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介護の外国人技能実習生受入は、はたして有効かどうか。 [介護 技能実習生]

久しぶりに介護について触れてみます。
施設側は期待が大きいと思いますが、はたしてちゃんと機能するのでしょうか。

setsuritsu.jpg


久しぶりに、こんな記事を見ました。

技能実習「介護」追加 外国人に熱い視線
受入動き広がる 2017年5月12日(金)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14945118182255


今後足りなくなる介護スタッフの数って、38万人なんですね。
最近日本全国、全業種で約24万人だと思いましたから、
全員とは言わずとも、一業界で、現業界在留中の実習生全員分の受け皿需要が
あるというのも、これまたすごい数字です。

ブローカーがうごめくのもよく分かります。



以前から指摘していますが、
そもそも『日本語』という外国語習得に、
はたしてどれだけの労力と時間とコストがかかるでしょう。

そして、その明確ではない基準値を、いかにして推し量るというのでしょうか。

*N1、N2などの日本語検定に、会話のキャッチボールは、
 検定項目に含まれてない筈です。


個人的には、一にも二にもリサーチが大事。

現場で要介護者に、適切な必要業務に対応できるだけの、
会話能力がなくては、ただでさえ人手不足な現場で、
既存スタッフさんのお世話する相手がもう一人二人増え、
まったくもって本末転倒になります。


特に、現場第一線で日々戦っていらっしゃる方々にとって、
人財育成だの国際貢献だの、そんな話、気にかけていられるゆとりはない方がほとんど。


こういう現場に、中途半端な人財を投入すると、
現場はさらに混乱し、不用意な事故も起きかねません。


そして、受入企業側では、
ほとんどの方があまり気に留めていただけないのですが、

稼げる(自国よりは)ことを期待して意気揚々と来日してくる、
実習生たち自身のことも考えていただきたいと思います。
(いや考えねば、win-winの良いサイクルには入りません。)


特に彼ら彼女らは、人権問題として日本人以上に法に守られていますので、
駆け込み寺に駆け込まれたら、痛い目を見るのは受入施設側です。


「そうはいったって、他にスタッフ確保の選択肢なんてないんだから…」


そういう施設側の声も聞こえています。


であれば、よけいに、問題点を洗い出し、様々きちんと整理できるのか、
整えることができるのかを確認して、受入をもくろむべきでしょう。



監理団体によっては、何人入れば、監理費でウン百万になる、うしし。。。

なんて計算しかしない経営トップの方々も少なくありません。


どこまでいっても、当事者は受入企業であり、実習生です。
そして、それらをちゃんとコーディネートできるかどうかの力量が問われる、
監理団体であり、その一現場現場に対応していらっしゃる職員の方々です。



以前から申し上げていますが、監理団体のイチバンの決め手は、
担当職員です。


いい加減で無責任な担当にあたると、最悪の事態にもなりかねません。

おそらく受入施設側では、知らないこと、気づかないことばかりだと思います。

想像力を駆使して、
入り口の前(母国での諸事情)から、
出口(帰国もしくは介福資格取得しての在留継続)までを、
ちゃんとレールを引いてあげられるか。


皆様、当事者責任意識をもって、お取組みなさって下さることを、
切に願ってやみません。


2018年、来年の今頃に、介護の実習生のトラブルが多発していて
社会問題になっていないことを、心より祈っております。




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ご関心のある方は、以下よりどうぞ。

●『受入企業専用メール配信登録フォーム』

対象:実習生受入企業の社長またはご担当者の方、
   また受入を希望、検討されている方。

*推薦できる監理団体の紹介(斡旋ではないです)であったり、
 法改正後の具体的ルールなど、不定期に配信します。
 現監理団体へのご不満や確認事項、セカンドオピニオンなど、
 個別相互のご相談も可能です。
 監理費が適正価格なのかどうかも、
 私の主観でしかございませんが、お答えいたします。

 http://www.gaikokujin.link/member/cf/5y


●『監理団体専用メール配信登録フォーム』

対象:監理団体の方

*協同組合(監理団体)の方、良かったらご協力ください。
 様々お困りの受入企業の方のご相談対応等、お願いする場合がございます。

 http://www.gaikokujin.link/member/cf/qmcsb7


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※他に送出し機関や、上記に当てはまらない方は、
 サイト内のinfoメールアドレス宛に直接メールください。


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