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組合を売りたい&買いたいという方から未だに相談が届くけど... [組合などの監理団体について]

いやはや、そりゃそれぞれにタイミングってあるとは思いますが、
それでも買いたい、売りたいって人から毎月最低一人は相談が届きます。

ダウンロード (1).jpg



もうね、失礼ながら士業の方含め、あまりに実態をご存じない方が、
良かれと思い、小遣い稼ぎになると思い、
当方に相談が届きます。

お返事というリアクションはしますが、
ほぼほぼ、一度、二度ほどやり取りをすると、
消えていきます。苦笑


今後、当方へは、売りたい方、買いたい方、
全て以下のご質問にお答えいただいてからで、
お願いしようかと。


①いつまでに売りたい/買いたいですか?

②いくらで売りたい/買いたいですか?

③組合は単一業種ですか?異業種ですか?

④地域限定ですか?広域ですか?

⑤地域にこだわりありますか?ないですか?

⑥OTITに監理団体許可を取得済みの組合ですか?
 未許可の組合ですか?

⑦設立は何年ですか?(何年以上ならいいですか?)

⑧財務状況の現状はどうなっていますか?
 債務超過ですか?休眠中であれば直近決算書面はありますか?

⑨監理団体許可取得済みである場合、
 受け入れは既にされていますか?
 受け入れしている場合、何社でどの送り出し機関と提携していて、
 どの国から何人来日していますか?
 職員は経営権が変わっても問題はないですか?

⑩成立する場合、どのタイミングでお金を支払い実権を変更しますか?
 組合としての瑕疵担保責任はどう対処し、無事の譲渡まで移行させますか?


…言い出すとキリがありませんが、
こういう現場的想像力も何もなく、
ただただ組合を売りたい/買いたいという安易な相談が
あまりに多い。


別にも記載してますが、プロ中のプロの方同士であったり、
二人三脚でもしない限り、
無事の成立はまずありえません。

(マレにプロの方からも届きます。)


ご注意ください。


ご関心のある方は、以下もご参照ください。


https://gaikokujin.link/blog/?p=515



いつも思いますが、しょせん同じ労力になりそうなので、
新規で設立したほうがいいと思いますよ。

中央会によっては、実習生受け入れのために組合を新設するのは
嫌な顔されることも少なくないようですが。

また、失礼ながら、もしかしたら、士業の方による組合設立よりも、
その設立時点で対処しておくべき点も少なからずありそうなので、
実習制度に精通している立ち上げ経験のある方にお願いしたほうが、
真剣に挑戦している方にとっては、時間とコストを節約できるかもしれませんね。

後で大変ながら、何度も力業で帳尻合わせれば、
どうにかなることかもしれませんけど。


まったく、意地悪な制度です。苦笑



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人手不足倒産を避けるためには [人口減少社会]

企業の経営者にとっては、先のことを考えると
頭が痛くて、いかにしていつ頃、上手にたたむかすら...

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考えている方も少なくなさそうです。

ちなみに、特に経営者の方、この動画をご覧ください。
15分弱ありますが、必見です。

ドキュメント 中小企業 倒産の修羅場!
https://www.topbuzz.com/a/6548011635674448393?c=sys&user_id=6507200061813456906&language=ja%C2%AEion=jp&app_id=1131&impr_id=6581052113726474502&gid=6548011635674448393


内容は人手不足による倒産ではありませんが、
わが身を思うと、本当にゾッとします。


借り入れや連帯保証人などないところは、
ホッとしているかもしれませんが、
あるところでは、本当に他人ごとではありません。

また、この事態を避けるためには、
どこまでも会社を持たせ、利益を生み出し、
返済を終わらせねばなりません。

でないと、家屋敷取られて、迷惑まき散らして倒産です。

人手確保についても、実習生を受け入れればそれで済むと、
安易に考えている方は、根っこから思い違いを認識いただきたいと思います。


お盆休みの間にも、様々なニュースがありました。


熊本復旧現場に技能実習生 需要増、運用に問題も
産経デジタル 2018.8.14 20:10
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/180814/evt18081420100057-n2.html


実習生を受け入れしたからと言って、
どんな仕事をさせてもいいワケじゃありません。
法をナメてかかると痛い目に合うのは自身です。
痛い目だけで済めばよいのですが。




人材グローバル化最前線/三共製作所 規模追わず研修の質高める
日刊工業新聞 (2018/8/14 05:00)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00484721?isReadConfirmed=true


儲かりそうだからと監理団体運営もたくさん受け入れしていればよい
というワケではありません。



商工中金が介護分野の外国人技能実習生の受入をサポート
アセアン情報サイト 2018年8月16日
https://portal-worlds.com/news/asean/14742

実習生の受入に融資までするようです。
介護だけ、地域限定のようですが。



多能工、自前で育てる 訓練校を復活 海外実習生確保
2018/8/15付日本経済新聞 地域経済
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO34144560U8A810C1LB0000/


理想的な技能実習生受け入れ手法だと思われます。
こういった感覚で入口から出口までを、
労使双方がwin-winになる確率が高い手法を整備することが、
色んな意味でリスクヘッジが可能となります。
中小企業にとっては、そんな余力ないよとの声が聞こえてきそうですが、
やり方は様々です。
極論、同じ業種でなくたって実質構わないんですから。



琵琶湖で行方不明、ベトナム人技能実習生の遺体発見
産経WEST 2018.8.15 11:30
https://www.sankei.com/west/news/180815/wst1808150036-n1.html


どれだけケアして手厚く受け入れをしていても、
こういう事態すらありうる話です。
亡くなった実習生には心からお悔やみ申し上げますが、
受け入れしていた企業側や監理団体側、送り出し機関側も、
事後処理は相当大変です。



外国人労働力と成長戦略(大機小機)
日本経済新聞 2018/8/16 17:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3422192016082018920M00/


経営者にすれば、機械に任せるか、AIを有効活用するのか、
人件費のほうがまだ安く済むのか、
借り入れがおこせるかどうかの問題もありますが、
常にバランス感覚を問われています。
もしかすると、実習生の受け入ればかりに頼っている必要はないのかもしれません。


神奈川県、ベトナム語労働相談窓口を開設
ベトジョーベトナムニュース 2018/08/17 04:35 JST配信
https://www.viet-jo.com/news/nikkei/180816143529.html

駆け込み寺は、その数を増やしてきています。
実習生の受け入れ同様、安易な受け入れは、
労基を呼び込み、ブラックリストへの掲載、
入管の不法就労助長罪による書類送検、
数々の法令違反による賃金不払いへの支払い強制さえ、
ほじくり返す呼び水になります。



今や事業経営は、売り上げとコスト管理だけルーティンでしていれば、
仕組みさえ作れれば、その維持だけで済む時代は終わったといえます。

マーケットリサーチは、消費者や客先のみならず、
従業員という内部にさえ、必要不可欠です。


そういったことに手が回らないという先は、
遅かれ早かれ事業縮小し、現状維持すらままなりません。


沈む船からは皆逃げ出します。
心中する従業員はいません。

また、させてもいけませんし。


でも、それらを踏まえて乗り越えられるからこそ、
経営者なのでしょう。


冒頭の経営者のような悲惨な末路(失礼)を、
避けるためにも、
知恵や工夫の溢れる暖かな経営に努め、
事業発展を目指してください。

経営のポイントはほかにも多々あるでしょうけど、
こと人手不足倒産については、
ここでこれだけ注意喚起しているのですから。

他のページでも、様々回避の手法はお伝えしているんですから。


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...諦めて誰か守れんのか?! [基本中の基本]

できることできないこと、色々あります。
でも、諦めてたら誰も守れない、自分自身さえも。

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*実際にコツコツ動いていらっしゃる方にはスミマセン。


世の中には分厚い壁がいくつもあります。

そしてそれらは、到底容易にぶち破ることはできません。
まして、一人だけで乗り越えることもできません。

だからといって諦めてたら、何も変えられない。

ぐじゅぐじゅグチグチぼやいていても、何も変わらない。


人は変わりたいと思いつつ、現状から変わってしまうことを、
潜在的に拒否し、相当なストレスを抱えることになるようです。

そして、変わりたいけど、変わりたくない...というジレンマに
さいなまれて生きているようです。


そう、顕在化で変わりたいとは思っているんだけど、
反面、辛い思いをしたくない、苦労したくない、
自分が変わったと思われたくない、
人と違うとみられたくない、
人に好かれていたい、
時間もお金ももっとインスタントに楽しめることに費やしたい、


だから、変われるチャンスが訪れたとしても、
何かしら「やらない理由」「変わるべきではない理由」を自分の中で作り出して、
変わろうとしない。

そして、変わらなかった自分を正当化し、また時間だけが過ぎていく。

それは、
自分が今まで接してきたことのない考え方や、
違う価値観に触れた時、
無意識のうちに否定しているということに、
気づくことすらない。


そうして、目先の楽、目先の楽しさに逃げていく。


そして、現状に否定的なことばかりクダをまく。


天に唾すれば、自分の顔にかかることに気づきもせずに。



アナタは本気で現状を変えたいのですか?
社会の諸問題に触れて、誰かに何かに怒るだけで、
遠吠えするだけで、誰かがその何かを変えてくれると思っているんですか?

いや、そもそも諦めているだけじゃないですか?


それで、誰かを守ることができると、
誰かが守ってくれると、無意識に他人任せしているだけじゃないですか?

そんなこと言っても、
SNSなどで文句言うだけしか、私にはできることなどない...
他にもやることがたくさんある...
それは私がすべきことじゃない...

そうして、自身を正当化しているだけじゃないですか?

現状のままを続けて、変わることに諦めてばかりいて、
けっきょく、アナタは誰か一人でも守れているのですか?

アナタ自身すら守れなくなる時期が、遅かれ早かれ訪れた時、
野垂れ死にますか?
それとも、永遠に「今」が続くと思っているのでしょうか。


何度か言い続けていますが、糖尿病と同じ、痛い目を自身で見ないと、
ほとんどの人は変われません。

じゃぁ、手遅れになる前に変われる、変われたタイミングって、
どういうときでしたでしょうか。


個人的な答えかもしれませんが、
周りの人に、自分のお尻を蹴っ飛ばしてもらえた時です。
つまり、自分は精神的にものすごく弱いので、
やらねばならない環境に自分で自分の身をそこに入れ込むんです。

そうすれば、周りの手前、やらざるを得ません。

小中学校などがいい例です。

義務教育という枠が定められているので、
地域で決められた学校へ行く以外の選択肢はないんです。

学校という環境に身を置かなくてはならないため、
義務教育は詰め込まれます。

学校などへ行かなければ、九九すら覚えていなかったことでしょう。
それと同じことが言えます。


環境を変えるということは、変われるタイミングでもあります。
それも、強制的にではなく、自らの意思で踏み出すことが大切です。

別に、コミュニティに入ってくださいということではありません。

どこかで、何か一歩を踏み出すことで、変われる可能性は誰にでもあります。


本気で変わりましょうよ。

自分を変えましょうよ。


そして、自分の足で、自分が理想とする世界を歩いていきましょうよ。


後は、強いて言えば、発信する側になると、必然的に景色も変わります。

発信する側になれば、色んな方から色んなご指摘やご意見をいただき、
本当に勉強になります。
自分がどれだけ独りよがりなのかも気づけます。

この前の骨太方針でもリカレント教育という言葉が出ていましたが、
最近、富に感じます。

学びや気づきは、時間やお金以上に大事なことだということを。

自身が成長することでこそ、守れる人も、その数も、範囲も、
増やすことができるからです。



人生は選択の毎日です。


この先、社会がどう変わっていこうが、
自分を、家族を、仲間を、
守っていけるだけの力?を、ポジションを、
環境を、自ら作っていきませんか?


*いつもの通り、特に自身に言い聞かせるために言ってます。


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たぶんわからないと思うけど、投げかけてみたいこと。汗 [余談]

世間様はお盆休み?と思われますが、
私も懐かしの以前ハマっていたアニメを見てしまいました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX 001/衣谷遊
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私がお伝えしている警鐘と啓蒙に、
おこがましくも様々な親近感を感じてしまい、
ついつい、セリフを文字で書き起こしてしまいました。

ストーリーをご存じない方には、イマイチわからないと思いますが、
いろいろ想像に難くないようにも思われましたので、
お伝えさせてください。



まだ予防が常識的にできるレベルにない、
私たちの今の性(さが)に対し、
ネットの世界がもっと進んでいる近未来において、
攻性組織という立ち位置で、犯罪に当たる組織の物語です。


(STAND ALONE COMPLEX)
あらゆるネットが眼根をめぐらせ
光や電子となった意思を
ある一方向へ向かわせたとしても
”孤人”が
複合体としての”孤”になる程には
情報化されていない時代・・・



企業のネットが星を被い、
電子や光が駆け巡っても、
国家や民族がなくなる程、
情報化されていない近未来


そのシリーズの中でも、二部目の後半部分のセリフの数々です。

少しだけネタバレさせていただくと、
今まさに私たちが抱えている移民、難民問題の一つの行く末が舞台背景です。

難民との戦争に持ち込もうとする政府の画策する側と、
それを事前にキャッチし、後手に回りながらも、
阻止するまでのストーリーです。


攻殻機動隊 S.A.C.2ndGIG
GHOST IN THE SGHELL "STAND ALONE COMPLEX"


水は低きに流れる。
人の心もまた、低きに流れる。



俺はその時から、彼らの意思を重視し、
彼らの望みに助力することだけを、唯一の行動原理と決めた。

それで彼らのリーダーとなることは、さほど難しくはなかった。

それ以外の意識にはフィルタリングをかけ、
絶えず結線してくる難民の意識を、
俺の抱く理想と並列化できるように努める。

俺は大戦直後、ユーラシアを奉公し、
システムの中の個人の存在意義を探し求めたことがありました。

その途中、人は本来、他者の介在があって初めて存在しうるものだということを、
難民に教えられた。

「自分の義務と権利をはかりにかけて、権利に先に重りを乗せなくば、
 社会の規則に従いしも自身を失うことなし…」

はい…

その普遍的な思想が、とても口当たりの良いものに感じました。

しかしその難民も、ひとたびネットを介し、ヒエラルキーの上層の存在を知ると、
そのことを忘れ、みな低きに流れて行ってしまう。

力を持てば、それを誇示したくなる。
武器を持てば一度は使ってみたくなるのと同様に。

「それがわかっていて、なぜ事態をここまで引っ張った?
 革命などという世迷言が簡単に成就できると本気で考えていたのか?」

いいえ。
ですが、俺が考える革命は、もう少し先にある。

今はその革命のゴールである上部構造へ人々を向かわせる前段階だと考えています。

「上部構造?
 それはヒエラルキーとは違うのか?」

ええ、違います。
今この地上を覆いつくさんとしているネットワークは、
すでに下部構造と化し、本来の目的を終え、
別儀を創造している。

そこからは、不可分ながら土台たる下部構造に対し、
確実に真義ある反作用を及ぼす存在となり、
上部構造へとシフトする。

それが俺の考える、革命の定義です。

「よくはわからんが、それを難民と共有することはできるのかね?」

潜在的には共有しているはずですが、
具体的にはまだ。

「わしも昔、人への興味から野に下った人間だ。
 そのおいぼれからひとこと言わせてもらうなら、
 今は理想より現実を優先すべきだ。
 お前ならまだこの事態を止められる。」



23話より




矛盾した秩序、強者による搾取、腐敗した構造、

だが、最も俺をがっかりさせたのは、人々の無責任さだった。

自分では何も生み出すことなく、何も理解していないのに、
自分にとって都合のいい情報を見つけると、
いち早くそれを取り込み、踊らされてしまう集団。

ネットというインフラを食いつぶす、動機なき行為が、
どんな無責任な結果をもたらそうとも、
何の責任も感じない者たち。

俺の革命とは、そういった人間への復讐でもある。




だが、そんな彼らも口当たりのいい情報に出会うと、
やはり都合のいい方向へと簡単に流れて行ってしまう。

人間はもともと、低きに流れるようにできているらしい。



だが、先駆者として、下部構造に残った人間たちに、
絶えず上部構造を意識させ、啓発していく存在にはなれるだろう。

太古の昔から、人類が霊的なものに対し、尊敬や畏怖を感じてきたように。

「それが、お前を落胆させてきたものへの、復讐と救済か?」



彼らの多くは、核という自爆テロを実践することを望む。
自分たちは負けなかったと思い込みたいのだろう。
それもまた、低きに流れる行為だというのに。



そういったものを身内に持つ者とっては、
この結論は受け入れがたい。

彼らは俺に失望し、自ら出島を出るだろう。

「こういう事態の中で、先導者の役割は壮大で不安に満ちている。

 多くのものを導かなくてはならない立場においては、
 時に状況に応じた独断を迫られる。

 そのことを、彼らもわかってくれているだろう。」

だと、いいのだが。





俺は彼らを救うつもりで行動を共にしていたが、
本当は孤独を埋めたくて、一緒にいただけなのかもしれない。

「だが、結局は埋まらなかった…
 頼られることはあっても、頼ることはできなかった…」

お前には、心を許せる誰かがいるか?

「いなくはない」

そうか、俺は、ずっと探している。







奴隷の国が消費を怠れば、消費の国が飢えるのは必然。

人手不足は奴隷製造業を潤すが、権利を主張しすぎれば資本主義の血脈が硬化する。

「我が国は脳こそ資本主義を名乗ってきたが、実情は理想的な社会主義国。
 だが、老廃物がたまれば、血の配分を操作できる脳が必要になる。
 それは、自由と平等をうたう貴国とて同じだろう」

もちろん。だが本音と建て前は別だよ。



25、26話より

攻殻機動隊 S.A.C.2ndGIG
GHOST IN THE SGHELL "STAND ALONE COMPLEX"


抽象的かつ小難しい単語が羅列されていて、
聞き流していると、イマイチわからなかったんですが、
文字で起こしてみると、なんとなく。

ただ、ストーリーを知らない人には、やはりわからないかな~汗


いろいろと考えさせられることばかり。


でも、ただの漫画作品ですが、この作者の方は、
相当に現実的な正に数年先の未来を切り取って、伝えているように思えます。

もう視点や設定、アイデアが尋常じゃない。
ワンシーン、ワンシーンが琴線に触れるような場面が多く、
クリエイティブそのもの。

ファンも多く、数年前には、実写版がハリウッドで上映された記憶も新しい。


かつて見ていたものを、
今の自分が見てみると、また違う気付きや作者の意図が見えてきて、
とても考えさせられます。



すごい作品ですので、ご関心のある方には、
ぜひともご覧いただきたい。

そして、低きに流れる性を上部構造へとシフトさせるためには、
どうすべきかについて、いろいろ考えてみていただきたい。


お盆休みの時くらい、
ふとそんなことに対してツラツラと思いを馳せてみてはいかがでしょうか。


追伸、やっぱり草薙素子はカッコいい!笑

バトーのように、「素子~っ!」って叫んでみたい。苦笑

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悪質ブローカーを撲滅するためには [経営者や企業のレベルの問題]

99%の人々は、自分が一番、他人が二番。

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現在の私のコミュニティ活動においては、
実質的には、理念に賛同していただける方を集めているからか、
当ブログ他、色々ご覧いただいている方の数に比べたら、ほんの一握り。

(個人的には、それでも構わないと思っています。)


残念ながら現実は、自分へのメリットがどれだけ具体的にあるかで、
行動する方がほとんど。


それは現在は、理想でご飯は食べられない現実が横たわっているから。

誰もが大儲けしてゆとりのある状況にならない限り、
理念なんてほとんどの人が気にもかけません。


だから、
私がビジネス的に儲けたくてコミュニティ運営をしているのならば、

例えば、

「笑顔と感謝を増やすコミュニティ」というタイトルより、

「将来に渡って食いっぱぐれの心配がない業界で、
 リスクなく大儲けし続ける3つの方法、教えます!」

などの売り方のほうが、たぶんとてもたくさん売れるでしょうね。苦笑

でも、絶対にそうしません。

(ふと思いましたが、
 結果として、大儲けはともかく、
 食いっぱぐれなくリスクを回避して稼ぐ方法を教えている、
 ともいえそうですが、ソコを目指すにしても、ソコじゃないんですね。)

なにはともあれ、
商売上手な方々ならば、

現実的な側面の入り口をつくり、
現実を通して、理想に気づくようにする。
出口では新しい世界を用意しておく。

もし会員を増やしたいのならば、
それがセオリーだといわれるように思われます。



でもね…

ブローカーを増やしたいわけじゃないんです。

薄っぺらいブローカーは、その志を問わず、
今でもいくらでもいます。

あ、間違えないでくださいね。
私の言うブローカーってのは、送り出し機関も監理団体も国も全てです。
労働者と企業の間に介在して、特にコストを請求するものは、
全てブローカーです。
*強いて言えば、単なる日本語教師は違いますね。



実際には、どんな業界にもブローカーはいるし、
ブローカーそのものが悪いわけじゃない。

別にね、余計なお世話なんです。
自身の選択は、自己責任で自業自得なんだから。


でもね、この業界では、ブローカーが、
「悪質」なブローカーへとなり下がっていく姿を、
何度も何度も何度も見てきているんです。


思えば、
特に海外の諸事情がフツーの方々には見えていないから、
いくらでも騙せる。

99真実を述べて、信用と信頼を築き、レールに乗ってきたところで、
肝心な金の動きに裏で一枚かめば(1を抜けば)、
責任を取ることなく、表に出ることなく、
ぼろ儲けできてしまう。


タチの悪いのは、
本気で両国の懸け橋になろう…
真摯に経済的弱者である海外の田舎で生活に苦労している人たちのために…
ここに取り組むことが自身の仕事にもなるから…
優しい日本人は、その全容すら見えてもいないのに、
下手をすれば人生かけて勝負に出てしまう。


大中小問わず、時代背景とマーケットの大きさと、
自身の今までの実績を、十分かどうかの基準もわからず自信と根拠にして、
果敢にお金や労力を投資?して業界参入してくる人たち。

全員とは言いませんが、1000人中、999人は、
見事に片道切符にまで成り下がっていく。
突っ込んだ金の大きさや、今まで自身が取り組んできた年月を考えたら、
もう後には引けない、後少しで成立する、水が流れる、
なんて言いつつ、早何年。

既存事業側の金まで手を付けて、自分のメンツなのか何なのかはともかく、
どこまでも突っ込んでいく。
株と同じ、損切の決断ができない。


結果、冒頭申し上げたように、
自分が一番、他人が二番。

返すアテのない資金を、また欲の皮が突っ張る誰かから借りて、
周りに期待以上の迷惑をまき散らすブローカーがほとんど。


我こそは、ほんの一握りの成功者、その一人だと信じて。

事業とは確かにそういう側面はあるものの、
日本国内の箱入り経営者にとっては、
今までの実績は根拠とは言えない。
特に二代目三代目経営者には。


振り回される側にすれば、良いことは一つもないので、
悪質ブローカーは生み出したくないんです。


これだけネットを含め、情報格差が薄まってきているとはいえ、
風が吹けば桶屋が儲かる、
人間万事塞翁が馬、
全ては、入口から出口まで連携して繋がっている以上、
入口のステージだけの仕事だからと取り組んでも、
決してうまくいくとは限らない現実までは、
未経験者には、想像すらつかない。


情報弱者という言葉があります。

ことこの業界に限って言えば、
経験者以外は、すべて情報弱者なんです。

これだけ情報格差があり、情報弱者が多い業界では、
悪質ブローカーを、今後生み出さないためには、
業界常識を底上げし、一般レベルまで市民権を得る以外に、
無くしようがありません。

つまり、悪質ブローカーは相手にされない。
儲からないということが、常識になって、
初めて駆除ができると思います。





個人的には、この業界であるがゆえに、小手先はなるべくしたくない。
堂々と理念そのものを最前面に掲げてトライし続けられるよう、
努めています。

特に物売りなどと違って、
人をお世話する業界では、
ソコがとても大事だから。

特に、自分「だけ」一番、他は二番どころか、後はどうでもいいとの考え方では、
成立すらしないし、まして健全な継続は無理だから。

一人や一団体じゃできない事業なのでね。



民主主義法治国家において、
大衆はいつも間違っている分、
人気商売の政治家も間違っていて、
更に酷い事件が何度も相当な期間にわたって
実際に発生し続けなければ、
新たな法は生まれず、改正もされません。


あっという間に、時代の変化に取り残されていきます。
法だけを見ていて、生き残れる人は、たぶん法を作る側だけでしょう。

そして、これだけ法が変わるのであれば、
悪質ブローカーも暗躍しやすいことでしょう。
だって、何がホントで何が嘘なのかさっぱりわからないんですから。


だから、私は監理団体だから、送り出し機関のことまではよくわからない。
受入企業だから、監理団体やまして送り出し機関のことはわからない。

国の法すらよくわかっていない。

俺の仕事じゃないってね。

そんな姿勢でいたら、体よく悪質ブローカーの餌食です。


参入自体が悪いことではありません。
謙虚に、信頼できる情報から、見えること、わかることをちゃんとポイント押さえて
全体像を理解してから、確認に入るくらいが必要最低限です。


有象無象が色んな感情をむき出しに、言いたい放題ではありますが、
SNSなどをはじめ、情報発信する人も増えてきました。


色々ちゃんとリサーチしてから、決断するよう、
お気をつけください。


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これからは共存共栄のために共育を意識しませんか? [海外が見習いたい日本企業のノウハウ]

時代の流れを振り返り、今を知り、これからを考えるに、
共育がキーワードだと強く思う。

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共育
デジタル大辞泉より
《「ともいく」とも》親・教師・学校など教育権を持つ主体だけでなく、
多様な立場や領域の人や組織が連携して教育を担うこと、
あるいは教育・養育・指導を行う側と受ける側がともに学び成長すること、
などを意味する造語。



今までは「量」を求められ、自由競争が健全化されてきたため、
大量生産するから良い品が安く手に入るようになりました。

しかし、今、モノは溢れかえり、飽和社会ともいわれるほど。

そして、人はモノにも飽きてきています。


同時に、通信技術の発達によって、常にどこかの誰かとつながっているのが、
フツーの時代です。

それは情報の自由化をもたらし、情報格差がなくなってきていると同時に、
氾濫しすぎていて、質の取捨選択能力、そこから背景や思惑を読み取る能力が、
求められるようになりました。


そんな今、何が起きているか。

時代は、お金だけでは満足できず、
ありきたりではない、感動することを求めている。

今までとは違って、精神的に満たされることを求めている。

喜び、楽しみ、充実、やりがい、など、それぞれが過ごす時間をどう満たすかで、
自身と、周りの仲間が、どれだけ満足するかを求めている。

また、求められている。

そして、そこにまたお金が動くようになっている。



私たちの業界で言えば、

かつては、経済格差も大きく、いわゆる労働「力」、「量」として、
「質」を求めなくても済んでいた。
個人個人の権利など、一切ケアされていなかった。
ケアしてもらわねば何もできない労働「力」は、
すぐにとって変えられる労働「力」があふれかえっていた。

航空券代も高く、何より国際電話は高額だった。
今ほど、情報は拡散されていなかった。


今では、LCCの発達、人財輩出国の経済発展、
コミュニケーションコストがゼロになり、
今まで繋がらなかった外国人とも容易につながり、
手厚いコミュニケーションが可能となり、
先進各国が少子高齢化の道を進んで、
労働力獲得競争が激化している。


日本はどうやって、この時代に、
いやこの先の時代に生き残りをかけていくべきでしょうか。

もっと経済格差が開いている国と付き合い先を探す?
ベトナム、中国に慣れたところでは、
送り出し機関のレベルが低すぎたり、他国との様々な違いにストレスがたまり、
まず難しいでしょう。
育てた矢先に、また次の国へ…となります。

行きつく先は、人財仕入れ国の入れ替わりかもしれません。
経済格差は追いつき追い越されることも、
日本の停滞具合によっては十分ありうる現実です。
そんなデッドエンドが見えていて、
いつまでキリのないストレスを抱えていきますか?


先進国としてのリードを生かすならば、
次の時代を見据えて、先手をかけて、
とても途上国の国民性ではたどり着けないレベルへと、
一部ではなく、日本全体を底上げしていかねばなりません。

そして、それは「量」ではなく、「質」の問題に他ならないと。

じゃぁ、何について「質」を上げていけばいいのか。

それは、冒頭申し上げた「共育」です。

「共育」には、大きく2種類あります。
デジタル大辞泉の表現を借りるならば、


①多様な立場や領域の人や組織が連携して教育を担うこと

②教育・養育・指導を行う側と受ける側がともに学び成長すること


①なんて、正に送り出し機関、講習施設、監理団体、受入企業、
全てが一丸となって連携し、実習生に教育を施していきます。

①すらできていない先が多いものの、一部ではこれらに気づき、
連携を強化しているところもあるようです。

よくあるのは、日本資本で送り出しから受け入れまでを
一貫で取り組んでいるところでしょうか。
組織が横に広がれば広がるほど、組織間連携も難しいところで、
そのスタッフの育成も苦労している先が多く、
一人の動きが、本末転倒にもなりかねませんが。


そして、今現在、ほぼできていないと思われるのが、②。

もちろん、個々人では意識している方も少なくはないと思います。
ですが、あくまでも個々の力量に依るばかり。


この共育の①と②については、何も実習制度事業に限りません。

どんな業界でも同じでしょう。


そして、ここがきちんとできるところが、
求心力を持った、労働者が集まる先となり、
持続的に事業が可能となるように感じています。


特に諸外国では、こういうことができない。
人は人、自分は自分。

個(自社)をいったん脇において、俯瞰で全体を見て、
全体像としての最適解を見つけ出す。

こういうレベルで、自身の利益のためにも相手のことを考えられるのは、
優しく争いを好まない、
他人を蹴落とすことにストレスを感じる、
そのうえで改善を求められる、
日本人ならでは、優位性が発揮できるポイントではないかと。

また、そういうポイントでこそ、
他国が競うことすらできない、日本が勝てるステージではないかと思われます。


そして、
特にこれらの外国人労働者招聘事業においては、
この共育が進んだステージにこそ、
移民、難民問題を踏まえて乗り越えられる未来があると確信しています。


正に、個々のレベルが上がるからこそ、
たどり着ける未来です。


一緒に、成長をして行けたならと思います。



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介護の外国人技能実習生受け入れが、静かに動いています。 [介護 技能実習生]

実は会員の企業のところにも、実習計画認定申請が通り、
これから介護の実習生が来日されるようです。

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この、のぞみグループさんは当方とは無関係です。汗

介護職場の外国人活用は のぞみグループ代表に聞く
ヘルスケア 北関東・信越
2018/8/13 22:00日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34113560T10C18A8940M00/


宮崎の第一陣(といっても2名だけ)は中国でしたが、
こちらは、インドネシアからの来日のようです。

看護課程卒業生に約1年間、日本語などの研修を実施。
最初は計19人を予定。

「政府が介護人材受け入れ優良法人の第1弾として
 7月に発表した全国12団体にのぞみグループも選ばれた。
 インドネシア人研修生は10月と来年1月にも計35人が来日予定で、
 来年度は300人を目標にする」

この点については、業界での裏話がまことしやかに様々飛び交っています。

当事者にすれば、誇らしげに選ばれたというのはわかりますが、
背景を聞き及んでいると、なんだかなぁという感じが。


気になるのは、
海外への介護技術の輸出を視野に入れた団体、
諸外国に進出拠点を持っていたり、
確固たる動きがある団体という点。

つまり、大資本先でもない限り、
お金がうなっているところでもない限り、
受け入れのチャンスすらないってこと?!

背景のわからない方には、イマイチ定かではなかろうと思いますが、
気にかかる点なので、触れておきます。


そして、本題本質は、受け入れがきちんと回っているのかという点。
宮崎のほうでは、早三か月近くがたとうとしていますが、
その後、どうなんでしょうか。


また、これらの第二陣の受け入れ団体では、
やっと許可が下りた?!として特に上役さん方は大喜びしているようですが、
現場の方々は、色々ちゃんとわかっているのでしょうか。


どこぞの自動車関連製造工場にてトラブルがありましたが、
未だに何の音沙汰もないように、
鳴り物入りの国策として受け入れされている介護についても、
どこかで何かの見えざる手が働くのでしょうか。


1年間も勉強して待っていた子たちの生活は、
大丈夫なんでしょうか。

入れ歯の洗浄、下のケアや、セクハラ、パワハラ、
日本語コミュニケーションの問題、
もろもろ、大丈夫なのでしょうか。

事故があったとしても、報道されないのでしょうか。

第二陣の子たちは、ちゃんと待っていられるのでしょうか。


機構は適切な実地調査ができるのでしょうか。


冒頭申し上げたように、
日本全国的に、第二陣は、おそらく各地で複数の許可が下りてくる様子です。


はたして、どう転がっていくのでしょうか。


周りは大騒ぎしているのに、現場では、今までと変わらず、
大変な実態をあの手この手で隠していくのでしょうか。


本当に入口から出口まで、4社4様に整っているか未だ定かではない中で、
屍の上を歩いていく今、各施設でのノウハウは本当に貴重で、
その分、既得権益を振りかざし、ほぼ寡占的に動いていくように感じています。


イチバン困っているのは、宮崎の第一陣じゃないですが、
地方の過疎化に近い地域の、こじんまりとした介護施設です。


そういう先こそ、適正な受け入れについての教育が行き届き、
上手な制度活用に励むべきかと思われますが、
そういう地域には、裏腹に適切な受け入れを指導できる団体はいない。

自ら自助努力で取り組むだけの、資金力もマンパワーも割けられない。


金持ちの都会一極集中が自然な流れでしょう。


過疎化の地域こそ、夕張の例ではありませんが、
お年寄り自らが、介護を不要とした生き方しか、
道は残されていません。
(まさか都会まで出て介護施設へ入るおつもりもないでしょうし、
 実際は入れる隙間もなかろうかと思われます。)


個人的には、それぞれの背景や思惑から、
介護では整い切らないので、
ぐるっと回って、既存スタッフの質の向上を図る流れが、
並行して進んでいるように思われます。

だって、外国人労働者を受け入れるための
コストの負担ってできないでしょ。

であれば、限られたリソースの質を上げていくしか、
道はないからです。


話が長くなるので、端折りますが、
現在、ある方のご実績と研究の成果を、改めて介護の関係各所に、
様々ヒヤリングしていけたならと考えています。

個人と組織を進化させていくための、
業界と現場の現実から組み上げた心あるサービスです。


また、この先、どこかでお伝えできる機会があればと思います。



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ナゼそこまで実習生保護すべきなのか? [行政の対応や思惑]

改めて、どうしてここまで実習生保護すべきなのでしょうか。
お分かりですか?ホントにお分かりですか?

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改めて確認しますが、

来る前にどこまでも至れり尽くせり?で、
仕事の内容も雇用条件も、何度も説明し、
特に新制度では母国語で諸条件の説明も受け、
その受けたサインまでして、
コスト負担してまで日本語を覚えさせてもらって、
日本に来て、生活指導まで受けて、
スーパーで買い物の仕方まで手取り足取り教えてもらって、

日本で働き始めても、二人三脚でお世話してくれる監理団体職員がいて、
職場でのトラブルがあっても、
日本語がうまく話せなくても、
たとえ仕事がろくにできなくても、
なんでもかんでもケアしてくれる。

給料まで毎月チェックして支払い間違いがないか、
残業代などちょろまかされていないか、
もし、不明な点があっても、何度も説明してくれるし、
パワハラやセクハラがあれば、
会社側に折衝してくれるし、

帰りたければ、何のペナルティーもなしに、
自身の都合で辞めて帰れる。


そこまでお膳立てして、
そこまで保護されていて、

他国のことは細かくはわかりませんが、
これだけ保護されている外国人出稼ぎ労働者っているのでしょうか。


この意味が、ちゃんと諸外国、労働者輩出国に伝われば、
いや、出稼ぎ希望者に伝われば、
日本はまた違う点で、他国との労働者獲得競争に勝てるのかもしれません。


そして、本当の意味は、
そこまでケアされているからこそ、
後顧の憂いなく?頑張って目の前の仕事に従事できると思えます。


諸外国のように、だまされるほうが悪い国では、
性悪説的に実質強制労働の局面が多いのが現実と思われますが、
日本では違う。


ちゃんとよくしているからこそ、
この監理団体を通して、この受け入れ企業からの募集だから、
口コミで行きたいと言ってくれる応募者が途切れないんです。



最近は出稼ぎに根本は変わっていないにせよ、
労働者優位は増すばかりなので、
実習生側もえり好みが始まっています。

つまり、大変な職場にはいきたくない。
前評判があまりないところにはいきたくない。


特にベトナムではそんな感じが見て取れます。



労働者獲得競争って、こういうことです。


誰だって、どこでもどんな仕事でもいいとは限らない。

むしろ、自分にとってプラスとなる仕事がしたい。
そういう職場で働きたい。



外国にもよりますが、
多かれ少なかれ共通することです。



つまり、実習生に手厚くすることが、
実習生のみならず、受け入れ企業側にとっても、
プラスになるから、保護は手厚くなっていくのです。


むしろ、日本人スタッフにも手厚くしていければ、
転職も退職も少なくなるに決まっています。

極めれば、実習生の手助けもいらなくなるかもしれません。



国がそう持っていきたいのかは定かではないのですが、
法のよくあるパターンとして、
事件が多ければ多いほど厳罰化が進み、
それが適正化への流れを作る一つの大きな流れへとなっていきます。


であれば、文句言ったり批判しているよりは、
早めに上手にルール活用できる状況に持っていくほうが賢いですよね。


だから、実習生保護はちゃんと取り組むべきです。

この先も受け入れを続けていく予定ならば。


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外国人労働者を受け入れるにあたり、法令違反を減らすためには? [益々多様化する日本]

独断と偏見で、現場を知る一個人として述べてみたい。

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日本の人手不足に対し、選挙対策という利害があって、
初めて特定技能(仮称)という純然たる労働者としての、
外国人労働者の受け入れにかじを切っていく日本。

並行して、法令違反など現状の受け入れ手法であっても、
適正なコンプライアンスを維持できる受け入れができているところが少なくない。
また、法令違反として是正勧告どころか、悪質といえる事件が、
後を絶たない今、このまま増えるだけでは、事件も増えて当たり前。

法を定める権力を持つ国は、どういう基準で受け入れを可能とするのか。
また、様々な法を守らせるために、どういう手法を取り入れるのか。


外国人労働者 新制度で25年に200万人超へ
毎日新聞 2018年8月10日
https://mainichi.jp/articles/20180809/org/00m/010/035000c

まず、特定技能として在留資格を交付される資格を持つ人間は、
リンク先記事によれば、二通り。

(1)現在最長で5年となっている技能実習生のうち3年を終了した人に新資格を与える
(2)技能評価試験の合格者に直接新資格を与える

どちらでも構わないが、一定の条件をクリアしたものにのみ、
在留資格が得られるとのこと。

今回はこの点の是非には触れない。

そして、これらの条件をクリアし、日本への出稼ぎを希望する者は、
いったいどこにいるのか。
フツーに考えれば、送り出し機関がそのリストと彼ら彼女らへの連絡先を
持っているため、
先走る方々は、各送り出し機関へ話を持ち掛け、
いわゆる在庫確認を進めていくでしょう。

受け入れ希望の各企業が個々に相談することもありそうですが、
おそらくは国内のエージェントを通して、
その受け入れを支援してもらうケースが多いと推察されるのが自然。

であれば、どこにやらせるのか。

冒頭申し上げたように、最近とみにメディアを賑わせる法令違反、
賃金不払いや労使協定違反、はたまた強制労働、長時間労働、
パワハラ、ほか、受け入れた企業側で行われている雇用の現実に、
いったい誰がチェックし、是正するのか、すべきなのか。

残念な人の常として、罰則がなければ、しかもバレなければ、
労働者を不法にこき使う現実があるのは、歴史が証明しています。


入管が抜き打ち戸別訪問してチェックするの?
労基がするの?

マンパワーのない、人手不足な行政にすれば、
また別のルールを作って、一定の諸条件をクリアし、
踏み絵や罰則などで縛ったどこかの民間組織に、
権利を与え、その分、義務を負わせ、
支援業務に当たらせます。


おそらくは、監理団体と派遣会社じゃないかな…と思われます。


でも、派遣会社は、労基関連についてはプロのところが多いけど、
海外の人材輩出事情については、まったくのズブの素人。

何度か言ってますが、監理団体業務に携わっている方々には、
その経験則と先々の展開憶測の想定範囲が、遠く及びません。

だからといって、別に監理団体のすべてがそうとも限りません。
全てがそうであったならば、現在でもこれほどの事件が多発してないでしょうから。

つまり、
経験のある良心的な人(組織)、つまり海外招聘人材のプロでもない限り、
入口から出口まで、
つまり、
募集、選別、受け入れ、ソフトランディング(定着)まで
たぶんスムーズにはいかないことでしょう。



それでも、法は、その背後にある利権関係の調整が済めば、
その経緯から、紐がついている業界(ここでは派遣業界)に、
許可を出すのが常です。

まぁ、今の経験者たちも同様ですが、
受入企業も監理団体も、自ら痛い目を見ないと、
誰も理解できないことばかり。
それは、いくら口で言っても、見えない落とし穴に、
見事に誰もがはまり込んでいく。


結果、法令違反はなくならない。


新規参入者を減らしたいのではない。

むしろ、競争原理が働いたほうが、
業界は健全化するので、
増えたほうがいいくらい。

だけど、それは、人材派遣会社にやらせるにせよ、
どれだけのルールを作って縛ろうとも、
現地の現実や背景、その国のルールなど十分わかっていない限り、
絶対に法令違反はなくならない。


だから、せめて自社だけでも、ハマりたくないのであれば、
先に述べたプロに相談し、依頼するのが、
win-winを自然と紡いで、法令違反を減らすことにつながります。


別な言い方をすれば、法令違反を減らすには、
私が指摘したプロを育て増やすことです。
そういうプロにしか頼まないという常識、市民権を得ることです。


別に監理団体だけにやらせる必要も決してありません。

能力の高い人、
人材側の都合もきちんと考え、考慮できる人、
法をちゃんと知っている人、

これらを併せ持つ経験者を増やすことが、
法令違反を減らす、唯一の道ではないでしょうか。




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JITCOと外国人技能実習機構(OTIT)の違いについて [技能実習生の法改正]

だいぶ棲み分けが分かってきましたね。
特に現場でやってる方にとっては。

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特にこの一年近く、タイトル通りJITCOと外国人技能実習機構との
役割の違いがいまいちピンとこない、というような相談が当方にまで届いていましたが、
だいぶわかってきたと思います。

とはいっても、初心者の方にはわかりにくいですよね。

JITCOは、
監理団体として加入を促され、実習実施機関である受入企業まで、
そう安くはない年会費を資本金の額面に応じて、
支払い続けねばならない。

その分、何をしてくれるのか。

監理団体によっては、JITCOサポートというシステムを使うシステム料と
わりきっていたり、
何かあったときに助けてもらえればと、
昔からのご担当?その管轄支所の役付きの方との顔付き合いを繋ぐ経費と考えていたり、
はたまた、入管まで申請に行ける担当がいないから、JITCOに代理申請をお願いしていたりと、

その付き合う意味は、監理団体それぞれ。

実習実施機関にしたら、旧制度では加盟していないと、
入管へ嫌がらせされるから、なんて噂も出回り、
税金だと思って入ってくださいという流れがあったり、
JITCO(入管の天下り先でもある)にチェックしてもらっているかどうかで、
申請時の対入管ウケ(心証)が悪くならないようにとか、
事実上の権力は何もないのに、多少なりとも気を使わざるを得ない、
面倒な団体でもありました。
(上手く使っていた組合もあったと思います)

それが、当時は、
入管に代わって、実質的な権力機関として、
外国人技能実習機構(OTIT)が設立された際、

ありゃ、JITCOが様変わりするのかと思いきや、
新たに設立されJITCOはJITCOで残ると聞き、
じゃぁJITCOは何のための存在意義があるのか、
さっぱりわかりませんでした。


後に、外国人技能実習機構(OTIT)を支援する組織なんだ。
結局、入管がOTITに代わっただけなんだ。
天下り先が増えただけなんだ。
税金支払う先と額が単純に増えただけなんだ。

などと、思いましたが、その通りな状況です。


ただし、ふたを開けてみれば、外国人技能実習機構のスタッフの方々も、
まだまだ不慣れな方が多く、一人前?に育つまでは、
JITCOの昔からのスタッフの方のほうが、よほどお分かりなため、

是々非々の法に書かれていあることしか、厳密には返答できないOTITと比べて、
内容によっては、JITCOにワンクッション入れたほうが良い場合も。


しかし、それも永遠に続くはずもなく、
この先、立ち位置がどうなっていくのか、先は見えていません。


まぁ、でも、消えることはないんでしょうね。

特定技能(仮称)もできるでしょうし、入管関連業務は増える一方だから。


しかし、今日はある行政書士の先生とお話していましたが、
在留資格申請の書類審査については、
今後、今まで通りの書類審査をしていたら、
その量を期限内にこなせない、
また、職員が複雑すぎる場合、対応しおおせない、
だから、ある程度は機械的になるのではとおっしゃっていましたが、
そういう可能性もあるかもしれませんね。



さて、こんな内容を書いたのは、
私たちの仕事も、未来永劫続くものはないということ。


特定技能などは、人材派遣会社や行政書士の業務となり、
実習制度は徐々に少なくなっていくやもしれません。
つまり、もっと杓子定規になっていくかもしれないということ。

労働力確保が目的ならば、特定技能にて受け入れろとして、
グレーな幅が縮まるかもしれないということです。



つまりつまり、実習制度事業「だけ」の専門家であるからといって、
食っていけるのは、後何年あるのかということ。


未だ不慣れな方は、実習制度のルールや細かな対応については、
さっさと習得し、習得した知識や経験を応用して、
別の様々な就労関連ビザをも、学び覚え、トライしていくことも
合っていいのかなと思われます。


どんどんそのカバーできる範囲を広げていき、
フォローできる次の道を切り開いていけば行くほど、
マルチタスクを可能とする人財であればあるほど、
法がいくら移り変わろうとも、

JITCOが解体されようとも、
衣替えし、違う組織に生まれ変わろうとも、

どこかしらで必要とされるのではと思われます。


実習生はできるけど、技人国はわからない、、、とか、
特定技能や特定活動は対応できない、、、とかだと、
本当に終わります。


学びに終わりはありません。

法が変わっていけば、
年も経験年数もあまり関係ありません。


ホンモノになりたいものです。



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