデートが止まらない。
また、一つの分野で専門プロになっていれば良かったのに、
アレもコレもがすべて連動し一貫性を求められ、
すでに縦割り行政にも限界が来ていることがしばしば。

下手すると、取り締まる側よりも取り締まられる側のほうが、
良く知っているなんてことも。


下手すると、知らなかったからと言って、
悪質だと判断されることすらありうるかもしれません。


ともなると、人生経験豊富な人でも、
今まで何かしら築き上げてきた人でも、
これらの各種アップデートについていけない人は、
ふとしたことでその信用が崩れ去ってしまうリスクにもなりえます。


逆を言えば、これらの各種アップデートについていける人であれば、
この先、周りに頼られ、社会的に付加価値の認められる人になります。


一つのシンプルな疑問については、
インターネットをググれば、辞書のように答えはすぐに見つかるでしょう。

しかしながら、Aの場合のBとCは、DまたはEにあてはまるとすれば、
αの法に基づくと、どう判断すべきか…
さらには、別の視点から見た場合にも、ちゃんと一貫性のある整合した判断をするためには…

なんてワケわからない複雑怪奇なケーススタディの答えというのは、
その場、その時に、知ってる人から色々聞いてみる、
それもあってるかどうかは確実ではないので、複数の人に聞いてみる。

なんて、コミュニティが求められてくるのではないでしょうか。

また、今までもコンサルなんて人がいますが、
そのコンサルが示す答えが、その方にとっては唯一無二の絶対正解ではないので、
またそのコンサルが複数の選択肢を示せる人って、なかなかいませんので、
お医者さんのセカンドオピニオン的な補強が必要となってきます。


複数のプロ、複数の視点、それぞれの専門的立場からの助言、
それらを複合的に、自身が整理して決断できる能力も求められることでしょう。


そういった環境づくりをそれぞれの分野で整えて築き上げていくことが、
その都度の適切適正な選択を繰り返す力を養っていくことが、
窮屈な世の中で、法令違反を犯さない道を歩むための唯一の道ではないでしょうか。

加えて、他人様をだまして、後ろ指をさされながら生きていきたくない人は、
真心や良心をもって、人に喜んでもらえるよう努める姿勢が、
今まで以上に自意識をもって取り組む必要があることでしょう。


こんな面倒くさい、仙人みたいな暮らしを続けねばならないことに嫌気がさすならば、
窮屈な日本を抜け出し、もっと自由な他国へと行く選択をとるべきでしょう。

その国でも、また全然違う苦難が待っていると思いますが。


どんな世の中に変化していくのか、誰も先は見えていませんが、
せめて、自身の「心躍るほう」に(苦笑)、のめり込んでいきたいと思います。




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外国人労働者受入の本当のメリットの生み出し方 [人口減少社会]

1億総活躍社会だの、働き方改革だの、介護離職ゼロだのと、
少子高齢化による人口減少社会突入に際して数年前から少しずつ…

20150919-200627-1-0000.jpg


世間的にも様々な市民権を得てきているようです。
誰もが薄々と時代の変革の時期を感じていることでしょう。

今のパソコンやインターネットの拡大や、
スマホやiPhoneなどの情報革命は、多くの人にとっては、
恩恵が多くストレスもそれほど感じないものでした。


しかし、今回のこの大きなうねりは、
それぞれに痛みや恐怖を感じるのかもしれません。


その大きな選択肢の一つに、
私たちがかかわっている外国人の労働、就労問題があります。

11月1日の技能実習生の新制度移行を一つのターニングポイントとして、
本当に多くのメディアで、この問題の是非を問われる風潮が、
トレンドのごとく続いています。 


最近では、ネットや新聞媒体だけではなく、
TVでも、特集が組まれているようですね。

いくつか見つけましたので、お時間あるときにぜひご覧ください。

以下、すべて動画です。


クローズアップ現代+ 2017年12月5日(留学生)
https://www.dailymotion.com/video/x6b3tms


【報ステ】外国人技能実習生25万人の“現実”(2017/12/06 23:30)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000116098.html


ガイアの夜明け【絶望職場 を今こそ変える!】 - 17.12.12
http://www.miomio.tv/watch/cc355763/



取材も様々行われており、
今までよりも、また少し深く切り込んでいるように思われますが、
ご存知の通り、闇は深く、そして局面局面によって違い、
さらには国をまたいでいるため、お互いにそれぞれの実態はつかみにくい。

それでも、社会に問題提起や実態の公表の一助、一機会創出としては、
良いことなのでしょう。

ただ、いつも思うのは、悪い面ばかりフォーカスされがちながらも、
少しでも良いので、涙を流しながら喜んで帰っていく外国人や、
また温かく見守り育てている企業もあることに、触れてほしい。
紹介して欲しい。

そのために、日夜取り組み続けている方もいることを。

*ガイアでは少しだけまともに取り組む一部を報道されていましたが、
 ちょっと視点が違うんだなぁ。
 頑張っている外国人の子たちの笑顔が見たかった。
 みんな騙されて可哀そうな子達というフィルターでしか見てないでしょ。
 色んな子がいるってことを知って欲しいなぁと。


業界関係者の一人としては、
多くの方に関心を持っていただき、
外国人労働者を受け入れることに、
身近にいる外国人も、
不安と期待を胸に覚悟を持ってきている一人の人間として、
また、少し違う世界を生きているだけの仲間として、
迎え入れたり、
接点をもつことの敷居を下げていくことにつながっていくのであれば、
ありがたい限りなんですけどね。


しかし、本当に外国人労働者の受け入れは、良いことばかりな筈もありません。

外国人労働者側と、受け入れる企業側の思惑も、完全に一致していないことが多く、
日々、衝突や軋轢は発生し続けています。


もちろん、日本人同士でさえ、人が集まれば価値観や人格も違うので、
ストレスはそれぞれに抱えていますし、
上手に解消できる空気を作れている職場ばかりでもありません。



数年実際に受け入れてみて、外国人労働者の実態をちゃんと経験し、
自社での経験値やノウハウを蓄積できるだけの、様々な諸問題を乗り越えてきた企業だけが、
その実際のメリットを享受できます。



無論、報道にあったような、正に使い捨ての奴隷労働の受入目的であれば、
入管やOTITの権限に付随する責任において、ちゃんと見つけ出し、
すべからく牢屋にぶち込んでいただき、


逆に、まともに取り組み、失敗を反省し、
会社の一方的な思惑を押し付けるのではなく、
良心に従って、相手の諸事情も理解したうえで、
お互いが良かったと思える最適解を見つけ続けることこそが、
受け入れる企業側に求められることであり、
それは、成熟した日本で暮らす、いい年した大人のモラルが、
試されていることにほかなりません。

そういう姿勢がある人ほど、それぞれに試行錯誤していく過程の中で、
本当に様々な工夫や知恵、メリットも生み出され、
その結果が、安定雇用であり、労働力のルーティン的な定着にもつながっていくのです。

外国人労働者受入の本当の一つの答えだと思います。




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外国人労働者の犯罪も増え続けていくのでしょう。 [人口減少社会]

誰もが、背に腹は代えられない世の中へと突入しています。
それでも、人は我が身に降りかからねば、所詮他人事…

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今まで通りの暮らしがいつまでも維持できるものと、
意識すらせずに、今日を暮らしています。

しかしながら、特に経営者の方にとってみれば、正に我が身に降りかかっていること。
今でも、呑気に部下任せのバカボンもいるようですが、
多くの経営者は、大なり小なり、この行く先に戦々恐々としているはずです。

特にここ近年の労働者保護のハードルの上がり具合は、
今までの考え方を根底から変えていけなくては、
先々、それこそリスクを抱えた経営者のメリットはなく、
ボランティアで従業員を食わせるがために、
胃に穴の開くような生活を送り続けねばなりません。


そして、ある意味、頼みの綱の外国人労働者においても、
諸問題の山積により、取り締まりは日を追うごとに強化され、
外国人頼りの経営をしていると、いつか急に足元をすくわれる日が来るやもしれません。


巧妙化する手口 外国人不法就労事件の裏側
Net IB News 2017年12月11日 13:36
http://www.data-max.co.jp/291211_dm1545_2/


読んで、確かになぁと思いました。
特に留学生や派遣の労働力に頼っているところは、
注意する必要があるでしょう。

所詮、労働力が欲しくて仕方ないので、
在留カードは不鮮明なコピーでも取ってさえいれば、
その在留資格や在留期限を確認さえしていれば、
偽造を見破る責任までは求められていませんので、
堂々と労働者として使えることでしょう。

多少怪しくても、書類さえ整っていれば、
あとはちゃんと働いてくれるかどうかだけです。


しかし、それも、こうやって逮捕者が出て、芋づる式にあげられる場合、
急にごっそりと労働者がいなくなり、
その日から工場は回らなくなることすらあります。


さらには、外国人のみならずですが、

特別条項付き36協定の上限超えて違法残業 技能実習使用業者を送検 岩国労基署
労働新聞社 2017.12.11
https://www.rodo.co.jp/column/32807/


今のご時世、残業をたくさんさせてほしいというのは、
外国人労働者以外には、それほどいません。

経営者側にとってみても、願ったりかなったりですが、
人がいないからといって、いいわいいわで続けていると、
これまた刺されて終わります。


実習制度も新制度になって、具体的に刑事罰などの罰則が付与されるようになりました。

書類送検とはいっても、れっきとした犯罪者扱いです。

そして、これは経営者だけでなく、人事担当者も巻き込み事故が及びます。
どれだけストレスがあったとしても、経営者とけんかするくらいの、
自己責任が人事担当者自身にも必要な時代です。


日本人の考え方として、世話になった社長だから、
いつでも順風満帆な経営状態が維持し続けられるとは限らないのだからと、
イリーガルに一時とはいえ目をつぶっていると、
今の時代は牢屋行きとなる可能性があります。


今後、外国人労働者はあの手この手で増々増え、
分母が増える分、分子としての犯罪者も当然多くなります。

それは、上述のようにアクシデント一つで経営がおかしくなる会社が
増えるということです。


今までと、これからは、本当に時代が違います。


切り替えは誰にも必要に迫られていることです。
我が身に降りかかってからでは、手遅れになることが多いと思われます。

自身の人生は自身で守りましょう。

今までと違い、どれだけ貢献してきたとしても、
残念ながら、会社は守ってくれません。
守り切れない世の中です。




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三食食べられればそれで十分… [人口減少社会]

これまた久しぶりに肌で感じた話です。
今回は実習生じゃなくて日系人です。

r-10-YEN-large570.jpg


地方都市から、さらに5時間ほどバスに揺られてやっとたどり着くところに
暮らしている方々にお会いしてきました。

夫婦そろって、月に約1万程度の所得。

貯蓄などできるはずもなく、病気やけがになると、
借金をして対応します。

借金は聞くところによれば、月に一割。

1年で倍になります。

就ける定職は日当600円ちょっと程度。
女性だと500円ちょっと。

他に選べる職もない。
雇ってくれるところがない。


いったい、どうやって暮らしているのか。


日本で働けたなら、どれくらい給料もらえたら大丈夫ですか?

なんて答えたと思います?

…三食食べられればそれでかまいません。


え?


じゃ、今は一食の日もあるってことですか?!

おそらくちゃんとした食事以外は、ヤシの実や近くで取れる作物で、
たくましく生きているのでしょう。


借金については、病気やケガ以外に、子供の学費などにも
足りなくなるため、どんどん増えていくようです。


ぬるま湯の豊かな生活を享受できている私たち日本人にとっては、
想像できない世界です。



実習生と違って、40代、いや50代も60に手が届く方まで、
本当に日本で生活できるなら、
日本で生活したいと。

そして、ゆくゆくは子供も呼び寄せたい。


日本語覚える気ありますか?失礼ながら覚えられますか?


できるできないではなく、大丈夫ですという返事以外、
ない状態です。

日本語はまず覚えられないと思います。

そんな方々が、日本に稼ぎに行くためには、
現地語でフォローが聞く集団の中にでもない限り、
とても受け入れは難しいでしょう。


年配になってまで、今まで慣れ親しんできた生活、故郷を捨てて、
その年で海外で新たな生活を切り開きたい。


本当に一般的な日本人には想像を絶する世界です。

おそらく現地に行かねば、イメージすらできません。



そして、実は本当に純朴な方々な分、
今までも散々騙されてきたようです。

その中には、日本人の悪質ブローカーも。



実習生でも、よく現地に出向くことなく、
まるで派遣かのように、ヒトではなく、モノのように、
任せるから良い子を手配してくれという方がいます。

私も、少なからず対応した覚えがあります。


でも、やはり現地で現実を一度でもいいから見ない限り、
到底、外国人人財を取り巻く背景や諸状況は、
まったく理解できません。

そして、自社の都合、自身の都合で、
雇ってやっているという意識が強い方が少なからずいらっしゃいます。


仕事の面で、足りない点はちゃんと指導する必要がありますが、
考え方も、生まれ育った環境も、価値観も、常識も、
まったく違うのが、外国人人財です。


本当の意味で、戦力化して、労使ともにwin-winの関係を作るならば、
相手のことを多少なりとも、理解することこそ必要不可欠であり、
さらには、それを踏まえた根気強い教育が必要です。



本当に、今までの日本人を日本人が採用することとはワケが違います。

そんな面倒なこと、とてもじゃないがやってられない…

そういう方は、最悪、win-winどころか、bad-badの負のサイクルに入っていきます。

おそらくは実際に受け入れ続けてみなければ、
なかなか理解できないことでしょう。


そういう意味では、実習生は安心です。

おざなりになったとしても、最低限の教育は事前に施され、
来日後も監理団体が公平にフォローに入るので。


未だ外国人人財を受け入れたことのない企業におかれましては、
本当に業界を、相手側の現実を肌で理解しているまともな業者の助けが、
必要不可欠でしょう。


12月1日より、新たに許可された監理団体が追記されています、

特に介護の受け入れはジワジワと進んでいくと思われます。

スムーズな受け入れなんて、絶対にないでしょう。


紆余曲折しつつも、丸く収まることを期待してやみません。






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目の前の現実を理解できない方々はいつでもどこにでもいます。 [人口減少社会]

経営者の方々とお話しする時、ご自身で様々なご苦労やご経験をしていない限り、
なぜ最初の時点でこうやってここまで手を打っておくべきという助言を理解できない方が多い。

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自社の自身の都合だけは、当然ながら深い理解があり、
だからこそ、こうでなくては無理という方が多い。

特に日本語能力。

従業員と会話が出来なければ、
そもそも仕事は無理だ。

こんなに話せないとは思ってもみなかった。


特に、忙しいから、経費かけてわざわざ飛んでいきたくないから、
外国が嫌いだから、周りで○○人の子は本当によく働いてくれるから、
面倒だから、

だから人選お任せで、良い子をあてがってくれという経営者。


そして、いざ配属となってから、相当なクレームを入れてくる方。
稀にいますよね。

想像に難くない場合、組合職員のアナタはどうしますか?

数字欲しさに、受入のスタートを切りますか?



お気持ちはよくわかります。
私も経営者の立場で受入側であれば、私も強く要望したい。


でもですね、あくまで会話能力においてですが、
N4、はたまたN3レベルの会話能力のある子が、
そもそも最低賃金同等レベルで雇えると思っていることからして、
現実を知らな過ぎて、間違っていますから。

有名ブランドの缶コーヒーを、なぜ10円で売らないんだと言ってるようなものですから。
どうやっても10円で缶コーヒーが買いたいなら、
メーカーの名前など聞いたことのない、
お店も誰が経営しているのかよくわからない、
賞味期限が過ぎてるのかすらわからない、
しかもケースで何十本も一度に買わねばならない、
さらには、そんなあるかないかの特売のタイミングを
いつまでも探し続けていることと変わりないコトを言っていると、
理解できないのでしょうね。

あ、なんでもOKOKの悪質ブローカーなら相手にしてくれますね。
10円で買った缶コーヒーの中身は、
スイッチはとうに入ったまま解体不可能な時限爆弾ですが。



ないものねだりが骨身にしみてわかるまでには、
それ相当な時間がかかることでしょう。

であれば、そういう受入企業の経営者には、
正に痛い目を自身で見てもらわねば、
永遠に気づかない。
そして、気づいた時にはすでに手遅れなんて場合も。


揉めることが分かっているなら、
私は手を出しません。

静かにフェイドアウトするだけ。

どこかほかに対応してくれる先とお付き合いくださいとしか言いようがありません。

もしくは、今まで通り、募集出しても来ない募集を、
出し続け、来ないと嘆き続けてください。


誰も助けてはくれないでしょう。



口に出して言えないので、こういう場で吐き出させていただいていますが、
わざわざ若いうちから、外国に3年もの間、見知らぬ仲間と共に、
言葉もろくに話せない状況で、出稼ぎとはいえ、働きに来てくれる、
外国人の気持ちを、背景を理解しよう、そしてそのうえで受け入れようとする姿勢がなければ、

かかるコスト以外は、一切支払うつもりはないほどのケチを守るくらいなら、
日本語なんて話せて当たり前だろ、雇ってほしいからお願いされてウチは協力してあげてるんだから、
なんて独りよがりが強いならば、どうぞご自身の理屈が通るところと、
お付き合いくださいませ。


以前は、そんなんじゃダメよとご理解いただけるよう話をしていましたが、
相手が不機嫌になるだけなので、徒労を感じ、
人を見て、静かにフェイドアウトするだけの大人になってしまいました。


下種の勘繰りに入ると、カネばかり請求しやがってと思われ、
癪に障るので、半分ボランティアですからと、のたまってしまう始末。


改めて、現場で取り組む方々は大変だと思いました。





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平成28年における日本企業等への就職を目的とした在留資格「技術・人文知識・国際業務」に係る在留資格認定証明書交付状況について [人口減少社会]

技能実習生と違って、就労ビザの代表格でもある
技人国ビザの交付統計が出ていました。

press_130574_01.jpg



とりあえず、関心のある方は、以下ご参照ください。

法務省入国管理局 平成29年11月7日
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00158.html


平成28年は25,888人で,前年比13.8%増加。

まぁ、増加は案の定ですので、各種内訳に興味があります。


国籍別

① 中 国    5,716人(前年比 9人, 0.2%増)
② 韓 国    3,124人(前年比 660人,26.8%増)
③ ベ ト ナ ム 3,075人(前年比 606人,24.5%増)
④ イ ン ド 2,452人(前年比 168人, 7.4%増)
⑤ 米 国    2,122人(前年比 202人,10.5%増)


タイムラグはありますが、ここではベトナムが中国を追い越すまでは、
そうそうないように思いますが、はてさて。

特に実習生では出てこない、「韓国」「インド」「米国」が多いのも
実習生とは違うということでしょうか。
*インドはこれから実習生も増えてくると思われます。
 なんせ国のトップ同士が動いているようですので。


年齢別は、20代、30代がほとんど(90.3%)。

性別は、男性が16,871人,女性が9,017人。
男性が65.2%,女性が34.8%。

若い方が多いですね。若くないと異国での就労、新しい生活に
挑戦する元気もなかなかないでしょうし。苦笑

男性女性も、半々か若干男性が多いかと思いきや、
意外と男性が多いのも想像以上でした。


業種別では、
製造業5,269人,非製造業26,081人で,
非製造業の占める割合は81.2%。
製造業以外がどんどん増えていきますね。

正に時代の象徴でしょうか。
製造業は、一般機械分野,自動車分野,電機分野及び通信機分野が
多いとのことです。
非製造業は、コンピュータ関連サービス,商業(貿易)及び教育が多い。

実習生の受入とは基本的に全く違います。


職務内容別では,
技術開発(情報処理)分野が6,593人(18.4%),
翻訳・通訳分野が5,420人(15.1%),
海外業務が3,817人(10.7%),
教育分野が2,874人(8.0%)

ITやCADなどのエンジニアが急増しています。
こちらも、実習生や留学生同様に、
それなりに闇が深いことがありそうですが、
分母が総じて少ないので、まだまだグレーゾーンでの受け入れが多そうですね。


就職先における月額報酬を見ると,
20万円以上30万円未満が12,899人(49.8%)
20万円未満が5,279人(20.4%)。

若いうちに経験豊富ではない子を、安い給料で雇う傾向が
よくわかります。

ここの定着率を知りたいものです。
正直なところ、1年未満や1,2年での離職転職率は、
けっこうなものではないでしょうか。


就職先企業等の年間売上額、ここは気になりました。
年間売上額別では,
1億円超から10億円以下の企業(6,576人,25.4%)
1億円を超える企業で全体の77.1%。

つまり、年商1億前後の事業規模でも、
これだけ多くの外国人労働者を受け入れることができているということ。

これは、中小企業にとっては嬉しいお話です。
大企業ばかり対外的な会社の信用で、あれよあれよとろくに調べることなく、
ビザを交付している入管が、ちゃんと中小企業にもビザを下していることの
証明でしょう。

関連業者の方も、嬉しい話ではないでしょうか。



就職先企業等の従業員数、これも前述と同様。
従業員数別では,
10人以上100人未満の企業が8,597人(33.2%)
10人未満の企業が4,484人(17.3%),
100人以上300人未満の企業が3,724人(14.4%)

従業員数でも見た目で判断されがちな入管ですが、
ちゃんと申請している内容も加味されていると思えてきます。



就業地域は、やはり変わりなく、
東京、神奈川、愛知、大阪、が4桁規模。


けっきょく外国人にしても、特に技人国の場合、
転職が可能である分、ちゃんとグリップしていないと、
すぐ大都会の給料額面が良いほうへと転職していってしまいます。
上記の通り、そもそもの需要が旺盛なのもありますから。

地方もかなり増えてきているように思われますが、
数字の上ではまだまだ。


留学生はおいといて、
実習生とは違う受け入れの手法の代表格でもある
在留資格「技術・人文知識・国際業務」。


実習生の受け入れ企業先でも、実習生の適正監理の必要性を示すことで、
ある程度の受入が可能となるやもしれません。
*時代は色々変わってきてるようです。


変化に対応して、様々取り組んでいきましょう。




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外国人技能実習制度を取り巻く最近のニュース [人口減少社会]

久し振りに最近のニュースを読んでみました。
少しずつ少しずつ色んな動きがあるようにも思われます。

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定住外国人の困り事解決 22日、佐賀市
多文化共生先進例学ぶ 
佐賀新聞LIVE 11/18 9:57
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/150160



確か、新制度下においては、地方の行政の支援も受けることが
必須?であったように思います。
九州は前々から外国人が多く在住している地域として、
そういう意味では地方行政が他の地域と比べて先行しているようにも思われます。

地域と交流の機会を設けたり、
実習生の宿泊施設を建設した場合に補助する取り組み
外国人だけで結成された消防団
県介護老人保健施設協会は、西九州大学短大部と連携して
ミャンマーの留学生を介護福祉士に育てる制度を説明する。

などなど、地方ごとに特色ある動きがそれぞれの地域において、
今後活発化していくことでしょう。

でも、特に交流会があったとしても、
実習生には、自身の足で交流会に参加することが難しいことがあるでしょう。
交通費の問題や、そもそも受入企業や監理団体が、
送り迎えまで含めて、どこまで対応できるのか。
おそらく箱の都合上、その地域の街中で多く開催されると思われますが、
ほとんどの実習生には交通手段は自転車しかなく、
電車、バスなどの場合、お金がかかるからと行きたがらないケースも十分考えられます。

交流と聞こえはいいですが、現実的なハードルはまだまだたくさん横たわっていることでしょう。

どう変わっていくのか、推移を見守りたい点ですね。


「技能」海渡らぬ現実 実習制度、建前に限界
朝日新聞DIGITAL 2017年11月21日05時02分
http://digital.asahi.com/articles/ASKCH44MXKCHUHBI014.html?_requesturl=articles%2FASKCH44MXKCHUHBI014.html&rm=814


技術がベトナムに渡っていない

ベトナムのある送り出し会社は「前職要件」を歯牙(しが)にもかけていない
「経歴」に合った企業をつくったり、
知り合いの会社に数千円払って在職証明を買ったりする

機構は3月、常勤150人、非常勤120人で発足。
人件費約20億円は国の交付金約35億円(今年度)で賄う。
約14億円は一般会計からの支出だ。

「労働力不足直視して議論を」


私が書き連ね始めた頃には、
実習生を受け入れる企業が悪者扱いされている風潮が多かったのですが、
最近では、制度そのものに、特に現実との乖離に問題があると。

…何を今更。

マスコミには、公平な報道を願いたい点もあるので、
喜ばしいことですが、もう何年も前から言われ続けている結論です。
それだけ新たに記者の方々が目を向け始めたのかなとも思います。

でも、前々から訴え続けている人にとって見れば、
正に何を今更の議論でしかないのです。

そして、だから、どうすべきでしょうという対案が求められていることでしょう。


その対案と言えるのかわかりませんが、


日本商工会議所、外国人労働者の受入れ制度見直しで意見書、
在留資格の再定義や留学生向け資格の創設など提起
トラベルボイス 2017年11月17日
https://www.travelvoice.jp/20171117-100815


結局、法というものを、根本から変えていかねば、
その不合理、不条理は改善されないということです。

そして、私たち下々のものができることは、
法の下、どう立ち回るべきか。


正直なところ、現実の変化のスピードに、
法はとてもついていけません。


それでも、法治国家に生きている以上、
法に従わねばなりません。


上手に対応していく以外に、下々の私たちには、
道はありません。


天から降ってくるものに頼ることなく、
地から湧き上がる、地に足の着いた適切な手法が求められていると思います。

数の力もありますので、
もしご関心頂ける方は、以下より、ぜひご参加ください。



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詳しくは、以下をご覧ください。

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