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除染作業の誓約書についてモノ申したいこと [行政の対応や思惑]

あまりに稚拙な閣僚、官僚の対応に久しぶりに腹が立ちました。

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先日、除染作業は技能実習にふさわしくないとして、
除染作業に従事させない旨の誓約書を取るとのニュースが。

外国人技能実習生
除染作業禁止、答弁書を閣議決定
毎日新聞2018年3月16日 18時56分(最終更新 3月16日 22時12分)
https://mainichi.jp/articles/20180317/k00/00m/040/053000c


・・・アホか。

呆れてものが言えません。


先日、ツイッターで敬愛してやまないある先生とお話していましたが、
あまりに幼稚。

すでにどれだけの誓約書を何種類も何枚も取っていることやら。
それに、すでに入っているでしょうに。

技能実習制度における除染等業務について
http://www.otit.go.jp/files/user/docs/300314-1.pdf



こういう事態があると、ひねくれている私が思ってしまうことは、


OTIT、JITCO、入管、労基、関連する全てのお役所お役人、
いわゆる権力側の人間こそが、何千何万もの誓約書を書けと。

そして、
問い合わせる納税者(養っている国民)に明示を求められたなら、
即座に一人ひとり提出しろと。

さらには、罪を犯したならば、
社長(総理)、役員(担当大臣)、部長以下一担当者(官僚から実務職員)まで、
全て罰せられろ!と。


そして、違反者として名前を公示し、5年?は執行権限を停止しろ。
さらには、明らかな改善策が提示され、十分と判断されてから、5年?です。


何かおかしいこと言ってますかね。
すべて監理団体並びに受入企業に求められ、
違反を犯すと、このように罰せられるんですけど。

お上と、下々の私たちとは
そもそも立場も役割も責任も何もかもが違うからでしょうか。

「大衆は常に間違っている」のでしょうか。

説明責任は、果たされるのでしょうか。



そして、こういうくだらないルールを増やすことが、
どれだけの行政コストを増大させ、
貴重な時間や労力、精神力を無駄に浪費させることか。

そのために、どれだけ不幸が量産され続けるのか。

現場を知らない、現実を見ない、理解しない人たちが、
いくら議論しても意味がないのではと、
つくづく感じてなりません。



こういう時にいつも感じてしまうのは、
法治国家、民主主義、ポピュリズムの限界、
いや臨界が来ているってこと。


正に地震一つで全て崩壊して、後年に続く除染作業などの
被害をさらにまき散らしてしまいます。


間違えないでくださいね。
除染作業を外国人にさせていいなんて言ってませんから。
むしろ、日本人の責任でしかないものを、
外国人にさせていいはずがないでしょう。

*自身を省みず、どうにもカネを稼がねばならない希望者には、
 リスクを明示したうえで、納得して従事するなら、
 日本人、外国人問わず、別ですが。




風が吹けば桶屋が儲かる…

いや、

人間万事塞翁が馬...

とでもなるならと願いたいものですが、
願い祈っているばかりじゃ、何も変えられない。


IT、AI、使えるものは全て活用して、
良心という至極不確かなものを大切に、
相手にとって最良とは何かを考え、
時には耳が痛いことも伝え、

それでも法治国家に生きるために法令順守して、

世のため人のためになることを堂々と胸を張って行い、

日々の生活の糧としていけたならと。


常に日々良い仕事をしながら学び続けねばなりません。



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