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フィリピン人技能実習生のダメなところ。。。 [技能実習生自身の問題]

外国人技能実習生には、中国、ベトナム、フィリピン、インドネシア、
カンボジア、ミヤンマー、タイ、などなど、様々な国から、
出稼ぎに来日してくれています。

どの国が今、おススメかといえば、フィリピン人技能実習生とお伝えしていましたが・・・



sp_140711.jpg
*画像はイメージで直接関係ありません。



男はダメです。

特に建設系はダメです。


もちろん、人によります。

ですけど、総じて、フィリピン人技能実習生の
建設系の男の子の受入は、よほど人選がちゃんとしていない限り、
3年間の契約を全うできる実習生の方が、少ないのではと思うほどに。



実例を交えてお伝えします。

まったく頭にきます。


現場でツライから、言葉が乱暴だから、
暑いから、優しくしてくれないから・・・ヤダ。

10代の小娘かってほどに甘えん坊です。
お子ちゃまです。



現場で指示したことに対して、
わからないからと返事もしない。できない。

指導している相手は、そういう態度を『現場』でとられたなら、
どう思うでしょう。
私であれば、自身も危険と隣り合わせなのが、建設現場ですので、
もし責任者でもあろうものならば、事故リスクの高い労働者と判断し、
とてもじゃありませんが、現場に出させることはできません。


日本語が良くわからないから?
絶対そんなことはありません。
他の国と比べてみても、男性ももちろんフィリピン人の日本語習得能力は、
勝る事こそあれ、劣るとは思えないほどにコミュニケーションは高いと思います。
不自由しません・・・ちゃんと聞いていれば。


○○するな!

この一言も、聞いていなければ、聞く気がなければ、
日本語以前の問題です。


また、例え聞いていたとしても、
これこれこういう理由で危ないから○○するな!といちいち言えず、
○○するな!とだけ注意、指導します。


それだけ説明もしてる間もない現場だということがわからない方はいないと思いますが、
一瞬のケアレスミスで、自身がケガしたら、
周りの人間にケガさせたら、大事件です。

実習継続も出来ない、
会社も責任者も現場に入れなくなる。
会社自体、存亡の危機に陥る。


そして、最初はともかくも、
技能検定も無事合格したと聞く、2年目の移行時辺りなどは、
自分はもう一人前とでも思っているかのように、

そんなのはこうすればいい、なんて自己解釈を正当化し始めるほどに、
性質が悪く思いあがっています。

そう、指導員からの指示に、口答えしてくるほどに。


配属当初は出来ていたことが、
今になったからこそ出来ない。出来ていない。

でも自分ではできるいると思い込んでいる。




なんというか、こういう男の子たちは、今までずっと、

イヤなことはイヤといい、逃げてこれたのでしょう。


自身でした約束も契約も、自身だけの都合と感情が最優先され、
相手の事情は考えられない。


まして、出稼ぎ大国のフィリピンの国の法律も、
日本の労基と同様に、労働者保護ばかり考えて、
労働者がゴネ得を推奨しているかのような対応しかしない。

コレじゃ、フィリピン人は使いたくないね、
って会社ばかりになったとしても、おかしくはありません。



そして、それでもフィリピン人を推す場合もあります。
もちろん、他の国でもかまわないのですが、

要は、外国人である以上、日本人とは違う背景や価値観や、
程度のレベルや、本当に様々経験してみなくてはわからないことだらけなのです。


これだけ日本人労働者数が減少し、
なおかつ今の日本人に多いモンスタークレーマー労働者がいる中、

そもそも人的在庫がない以上、
従業員を使ってなんぼの企業であるならば、
他に欲しいタイミングで揃えられる人材獲得手法は存在しません。


こういう経験を積めば積むほど、いや経験して初めて実感できる、
なおかつそう簡単には経験できない貴重な機会を、
この外国人技能実習制度では、
永年雇用ではなく、良くも悪くも3年の期間限定お試し雇用が
可能となるワケですから。


そして、人選、この入口で間違うと、とてもとても経費倒れにしかならないことを
実感すればするほどに、
選考の位置づけが非常に重みを帯びてきます。
こういうことって、本当に経験してみないとわからないことです。

そして、外国人の採用時だけではなく、
日本人スタッフの採用時にもまったくもって同様であると、
気づけるかどうか。


長くなり、かつまた脱線しているので、
元に戻して終わりますが、汗


つまりは、フィリピン人の特徴や傾向をよくよく確認し、
こういう事例もあるんだと、受入の参考にしていただき役立ててもらえたなら、
嬉しい限りです。

フィリピン人の名誉のためにも、
人選さえちゃんと間違えなかったなら、上述のトラブルもなかったであろうことを考えたなら、
フィリピン人の男性でも、まったくダメではないですからね~





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増えているベトナム人技能実習生に万引きが多い理由 [技能実習生自身の問題]

かつてと違い、かなり少なくなったようです。

ベトナム人の万引き事件。

これはかの国では、まだまだ発展途上であった頃、
ベトナムの国内で万引き置き引きが日常茶飯事に行われていたからにほかなりません。


よくベトナム国内に降り立つ外国人は、荷物を盗まれることが多く、
その事実を知る外国人は、ほとんどがナップサップやリュックで
入国していたようです。

ただし、気をつけていなくてはなりませんが、今では、かつてほどには
万引きや置き引きを注意しなくてもよくなったようですね。

これは国民の生活が豊かになるほどに、経済発展していることの証しでもあります。


しかし、日本にくる実習生にとっては、決して裕福な子たちはいません。

むしろお金を稼ぐことに飢えている子たちです。


そして、そんな時代を幼少期に経験してきた今の若い実習生にとって、
日本に来たら、なんて無防備な国なんだ。

日本人は裕福で優しいから、貧乏な自分たちがちょっとくらい悪さをしても、
良いだろう、許されるだろう、くらいの子供の理屈が、
彼らの中に甘えがあるように思えてなりません。


そして、送り出し機関も監理団体も、泥棒はいけませんよ、捕まりますよ、
という常識については、改めて教育することもないからでしょう。



それと、もう一つ。


借金額の大きさも大きな問題であり、見逃せない背景です。

良心的な送り出し機関もありますが、決して多いわけではありません。

特に北(ハノイ)の送り出し機関に多いようですが、
中国人が裏で手を引いているところがあるという話が絶えません。

つまり、今までは中国人を送り出していた公司が、
日本が中国人を要らないと言い出したので、
自分たちはメシのタネがなくなってしまうワケです。

そこで、チャイナマネーにモノを言わせてかわかりませんが、
ベトナムでハノイのほうで、今までのノウハウやネットワークを使い、
送り出し機関を作り、今度はベトナム人を送り出してビジネスとしているとのことです。


もちろん中国式ですから、実習生からかなりの手数料を巻き上げます。
残業が多いなどウソを並べて、帰しても余りある稼ぎを手にできると、
送出したらあとは知らんぷり。


騙されて、抱えた借金の大きさに、途方に暮れていてもしょうがないので、
結果実習生では稼ぎきれないことがわかると、イリーガルに流れやすい、
この一環に、万引き事件が多いという事態の一因もあるように思えてなりません。



こういう背景から、来日するベトナム人実習生に、日本国内での万引き事件が
多いと思われるワケです。


万引きの裏には、当然原因があり、
舞台に直接登場しない背景があり、
結果、万引きが起きるのです。


前述通りであったならば、極端に言えば、
ハノイの送り出し機関から実習生を受け入れなければいいのです。

しかし、こんなことばかりいっていたら、どこの送り出し機関からも実習生は引っ張れません。


ベトナム人の万引きだけではなく、様々な事件が起きます。


そして、その背景には、日本人が想像もつかない事態があるからこそ、
これらを変えない限り、事件は起こり続けるワケです。


監理団体も、受入企業も、色々神経を使います。




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失踪した外国人技能実習生の行く末とは [技能実習生自身の問題]

失踪の原因の本当のところは、誰もわかりません。

そして、失踪した後の結末も、それぞれの結末をたどっていることでしょう。


ただし、こういう結末があることもまた事実なんですね。



03.JPG


スーツケースから遺体 中国人女性と判明
日テレNEWS24 2016年7月7日 12:50
http://www.news24.jp/articles/2016/07/07/07334647.html

(動画有)


失踪は不幸な結末を生みます。
関わった人すべてが悲しい思いをすることと同時に、
事後処理に多くの人が大変な手間暇も取らされます。


しかし、失踪が後を絶たないのはなぜでしょうか。

思うに、2つポイントがあります。

1つは、借金の額です。

繰り返しになりますが、送り出し機関もビジネスとして取り組んでいる機関が
ほとんどで、国によっては、手数料を取れる権利を合法化しています。
(もちろん、日本でも有料職業紹介事業はそうです)

そして、裏腹ですが、失踪させないためのフックをかける意味でも、
借金はある程度有効です。

しかし、考えてみてください。
100万を超える借金をしての来日である場合、
生活費を除いて月に約6万円を貯蓄できたとします。
計算すると14カ月は貯蓄し、返済に回さないと、完済となりません。

国際送金するにも、安くはない手数料を取られます。
また、その国では、結果的にとんでもない利息も付いて回る借金もあります。

日本で稼ぐ生活をしていても、結果的に丸々6万を貯蓄に回せる時ばかりではないことでしょう。

そう考えてみれば、3年の内、半分は借金を返すために日本に来ていることになります。

母国で借金もなく月に2万、3万ほど稼げるのであれば、
憧れの日本にこれる以外に、リスクをしょってまで出稼ぎに来る魅力となるのでしょうか。

結果、帰国間際に失踪リスクが高まります。
多少なりとも日本の生活がわかってきて、非合法でも稼げると思えばこそ、
リスクを取って失踪するのです。



もう1つは、実習生自身の考えの浅はかさです。
率直に言えば、目の前のことでしか判断できない子たちがほとんどだということ。

つまり、誰かに吹き込まれた夢物語のストーリーを、頭から信じてしまい、
行動に移すだけの腰が軽いケースが少なくないのでは、ということです。

こっちに移れば、確かに非合法だけど、こんなに稼げるよ。
母国での借金なんてすぐ返せる、実習生なんてチマチマ働いてるのは
バカみたいだよ、早くこっちにおいで~、なんて甘い言葉に、
真剣に考えて、若さと無知ゆえに、飛び出してしまう。

巷では、実習生向けに各国の悪質ブローカーが立ち上げている
仕事紹介サイトもあるなんて聞いたりします。


普通に考えて、世の中そんなに甘くはありません。
日本人の若者だって同じことです。
ねずみ講を知らない若い人が、なんて素晴らしいシステムだ、
なんて走り出してしまうマルチ商法と同じレベルです。

タチの悪いのは、いくら実態の話をしても、
平和ボケしている日本で生活していると、
他人様の懐具合をうらやむようになり、
せっかくの怖い失踪後の実態も、失踪させないための作り話だと脳内変換するようになり、
いや、すっぽり忘れ抜け落ちてしまい、
ついては、目の前の人参に食らいつくという、悲しい現実がなくならないということです。



失踪の行く末は、誰の幸せも生みません。
こんなニュースを何度目かの機会にして、
失踪を一人でもなくすよう、これからも注意していきたいと思います。
















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外国人技能実習生のラッキーな技能検定、どうしてこれだけ難易度が違うのか?! [技能実習生自身の問題]

無事合格でした。

おそらく受験した実習生が全員無事及第点だったからと思われます。


かなりドキドキだったようで、特に実技ではそうとう緊張していたようです。

ふだんなら、もう少し間違いなくできたハズだと、立ち会っていただいた社長が言ってました。


受験前、2,3か月前から、

落ちたら帰国になっちゃうから、絶対合格しないといけないよ!

学科の練習問題を渡し、職種の専門用語などを教えてもらうように手配し、
実技の指導も前々からお願いしていました。


実習生は、OK、OK、大丈夫です!と言いますが、
実習生慣れしている私にとっては、
どこまで信じて良いものやら。苦笑


20150117141011076.jpg


実際に実技試験がスタートしたら、
アレコレ基本的なコトから、想像以上にできないできない。汗

気の良い社長で、社長自身かなり緊張していました。
実習生の自信を信じて、期待していた社長でしたから、
心配で心配で、汗かき始めてしまいます。


かなり柔らかい試験官なのが、ラッキーでした。

同じく受験させている他の企業さんも、
心配して、チョイチョイアドバイスをしてます。

中に入ってこずに、助言しちゃだめですよ~!

二、三回注意していましたが、それほど厳格にはしていませんでした。


実際のところ、規定の範囲からハミ出す部分もありましたが、
検定員の方も気さくな方で、指導しながら採点してくれています。



実技が終わり、今度は学科です。


練習問題は直前の今朝まで社長自ら確認し、直接説明、指導していました。

この職種の練習問題は、専門用語も多く、また普段プロとして仕事している職長さんでも
わからない問題がいくつかあったとのこと・・・基礎2級なのに。


社長は、練習問題のどれかのパターンが出るものだと思い込んでいらっしゃいます。
さすがに、近年ではそうではないと思いましたが、社長曰く、
同じ問題がでない限り、専門用語すら十二分に理解してできない実習生が受かるワケがないと。

実際には、練習問題と同門も多少出題されたようですが、
ほとんどは違う問題でした。

ただし、試験官が色々教えてくれたとのこと。


そう、本当にそうでもない限り、受かることは相当難しいことでしょう。


結果、OKだったため、無事事なきを得ました。

特に初受入の1期生の初受験だったので、これで社長もだいたいどんな感じかというのが、
実際に経験してみて初めて分かったことと思います。


しかしながら、実際には、試験官によっては、手厳しい方も少なくありません。

業界業種、職種によっても、優しい、難しい、様々偏りがあります。

お役所同様に、縦割りであるからでしょうか。

その業界ごとに、その時に検定内容を審査しているであろうお役所の
締め付け具合が緩かったのか。



基本的には、落とすための試験ではないのですが、
総じて真剣に技能検定対策を実技、学科共に講じてこなかった企業、
ナメてかかっている企業は、手痛い不合格の洗礼を受けます。


こういう時に、都度不公平感を感じてなりません。

マジメに取り組む企業に限って、大変な検定であったり、
ナメてかかる企業の職種が、実は簡単すぎたなんて場合も。


前者は受入のハードルを高く感じてしまい、特に途中帰国の経験を味わうと、
二度と受入はしないと、心に誓ってしまいます。

逆に後者の場合は、制度そのものをナメてしまい、
実習に対しても気が緩みがち、ルールを守る意識すら、企業、実習生、ともども、
ユルユルになることがあり、組合の監査もお客の立場が強まりナメてかかったり、
JITCO訪問などの時に、問題が起きやすくなりがちです。
*準備しておかねばならない書面を、検査要員が来てから用意すればいいやと高をくくって
 結果用意できず、不用意にイエローカード企業の烙印を捺されてしまいます。


たかが技能検定、されど技能検定。

国家資格でもあるこの検定試験。


こんなんで良いのかと、疑問を持つことがあります。
















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技能実習生の指導の仕方について [技能実習生自身の問題]

外国人技能実習生は、配属時から実習という名の労働が始まり、
しばらく経つと、様々な問題を呼び起こす場合があります。


周りの日本人スタッフがイジメる。

仕事のスピードが遅いと怒られるけど、私は一生懸命やってます。

日本語が上手に話せない。

インターネットが遅い。

会社からお金を借りることはできますか?


そんなとき、どう対応されていらっしゃいますか?

large_02_2014_75_外国人技能実習生の入国時に注意すべき事柄をまとめました.jpg


外国人技能実習生は、中国、ベトナム、フィリピン、インドネシア、
どの国からくる実習生にも、同じ人間として、話すればするほど、
日をあけて会う機会が増えるほどに、だいたいどんな性格かわかるようになります。


飽きっぽい。

人懐っこい。

計画性がない。

自分の殻に閉じこもる。

日本語が上達せず、コミュニケーションが下手。

自分のこと(不平不満や周囲の悪口)ばかり言う。


これらは経験値でしかないのでしょうけれども、
その場そのときの状況にて、どう立ち回り、
どんな指導をすべきなのかは、やっていくうちにわかっていきます。


確かに、外国人だからといった考え方や、背景も様々あるかと思いますが、
基本的には、人間です。
日本人スタッフと大なり小なり変わらないでしょう。
むしろ子供な分、非常に接しやすいし、指導もしやすいのかもしれません。


ただし、大きく1点、気を付けなくてはならないと心にとめていることがあります。
これは最近の日本人スタッフも同様に言えることですが。

何かトラブルがあった際には、どれだけ世話になっていようとも、
我が身のことしか考えない、我が身のみを最優先する傾向が圧倒的に強いということ。

わかりやすいのが、退社時です。
実習生でいえば、自己都合などにて実習中止、途中帰国する場合。

日本人は、立つ鳥跡を濁さず、なんて言葉がありますように、
相手の立場を尊重し、双方にとって良好な関係を崩すことのないように、
節度のある立ち回りをすることで、円満な退社となります。

状況によっては、会社の都合で帰されるなんて思い違いのないように、
きちんと整理しなくてはなりません。

これを、実習生とは、きちんとビジネスライクな話し合いをし、
特に上手に書面で証拠取りをしながら、
物事を進めていかねばならないでしょう。


これらは正に経験でしかないと思います。

そして、実はこういう自社独自の経験値は非常に貴重で、
今後の外国人労働者の管理の仕方の活きたノウハウにほかなりません。


外国人技能実習制度では、正にそんな管理手法を、
監理団体の経験豊富なスタッフとともに、対処を勉強するとてもいい機会でもあります。


受入企業でも、担当者に任せっぱなしでいた場合、
その担当者が何かの拍子に辞職してしまえば、
今までの経験値やノウハウは泡と化します。


色々と、時間や労力の詰まった目に見えない資産を、
十二分に活用し、取り組み続けることを祈ってやみません。











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技能検定時に、同席した他の監理団体の方とお話して思ったことは。。。 [技能実習生自身の問題]

今度は違う技能検定に行ってきました。

今度はちゃんとしてました。苦笑

ちゃんとしてなかった技能検定の記事はコチラ
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-06-09


予定通りに、つつがなく行われましたが、

同席した別の監理団体の方とお話して思いました。


PhotoScan.jpg


実は有名な○イ○ジ○パンさんの受入企業さんと、
もう一社の計3社で受験しました。

こちらは、受入企業の社長さんと一緒に試験会場に伺いました。
・・・パンさんも、受入企業の担当者の方と、監理団体職員の方と
いらしてましたが、
もう1社は、監理団体職員の方と、受験する実習生のみでした。


そちらでは、受入企業であるお客様は、一度も技能検定に同席したことがないといいます。


・・・なんで?



今まですべてそのように対応されてきたご様子です。

私、たびたび申し上げてきていますが、3年つつがなく実習という名のもとに、
元気よく働いてくれることが、イチバン大事ではないかと。

技能検定を受けるのは、受入企業さんの社員です。
監理団体ももちろんですが、何よりも受入企業が当事者そのものです。

逆を言えば、監理団体が同行できないときはあるかもしれませんが、
受入企業が立ち会わない意味が、私にはわかりません。


監理団体の職員なんて、しょせんその業種の、受入企業の現場を知らない、
ズブの素人です。


学科試験の内容について、●か×かの判断はできかねます。
実技試験で、これでいいのかどうかなんて、わかりません。


もちろん、監理団体にも責任はありますが、
監理団体だけに責任があるワケではないことを、
受入企業にもご理解いただくことが、当制度の本質ではないかと思います。


手前みそではありますが、その方も、今後の新規については
そうしてみます、なんておっしゃっていました。


他にも、もろもろ意見交換してきましたが、
20年取り組んでいらっしゃる方々でも、
協同組合の運営方針や、罰則などについて、
何が本来あるべき姿か、理解されていない職員さんも多そうな気がしました。


余談ですが、そちらの組合さんは、送り出しから供給される人材を
ただただ受入企業に流すだけで、面接に行ったことがないと聞いて、
二度ビックリでした。


確かに、同行せずに済めば、経費はかなり浮くんですけどねぇ。


人のフリ見て我がフリ直せ。


謹んで取り組みたく思います。



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技能実習生の寮規程の真意 [技能実習生自身の問題]

外国人技能実習生の寮規程は、実習生本人たちを守るためにあります。
決して何かしら搾取するためではありません。


入り口からが大事だと指摘される方もいらっしゃると思いますが、
個人的には、トラブルが起きたときに必要かなと思います。
状況によりますね。


特に受入ている外国人技能実習生が
女性の場合、以下に気をつけなくてはなりません。

・下着を外に干さない。
・男を寮に入れない。
・無断外泊禁止

当時、中国人の実習生にこう注意していました。

「稼ぎに来たのか?」
「日本人の男と結婚したくて来たのか?」

実習生は田舎の子が多く、若いため
身の危険を知らない子がほとんどです。
日本にもどの国にも、良い人もいれば、悪い人もいます。
若い外国人の娘達がキャイキャイ生活していることを、
周りの若い男の子達が見ています。

事故は、合ってからでは遅いのです。

くしくも孕まされたら、いったいどうなるか分かりますか?

三年経たずして、途中帰国、
いや、途中帰国せずに男のいる日本で産むなんて
言い出した日には、受入企業や監理団体が滞在費用や病院費用を負担する流れは必然です。

だって、人権保護にしかなりませんから。

また残念ながら、皆に祝福されて産まれてくるかどうかもわからない場合もあります。

そう、誰も幸せにならない場合があります。

祖国の親にしたら、大事な娘が傷モノなねされた、と大騒ぎです。

いったい誰が責任を負えますか?

そして、そんな想像力すらない子達がほとんどです。

他に、水道光熱費は節約して、あまりに使用費用が高い場合は、追い金する、
会社の備品は大切に使い、故意の破損は弁償する、
などの注意事項があります。

実際、実習生をルールでがんじがらめにして
窮屈な、会社が実習生を疑うようなことを
示したいワケではないので、
たいていは入寮時なの口頭指導しますが、
アンポコチンな実習生の中には、
喉元過ぎれば…なんて子が残念ながら少なくありません。

また、受入企業にとっても、実習生受入の留意点として、良い経験になります。


心配であれば、入寮時から誓約させることも
良いでしょう。

ただし、あまりに規程が厳し過ぎれば、
また人権侵害とチャチャ入れする輩がいます。
ご注意を。
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日本語が上手だからと日本語学校に通っていた技能実習生を採用したら失踪された。。。 [技能実習生自身の問題]

ある日本人ブローカーがいました。

日本語学校を現地でしていて、良い子ばかりなので、ぜひ面接をしてやってくれませんか?

・・・この言葉だけであれば、受入企業の皆様におかれては、

『実習生の面接前に、一生懸命日本語を勉強している子達ならば、
受入後、日本語がべらべらに喋れて、もろもろ負担や不安が減るんじゃないか』

『良い話じゃないか、ぜひ採用したい』

と、こうなります。


背景と、たどるであろう現実的なストーリーが見えていないから。


そう、私たちはあまり歓迎しません。

何故だと思いますか。


koreaWS000050.jpg




そう、タイトルの通り、私たち監理団体にしたら、失踪の可能性が高まると考えられるからです。


もちろん、提案してくる日本人や、日本語教師の方々は、
心の底から応援してあげたい一心なのでしょう。

みんな日本語の習得にこれだけ頑張っているのだから、
なんとかその糸口だけでも、チャンスだけでもつかませてあげたい。


お気持ちは痛いほどわかります。

がんばっている子達が悪いわけではありません。

ですが、日本語学校もボランティアではないでしょう。

何十万円と日本語を教えてあげる費用を支払わせていますよね。



そう、これが、日本語を勉強してもいない子達の借金に、単純にオンしてくるのです。



例えば、40万円もの大金を日本語学校に支払っていたとしましょう。


例えば、ベトナムの送り出し機関は、手続き費用として3年で3600$未満の
手数料を受け取る権利があります。

すると、実習生の面接で合格した後、日本語の勉強に入るために、
仕事を辞めるならば収入が途絶えるため、借金します。
養う家族がいればいるほどに、借金が増えます。

1か月2万円の生活費がかかるとしたら、約4か月としたら、
8万円です・・・

キリがないので、細かな説明は省きますが、

結局総合すると100万円ほどになってしまうのです。


ちなみに、日本語はまったく話せないが、合格してからの借金は
安くて大抵40万~60万程度でしょう。



そして、、、残念ながら、日本語は、どちらの子も大して変わりはありません。

何故でしょう。

ある一定程度にはなりますが、それ以上に伸びる子は、
ほとんどいないのが現実なのです。


日本語能力があまり変わらないのであれば、
借金が少ない=失踪の心配の少ない子のほうが良いに決まっていますね。


良かれと思って、受け入れてみたら、日本語はそれほどではなく、
あげく失踪してしまった、なんてまったくナンセンスです。



ちなみに、何故100万の借金を背負ってきた実習生が失踪すると思いますか?


手取りで8万円を約束しているとしたら、日本国内での生活費を切り詰めたとしても、
月2万円ほど食費などで必要となりますね。

残り6万円を貯金できたとしましょう。

6万×20カ月=120万(利息なども入れるとしたら)

約2年です。


3年、出稼ぎに来て、残り6万×16カ月=96万円≒約100万円


今では経済成長も著しく、月に3万、あわよくば4万近く稼げています、ベトナム国内で。


あまり魅力ないですよね。


そう、稼ぐために来ているのであれば、
実際に働き始めて、初めて現実に直面した実習生は、
結果、もっと給料のいいところへ。

日本の暮らし方も、少しは慣れてきて、勝手がわかるようになってきたなら、
余計にそんな選択肢が考えられます。


日本国内に、それぞれの国ごとに裏でネットワークもあるのでしょう。



失踪を防ぐ手立ては、様々ありますが、結果失踪リスクが高まるのは事実なんですね、



こういう説明をしても、日本の受入企業のご担当者の方々も、
なかなかピンとこないご様子。

そう、実習生と同じ、その場に直面してみないと、理解できないんですね。


でも、失踪して初めて気づいても、覆水は盆に返りません。



外国人の招聘による採用は、なかなかに見えない落とし穴がありますので、
経験豊富な、親身になる担当に相談しつつ、素直に助言を受け入れてみる器量も
大事なことかと思われます。


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外国人技能実習生の途中キャンセルについて [技能実習生自身の問題]

外国人の技能実習生の受け入れについては、本当に色々融通がききません。

これは、ひとえに海外からわざわざ外国人を招聘してくるという点に尽きます。


外国人実習生を途中でキャンセルできるのかどうかについてですが、
キャンセルをどの時点でするのかによって、だいぶ変わってきます。


つまりは、

①申込後~選考前

②選考後~日本国内での申請前

③申請後~入国前

④入国後~1年以内

⑤2年目以降


おそらくは大きくこんなタイミングによって、色々変わってくると思います。


question14.jpg


①申込後~選考前
 これはお申込金などはほぼ返ってくるから問題ありません。

②選考後~日本国内申請前
 ここでAさん、Bさん、Cさんと決まった後で、
 お金をかけた健康診断を受けさせ、手続きが始まります。
 また日本語教育なども順次開始されます。

 ここでは、人選後に定職のあった実習生は、退職して制度のルールにのっとり、
 日本語教育に入りますから、実習生への迷惑料は、多少必要となります。
 家族持ちの場合と、独身の場合とでは、生活費のかかり方も違いますし、
 ほとんどの実習生が、ここで自身と家族の生活費分は借金してやりくりします。
 田舎から指定された教育機関まで通えない場合も少なくないので、
 家族と別に寮や食費なども借金で賄います。
 母国での手続きを進めるにあたり、様々な費用も同時に受益者負担となるケースも
 多いのかもしれません。

 また、母国内にて受入対象職種の経験がある証明を手続き進めるにあたり、
 例えば、溶接であれば、母国内で『溶接で働いていた』という証明を作成し、
 もしかしたら、この時点でも母国の入管などにも申請、記録が残ることになるのかもしれません。
 この点も、国によっても違うでしょうし、一概には言えませんが、気を配るべき点なのかもしれません。
 そういった送り出し側での準備書面を作成し、日本側へと送ります。


③申請後~入国前
 送り出しより届いた準備書面と、国内で受入企業と作成した申請書面を元に、
 入管へと申請した後は、前述したように、Aさん、Bさん、Cさんは、『溶接で働いていた』という
 記録が残ります。
 ということは、もしこの時点でキャンセルした場合、A~Cさんは、日本へ実習生としては
 『溶接』としてしか働きに来れなくなります。
 この点が前述に加えて補償を考えてあげるべき追加点となります。

 
④入国後~1年以内

 無事に入国し、1カ月の講習中、もしくは配属後数カ月以内で、
 業績不振、事故、様々な都合にてキャンセルとなる場合もあります。
 この場合、実習生並びに労働者保護の観点から、
 受入企業の都合による実習継続中止となりますので、
 いくばくかの補償金の負担は免れません。

 こういう時だけ、実習生ではなく、企業の都合でよんどいてそれはないだろう、という
 労働者保護の視点が非常に色濃く指摘されます。

 あくまで実習であれば、解雇や補償金という観点はない筈なんですがねぇ。

 具体的には、監理団体との契約であったり、諸状況によるお話合いにて
 収めるべくして収めることとなります。

⑤2年目以降

 ④よりは、その経過年月に応じて、補償金は少なく済むかと思われます。


以上、こんな感じでしょうか。


どうしても予定通り、計画通りにいくことばかりではありませんので、
実際に解約、キャンセルはあります。

しかし、そもそもこの外国人実習制度という仕組みでは、
基本的に途中解約という考え方は、織り込まれてはいません。

3年であれば、3年の実習継続が可能であることを、
ルールに応じて証明してから許可をもらって進めるからです。
*債務超過は受入不可、損益の赤字決算でもきちんとした理由書が必要です。


ご理解いただきたいのは、途中ではキャンセルしにくい、
したらしたで、様々動いている分に対し、コストがかかるということです。
さらに、コストでは済まない面もあるのですから。



監理団体としても、まず、制度趣旨とお役所が絡むので、この点を最重要視します。

続いて、実習生本人の負担の問題を検討します。

加えて、監理団体自身としても、他受入企業への悪影響を回避すべく、
入管や実習生排出国からイエローカードなどもらわぬように、
リスク回避の視点が入ります。


受入企業に被害が広がることを避け、他方面への配慮も汲みつつ、
落ち着くべきに落ち着かせる必要があります。

どうしてものキャンセルについては、
対応を監理団体とよく協議して進めることをお勧めいたします。








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監理団体の果たすべき責任の一つに、実習生に必要となってしまう借金などを教えるべき。 [技能実習生自身の問題]

いつも実習生の面接時に聞きたくなることですが、

『アナタは日本へ出稼ぎに行くために、借金はいくらしていますか?』
『この後、いくら自己負担の費用が必要となるか、わかっていますか?』
『いくら稼げると思っていますか?どのように聞いていますか?』

『借金をしたら、利息はいくらですか?』



・・・まったく答えられない実習生候補者も少なくありません。


ただただ、日本に出稼ぎに行ければ、お金が稼げる。。。


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いくら稼げるとか、そのために何をどうしなくてはならない、などの考えは、
まったくないといってもいい。

そして、近視眼だけでなく、計画性が見えてこない。
その日暮らしをしている。
考えも及ばない。
言われてみれば、そうかぁ、聞いておかないと。。。
あげく、忘れて聞かない。

日本人では信じられないほどに、
我が身に降りかかるリスクやコストを一切考えていません。




送り出し機関は、いったい何をやっているのか。

事前に、合格したらいくらの費用が必要で、
日本語学習には、どの程度時間も日数も必要で、
ビザ申請手続きにいくら、何日必要で、だからそこに至るまでの費用は・・・

などなど、一切伝えていない。

もちろん、最初から一から十まで教える必要はないにせよ、
前述のようにおおざっぱな点は、事前確認必須でお願いしたいところです。



そして、そんな子達が、人柄ひとつで合格し、いざウキウキで来日し、
給与が発生し、仕送りなどをして数カ月過ごしてみて、初めて、

『あ、これじゃ出稼ぎに来ても、借金を返すだけで終わってしまう・・・』

『どうしよう、割に合わないなぁ、今すぐにももっと条件のいいところに行かないと・・・』


失踪のリスクをさんざん説明していても、アホな逃げる子は逃げます。

失踪のパターンですね。


送り出し機関は、そもそもその国のこういった諸条件(出稼ぎにかかる費用)について、
候補者を集める段階から、きちんと理解させなければなりません。
そして、その前提に則って、受入企業は面接に臨むべきです。




しかし、あまりにも子供過ぎる実習生候補者たち。



『騙されるほうが悪い』外国で、簡単に騙される子達ばかり。

これでは、悪質ブローカーが騙し放題です。


それでも、責任を負うところ=送り出し機関であり、監理団体が、
監理せねばならない、重大な点です。



送り出し機関の責任と役割も、従来と比べ、どんどん増していると思います。

ある意味、騙して日本へ送り出しているような送り出し機関は、
今後自然淘汰されていけばと願ってやみません。




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