SSブログ

外国人労働者招聘ビジネスは儲かりません。 [情けない日本人]

久しぶりに、あっちへフラフラこっちへフラフラしてる、
ブローカーの方とお話ししました。

a0002_000180.jpg


私が色々トライしてみてきたことをご存知なせいか、
何が儲かるだろう?といつも悩んでいます。


私の回答はいつも同じ。

この外国人人財関連のビジネスは、儲けたいなら、
他の業界へ行ったほうが良いと。


アチコチの監理団体の職員をやってみたり、
入国後法定講習所の運営をしてみたり、
送り出し機関の出先機関となったり、
あの国がいい、やっぱダメだ、
今度はあの国、やっぽりこの国...
あっちこっちのブローカー仲間から常に情報を取ろうと
時折の連絡は欠かさない。


別に良い悪いもなく、人それぞれに、
何が向いているのか、どう生きていくべきか、
自分はどのポジションがイチバン活躍できるのか、
アレコレトライしてみることは、むしろ好ましいとさえ思います。


でも、それぞれに何か得られているものはあるでしょうし、
それらを基に、何をどうすべきかについて、
いつまでもない物ねだりをしていたり、
答えのない答えを探し続けていても、あまり意味はなく、


いっそ、違う業界へ行ってもいいでしょうし、
色々経験した中で、どれからに絞って取り組めば良いのではと
勝手に思いましたが、偉そうに言えるはずもなく。汗



結局のところ、この業界はビジネスとして、
いうほどには儲かりません。


今までさんざん言ってきましたが、
マジメにやればやるほど、信頼関係は増す一方、
コストや労力は増えていき、定額の粗利額設定に、
どんどん儲からなくなっていきます。


強いて言えば、苦労を共に乗り越え、
酸いも甘いも自身である程度はコントロールできるほどにまで
成長してきた受入企業さんが何社もあれば、
よほどのことでもない限り、出番は必要なく、
最低限の業務を的確に乗り越えていければ、
理想的な利益の額面が増えていきます。

そこまでいかねば、たぶん楽にはならないのでしょう。

もしかしたら、これが唯一の儲け方です。

それでも、テッペンはある程度決まってしまいますけどね。




特に参入者は、今までになかった大きな市場と狙いを定め、
将来性を見込んで投資していく方も多いのですが、
業界をロクに知りもせずにいきなりカネだけ突っ込んでくる人ばかり。

そして、夢はいつまでも冷めやらぬ。


もういっそのこと、割り切って、
この業界で生きていこうと考える「カネを出せない人たち」は、

現実をロクに知らないカネ出す人を、上手に利用して、

そのカネを使って、経費が使える間、
色々見聞きし、勉強し、業界をのぞいて、
人脈も作り、現地にも行き、
この事業はどう作り上げるべきなのかを、
身をもって計画立てて、

最後に今後この事業に取り組み続けるためには、
今の事業方針では合わないとして辞めて、

培った経験値から、よりよい団体や組織へと
即戦力として移っていく、
もしくは、自身で仕組みを作って、
やる気のある人は独立していく、


もうそれで良いんじゃないかと。

*もちろん、スポンサーが理解をしてくれるなら、辞める必要はありませんが。


カネだけ出す人は、見る目がなかったと自業自得で。
カネをかけて育った人が、他に移っても社会的に良い仕事をしてくれるなら、
それはそれで意向には合わなくても、
社会には役立っているんだから。苦笑



最悪なのは、いつまでも成長せず、
いつまでもカネなら出す欲深の人たちを相手取って、
常に騙せるスポンサーを探し続け、渡り歩き続ける場合。


もうそういう人は、ロクな死に方もできないと思い、
せめて自分に火の粉が降りかかってこない程度の遠い距離で、
勝手に好きにやっていてください。

お金の亡者同士、取った取られた、
騙した騙されたなどと、騒いでいてください。


そんな感じでしょうか。


そういう方々は、誰が何を言おうが、
自分で判断し決断したがりますから、
私ごときが何を言っても、どうせどこかで勝手に何かしていくので、
せめて近くではやらないで欲しいとだけ。苦笑



おかげで、そういう輩とは、だいぶ縁遠くなっています。
正反対のことしかしてないし、
そういう方には毛嫌いされることばかり、言い続けているので。笑



どこまでも良縁を紡げる仕組みがイチバンじゃないかなぁと、
考えてみた今日この頃でした。



--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

新しい日本語能力テストについて [行政の対応や思惑]

前々から新たな日本語能力テストの策定が進んでいたことは
ご存知でしたでしょうか。

pic_main.jpg


やっと氷山の一角がメディアにも出始めた感じがします。


新たな日本語能力テスト 政府、外国人労働者拡大に備え
日本経済新聞 2018年10月8日 1:00 [有料会員限定]
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO36235680X01C18A0PE8000?unlock=1&s=1


以下、要点を抜粋する。

・外国人材の受け入れ条件にも新試験を使う方向
・2019年4月にも始める方針

・国際交流基金などが試験をつくり、国内外で実施する。

・日常生活や取引先との会話で必要な語学能力を測定する。
・電話応答やスケジュール確認など仕事で必ず使用する語彙・表現の習得を確認する。

・受験者に迅速に結果を知らせるためコンピューターを使った試験を検討

・出題はリスニングとリーディングの2種類。
・将来的にはライティングとスピーキングを加える可能性もある。

・日本で就職を希望する外国人は来日前に受験できる。
・まずベトナムやフィリピンなど東南アジアで始める方向


・新たなテストも(N1などの日本語検定)同様に受け入れ条件に使う方向

以上。



個人的にイチバン気になるのは、
将来の可能性とは言われているものの、
スピーキングのテストと、
コンピューターを使った試験ということ。

スピーキング...いわゆる双方向のコミュニケーションが
成立しているのかどうかで図るテストというのは、
現実的に非常に難しい問題でした。


が、


巷で噂のAIクン。
彼ならば、どこにでもあるPC(と言っても専用サイトではないかと思われます)で、
ネットにつなぎ、スピーカー(イヤホン)とマイクさえあれば、
一人一人個別に認識、判定できるのではないかと。


私の勝手な想像ですが、コレならば、スピーキング&リスニングが、
判定できます。

また、コレができないと、なんかNの検定との違いが、
表現の仕方や問題の違い程度しかなさそうで、
大差ない気がしてしまいます。苦笑



もう一つは、

「2019年4月から」

ということ。

たぶん、前述のレベルも事前テストを繰り返し、
このテストで十分とのコンセンサスと認定まで、
こぎつけるのかどうか。

テスト問題は確定したとしても、
このテストに対してのテキストや問題集?
つまり、このテストを受験し合格を目指す人財に対して、
日本語教師は、何をどう教えたらいいのか、
この辺りが、テストは間に合っても、
受験する人がいなかったり、
受験しても合格にたどり着けなかったりすることが、
十二分に考えられます。


もし、コンピュータ...もう全部ひっくるめてAIと言いますね...
が、対応するとすれば、
試験に対して...じゃなくて、採点の人手はほとんどいらなくなる。

受験者とメールアドレスと紐づければ、
即、合否が個別に本人宛に届く。

(今はNの検定もそうなんでしょうか?汗)



どのみち、この新しい外国人労働者向けの日本語能力試験については、
特定技能(仮称)を、実習生上がり以外で狙っている方々には、
かなり気になるポイントだと思います。

介護は独自の...なんても言われてますが、
特に宿泊、外食、コンビニなどのサービス系の受入が解禁になるうえでは、
この新しいテストがとても重要になります。


技能実習生の送り出し機関でも、
これからはこの新しい日本語能力試験の教育へと
シフトしていくとも思われます。

ホントに実践的な内容であれば。



日本語教師は、気になりますよね~!苦笑


色々時代が急激に変化していますので、
あらぬところで巻き込まれたり、振り回されたりと、
今までのように、今まで通りを踏襲していれば安定...なんてことは
特にこの業界ではありえません。


どこかでくしゃみしたら、
誰かが死ぬ現実すらあり得ます。


振り回されず、踊らされず、イタズラには踊らず、
それでも、情報はキャッチして、
自身に内包し、多面的に見れるよう、
この業界は特に独特のリテラシー

「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」

が必要かと。


注目していなくてはならないことばかりですが、
みんなで情報を寄せ合って、共有しながら、
漏れのないよう、取り込んで、咀嚼して、
先々の見えない落とし穴にハマらないよう、
気を付けていきましょう!


マジで、ご高名な弁護士先生ですら、
全ての情報をキャッチアップできてはいないほど、
法の専門家でも網羅しきれない現実だと、
日々チェックしているだけでも、そう思えます。

入管の法務省、労務管理の厚労省、業種に応じては、
農水省、国交省、経産省、助成金などに加えて、
各国の各法の変化や実情の変動の肌感覚。

それこそAIに総合的に助けてもらえると大変ありがたいですね。汗


--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

外国人技能実習機構の行政処分等について [技能実習生の法改正]

日立の後追い報道からみる行政処分等、
つまり、改善命令、業務停止命令、許可・認定の取消しについて

838-15.jpg


三菱、日産、そして日立と外国人技能実習制度において、
職種不適合の問題が発覚した後の、その後の報道から、
記事に沿って今後の展開を考えてみた。


三菱自の技能実習生24人帰国へ 目的外の作業に従事
朝日新聞DIGITAL 2018年7月3日22時29分
https://www.asahi.com/articles/ASL733G05L73OIPE009.html


三菱自動車岡崎製作所(愛知県岡崎市)が
フィリピン人技能実習生に実習計画外の仕事をさせていた問題で、
三菱自は3日、実習生24人が途中で実習をやめ、
週内に帰国すると明らかにした。
本来の実習期間である来年2月まで働いたと見なし、
基準給与相当分を補償したという。



三菱自のフィリピン人実習生、計画外の仕事させられ帰国へ
弁護士は「似たような事例はたくさんある」と問題指摘
BLOGOS 2018年07月04日 19:24
http://blogos.com/article/308903/


日産は6月中に国の監督機関「外国人技能実習機構」に報告し、
作業内容も改めている。



日立、技能実習生に解雇通告 「計画認可されず」
2018/10/5付日本経済新聞 夕刊
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO36163800V01C18A0CC0000/


20人は在留資格の更新期限となっていた9月20日付で、
就労できない「短期滞在」に変更された。
このため日立は解雇を通告し、賃金1カ月分の解雇予告手当を支払った。
20人は10月20日までしか在留できず、
個人加盟の労働組合に加入し、解雇を撤回するよう求めている。

日立によると、年内に在留資格の更新時期を控えている
同事業所の実習生はほかにも79人おり、
現状のままでは20人と同様に解雇する可能性がある。


以上、各記事引用抜粋終わり。


ここから見るに、

三菱…途中帰国≒実習中止+期間満了支払い

日産...作業内容改め...?

日立...解雇+一カ月分の解雇予告手当支払い


三者三様です。
当然、その後も色んな動きがあるのでしょう。
でも、私たちにはわかりかねるところなので、
この状況から展開を想像してみます。


三菱の対応がイチバン適切かつ適正であると
外国人技能実習機構からは、判断されることでしょう。

そして、本当に技能実習生が必要とされ、
再度受入にかかる場合は、適正な受け入れを改めて誓約し、
丁寧な立証をかけていけば、改善されたとして、
受入を認める可能性は低くないと思われます。

これは、『改善命令』までいけば、
外国人技能実習機構のHPにも載るでしょう。
これが、『改善指導』でとどまれば、
HPに載るまでもなく、内内で是非の判断に応じて進むのでしょう。



日産、ココはほぼその後の情報が見つけられず、
「作業内容を改めている」とはありますが、
改めたからと言って、在留許可が下りた大前提となっている
技能実習計画に沿わないため、再度出し直したり、
イレギュラーな対応に、外国人技能実習機構がどこまで幅を持つものなのかどうか。

いやそれよりも、日産も結果として、
現在の在留認定の取り消しとなれば、
途中帰国となり、期間満了まで?もしくは解雇予告手当を一カ月分で終わり?
などのどういう事後対応(受入実習生へのフォロー)をするのかによっては、
相当に外国人技能実習機構に改善命令か改善指導となるでしょう。
認定取り消しになれば、間違いなく、HPに載ります。


日立。
ココの対応はイチバン不味いと思われます。
100人もの実習生の期間満了分の収入を支払ってあげるともなれば、
とんでもない金額なのはわかりますが、
労働者保護、実習生保護の観点から、
間違いなく、外国人技能実習機構より、指導か命令が出ようかと。



日本が誇る、車産業、家電産業の雄を、どこまで処分させるのか。
ここに世間の注目が集まることは必然です。

世間というよりは、この業界にかかわる方全員でしょうかね。



ただしただし、

もし三者ともに新制度下ではなく、
旧制度においての受入中の実習生であったならば、
外国人技能実習機構は、その責を負うことなく、
入管が法務省として、公表することなく、
ちゃんちゃんと裏裏で整理をして、表に出ることなく、
引き続き、今度は何食わぬ顔をして、
外国人技能実習機構へと申請をかけていくのでしょうね。

*日立は、切り替えの際に、認定が下りなかったとの答えも出てはいますので、
 さすがに、改善が立証されてるかどうか、
 実地調査も入っての実習計画認定の是非ではないかと思われます。



さて、問題は、監理団体です。
ホントに、フレンドニッポンはどうなるのでしょうか。

ココも国策は関係してこようかと。

つまり、フィリピンならフィリピンの実習生を、
数百人、一気に帰国させるとすれば、
それは国際問題にすらなりかねません。

たぶん、転籍対応を懸命に取り組んでも、
数が数だけに、とても全員は無理です。


要は、潰したくても潰せない協同組合として、
意識されているのかもしれません。


裏事情も含め、政治的意向が働くのは必須ではないかと。


キレイごと抜きの問題ですね。



だからこそ、
外国人技能実習機構の判断が気にかかります。


ある程度の処罰をせねば、
他に対して、示しがつかない。

かといって、処罰をどこまでどうすべきなのか。


色んな方がまことしやかに、様々憶測をしています。
私のこの考えも同じですね。


さて、お上の答えは、いつ頃になるのでしょうか。


日々チェックして注目したいと思います。


人の振り見て我が振り直せ。


人のこと、周りのことばかりとやかく言う前に、
自身も襟を正したいものです。



オマケ

久しぶりにこの方を拝見しました。
昔、たまたまガラス張りの長野県知事室も見に行ったことを
思い出しました。



10月7日 Vol.394 『フィリピン人技能実習生問題で発覚!
今年のブラック企業大賞は中西宏明・経団連会長が率いる日立製作所に決定だ!』


追伸、
日立の技能実習生、団体交渉不調なら提訴へ 解雇通知で
ヤフーニュース 10/8(月) 21:36配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181008-00000046-asahi-soci

日立続報…ナメてるとこうなる。
今や団交請負ユニオンはどこにでも現れ、
どんな中小でもいつ当事者になるかわかりません…対応を見誤れば。



--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

外国人技能実習生のビジネスライクな使い方 [技能実習生受入時の本音の問題点]

たぶん、長年受け入れを継続している先では、
ほとんどがこんな感じじゃないかなと思います。

292xNx2014070700056_3.jpg.pagespeed.ic.yiqplt5w-s.jpg


『 適度な距離感 』


この一言に尽きるかと。


この距離感のコントロールが上手なところは、
本当に問題は少ないですね。


実習生へはどう接していれば、どこまで踏み込み、
どこまで突き放し、どうグリップし、どう付き合っていけばよいのか。


これらの全てが『適度な距離感』に含まれています。


気持ちの強い経営者は、
その分、とても実習生の面倒を見ようとアレコレ気を遣い、
世話をしてあげますが、
それがやりすぎだと、どこかで実習生がふんぞり返り、
ハンドリングができなくなります。


逆に労働者ではなく、労働力としてしか見ていない先では、
お金をたくさん支払うことで言うことを聞かせるか、
そうでもない場合は、失踪や途中帰国などの色んな事件を勃発させます。


そうなんですね。
子供と一緒。
*だから、いい年した実習生たちを、
 あの子たちとか、親しみを込めて呼ぶようになります。


ということは、子育てが巧い人は、
実習生のケアも上手なんでしょうかねぇ。

私は残念ながら違うと思われ、
一概には言えないと思いたいのですが。汗



何はともあれ、この距離感こそ、
色んな経験があってたどり着く境地ともいえるでしょうか。

バランス感覚にたけている方であれば、
数年、数回の問題をクリアすれば、身につきそうですが、
どれだけ早くても3年一回り超えていないと、
いや、受入を数度繰り返していないと、
なかなか身につきません。


日本人の若年労働者の受入でも
けっこう共通することが多そうですが、
やはり技能実習生はもうひとひねり背景が違いますので、
やはり最初はこの距離感がわからず、
苦労する方は多いものです。


配属初日、一年目、技能検定、
二年目、三年目、そして帰国日。

実習生の性格にもよります。
そうそう、国によっても多少は違いますね。

全てにそれぞれ距離感があります。


ギュッと絞るところは絞って、
緩めるところは緩める。


コレって歴史に学べず、経験でしかないので、
やっぱり実習生受け入れは、経験がものをいうのでしょうか。



であるならば、
別に私がどうのではなく、色んな方から例え受け売りだとしても、
色んなコメントを見ながら、自身の中にケーススタディを増やし、
距離感を取るモノサシを自分なりに作っていくといいのではと思います。


まぁ、殆どの方は、そんな暇なんかあるはずもないと、
実際には行き当たりばったりなのでしょうけどね。汗


そうして、痛い目にあって覚えていく。
その繰り返し。
自動的に身につく仕組みなんかあると助かるんでしょうけどねぇ。



--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

肉体労働と頭脳労働、みんな考えることは大嫌い [人口減少社会]

最近、AIのニュースがすさまじい。
心なしか新聞も、人手不足対策から人財育成へと話題が変わっているようにも思う。

831f6f40.jpg


ウチの中学生の子にも聞いてみたら、
ちゃんと今の仕事は自分が大人になるころにはないかもしれないと分かっていた。


もしかしたら、外国人の就労招聘関連の業界にいる私たちも、
仕事は無くなっていくのかもしれない。

いや、たぶん、変化していくようにも思う。


2045年のシンギュラリティ含め、
時代がどの時点でどの程度変わっていくのかを見極めることも
かなり大事。

例えば、今45歳(2018年)のいい年した大人は、
あと40年強(2058年)、働ければいいのでしょうか。

逆に、今20歳の社会人なり立ての大人は、
残り80歳以上(2100年?)は、働いていないといけない。

寿命ももっと延びるみたいだし。

なんてったって、今は老いは病とすら言われているくらいだから。


いや、ベーシックインカムが実現され、
人間は今のように必死に働かなくてもいいのかもしれない。


そんな時代に、今をどう生きていくべきなのか。
誰もがたまにはふと考えてしまうことがあるのではないでしょうか。


そして、大半の大人は、色々調べたり、考えたり、
学んだり、経験したり、失敗したり、色々してみることから逃げ、
頭脳労働よりは、アレコレ考えなくても済む、
肉体労働(ここでは頭脳労働をしない人とします)へと流れていく。

間違えないでいただきたいのは、
決して、肉体労働がダメだと言っているのではありません。

日常で体を動かして働くことは、
決して楽ではありません。

そして、そういう方々に支えられていることは
たくさんあります。


だけど、そういう方に限って、
アタマを働かせない。
それは俺の仕事じゃない...
そうして、狭い了見で、例えば外国人は使えないという輩も少なくありません。


何が言いたいかといえば、
肉体労働が悪いのではないけれど、
頭脳労働こそみんなしたがらない仕事だということ。


そして、
頭脳労働に従事している人こそ、
お金をたくさんもらえている人が多いということ。


もちろん、私もどちらかといえば頭脳労働ですが、
頭脳労働さえしていれば、
お金がたくさんもらえるというワケではない典型例ですね。苦笑


産業革命前は、重い荷物をたくさん運べる肉体労働者が
イチバンお金を稼げていましたが、
時代は変わり、機械がその仕事を奪っていきました。


そして、
産業が発展していく時代では、
お金稼ぎの仕組みを作れる経営者がイチバン儲かっていました。


次は、どういう人がイチバン儲かるのでしょうか。
いや、儲けるということに対して、
人の心が最重要項目にはならない時代でもあると思います。


どう生き抜いていけばいいのでしょうか。


私たちは、今の仕事を漠然とそのまま取り組み続けていればいいのでしょうか。


生き方とさえいえるこの永遠のテーマに、
今ほど直面させられ、考えさせられている時代はなかったように思います。

なぜならば、特に近代の高度成長期の頃は、
そんなこと考えなくても、右肩上がりで儲かって、
みんな一律右へ倣えな時代だったから、
考え悩む人は多かったにせよ、一つの確固たる潮流が確かにあったので。


でも、今は本当に混沌としてて、
とても5年、10年のスパンでは見通せません。

よって、事業への投資も1年で元が取れるくらいの回収計画でもない限り、
とても投資はできないようにも思われます。


お分かりですか。


時代の流れが速すぎて、何も考えずに肉体労働だけしている方は、
かなりなリスクを抱えているように思えるんです。


長年、頭を悩ませ、考え実行し続けている人は、
時代を読んで、今の生活に変化が押し寄せても、
準備を怠っていませんので、致命的な破綻を見ずに済みます。


でも、
国宝級のツボを焼く人ならまだしも、
そうでない職人さんたちは、機械にとって代わられます。

事務員さんは肉体労働じゃないにせよ、
AIにとって代わられます。
パン屋さんも同じ。



ある著名なコンサルの方が、こんなことを言っていました。


 キーワード:
 白紙とペンを持って、部屋にこもる。
 この半日の作業が、もっとも収益率が高い。

 解説:
 頭脳労働は肉体労働の5倍疲れる。
 だから多くの人は、頭を使わないで、
 手と身体を動かしつづけるという肉体労働を一生懸命行う。
 働いているように見えるが実はラクなのだ。
 それよりは、日常業務は忘れて、部屋にこもろう。
 そのときに、生み出される発想が、
 あなたの会社を何倍にも大きくする。



アナタは、頭脳労働、していますか?




--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

非営利な事業で新規獲得するためには [組合などの監理団体について]

やっぱり私は監理団体の一職員の立場が、
イチバン好きなんだと思います。

saifukara.jpg


色んな方との出会い、特に中小の社長さんや、
大企業でも一部署、一工場を任されている方、
責任もって業務に取り組んでいる方が、好きなんですね。

それと、外国人。
日本人の空気を読む感じとか、言わなくてもわかれよ!ってところが、
個人的にはどうも苦手。

騙されることも多いけど、
ストレートにYES or NOといえる関係が、
スッキリわかりやすくて大変ありがたい。


いや、アホみたいに何でも言ってしまうタイプではありますが、
それなりに常識はわきまえている...ハズです。汗


さて、そんな中、それぞれの先輩諸氏も大変なご苦労を重ねて、
今、それぞれの地位にいらっしゃるのではないかと思いますが、
天邪鬼でへそ曲がりな私は、こんなことやってる中で、

新規参入が増え、片道切符が増えている中、
知らなかったから、もう後戻りできないから、
こんな世界だとは知らなかった、
そんな方を少しでも減らして、
悪質ブローカーに転がり落ちていく人を増やさぬためにも、

「解体新書」なんて、企画を立ち上げ、取り組んでいますが、
制度事業の全体像もホントに大切なんですが、

お客さんを獲得すること。


それも、非営利な制度として、営業してはいけないというルールの中、
どうやって受注すべきなのか。

法を破らず、砂漠の中でダイヤモンドをどう見つけるべきなのか。


勝手もわからず、無駄な努力(はないと思いますが)に
貴重なコストや労力や時間と精神力を垂れ流し続け、
どこまでも出来高でいるよりは、

正しい努力、報われる確率の高い手法に取り組んで、
願わくば適正な成長を促し、共に次のステージへと切磋琢磨しあえる、
そんな仲間になってくれたならと、

今までの失敗を繰り返してきた経験をもって、
私なりに、その手法や考え方を凝縮してまとめてみました。


近々、まずは会員さん向けに希望者へご案内してみる予定です。

ある意味、この事業の入口として、大変な思いをしながら器を作ったはいいが、
結局、受注もできずに潰れていく、
本業もおかしくなっていく、
せめて少しは元を取ろうと、監理団体を売りに出す...

売上、利益を稼げなければ、鋭利だろうが非営利だろうが、
続かないんです。

結果、正に経営資源を散財した挙句、迷惑をまき散らして消えていく。
それなりに苦労はして業界の現実を経験したので、
それらを基に、悪質ブローカーへと成り下がっていく。


なんだか、あまりに残念じゃないですか。


興味のある方は、当ブログトップに置いている、
無料メルマガにご登録ください。

準備が整い次第、ご案内させていただきます。

お困りのようでしたら、ご登録後に届くメールに、
その旨、返信ください。

お力になれる範囲で、お伝えできることはお伝えさせていただきます。


色々と法も変わり続けているので、
対応に苦慮されていらっしゃると思いますが、
それと新規獲得は全く別物です。


願わくば、適正な監理団体に、常識のある受入企業とのご縁が、
増えますように。



--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

技能実習関連の情報サイトは、たくさん増えましたね~ [余談]

かつて私が綴りだした頃と違い、色々な方が、
当該制度事業についてコメントを発信しています。

ref_l.jpg


もちろん、色んな方がいらっしゃいますが、
私を含め、やっぱり個性的な方が、モノ申したいことがあっての発信
としている方が多いですね。

ちなみに、有料を打ち出しているのは、
当方だけのようです。苦笑
それでも100人を超える方々に集っていただいているので、
ありがたい限りです。


さて、別の方のサイトについて、
勝手にピックアップして、
ご紹介してみます。

好みもわかれるかもしれませんので、ご自身でご確認ください。



初めにお伝えするのは、
以前もご紹介した、
私なぞよりよっぽどご覧になってる方々も多いであろう、
こちら。


ベトナム人技能実習生の理想&現実
https://www.facebook.com/vietnamtechnicalinterntrainee/



業界にいて、facebookをしている方であれば、
知らない人はモグリじゃないかと思うほど。苦笑

言わずもがな...ですね。

当方をご覧の方も、読者は被っていると思われます。
あくまで無料をお望みの方は、コチラもチェックしておくべきでしょう。




そして、最近玄人対象に綴りだしているのが、
同じくfacebookで、こちらの方。


人財ソリューション ライトブレス
https://www.facebook.com/OTITJITCO/



お顔がドーンと出てきますので、ご注意ください。苦笑
ご存知の方はもちろんですが、『先生』です。苦笑
素人の方にも参考になりますが、私同様、何かと濃くて、
私などよりもよほど深いので、気にかかる方はぜひご確認を。



他にも、関連の方々が集うグループなどもたくさんあります。
監理団体も送り出し機関もみ~んな、facebook大好きで、
色んな方々が交流されてますね。


今回、あえて中身の方を存じ上げている先だけ、
ご紹介させていただきましたが、
他にも、良い悪い抜きに、たくさんあります。

当方が良く存じ上げない先であったり、
一介の士業の先生方や、一企業、また監理団体や送り出し機関の方が、
コメントしているものも多く、

一個人はともかくも、特定の監理団体や送り出し機関、
はたまた士業の先生方をお勧めしているワケではないので、
ご自身で探してみてください。


ちなみに、Twitterでは、facebookのように、
沢山出てくるわけじゃなくて、
ほぼどこかの誰かが営業に使ってる感じ。

時折つぶやかれるのも、
一貫して取り組んでいる感じはあまりせずバラバラバラ。


ブログについては、それほど数が多くはないですね。
ただし、こちらも監理団体や送り出し機関の方が。


何はともあれ、色んな方々が思い思いにつぶやかれるのは、
決して悪いことではなく、多角的に多面的に、
現場で起きている現実を切り取ってお話してくれているので、
とっても良いことだと思います。


もっともっと増えていくといいですね。

そうして、世の中に理解が深まり、
悪質ブローカーが棲みにくくなっていくことを期待したいものです。



しかし、改めて見てみると、こんなにも色んなメディアがある中で、
当方にたどり着いて、コストまでお支払いいただいて、
様々な活動にご支援いただいていらっしゃる方々には、
本当にありがたく、とっても大切な仲間たちです。


私のご案内する企画にも、様々ご参加くださっていて、
それなりのお返事も頂戴できていますので、
まずご参加いただいてないと、お分かりにはならないと思われますが、
まずまずのようですかね。
(自分ではなかなか言いづらい...苦笑)


昨日、また違う企画を会員の方々にご案内してみたところです。
そう、我ながら、ご案内した内容以上のことをしたがるタチのようです。汗
自分で自分の首を絞めてるようですけど。汗汗


できることならば、
楽しく交流し、楽しく共育しあい、楽しく成長していきたいものです。


他のサイトで交流を図っている方々にも、
笑顔と感謝が広がってるといいなぁ。



--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------



nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:仕事

宿泊業の動きに見る新職種追加認定への動き [技能実習生の法改正]

来春へ向けての新たな職種認定の動きが、水面下で活発化している。
各業界ごと、利権の調整に必死なんでしょう。

z10-roudoushurui.jpg


↑ここに新たに特定技能(仮称)が入ってくる予定ですが、
正直なところ、はたして間に合うのでしょうか。

宿泊業4団体、「一般社団法人宿泊業技能試験センター」設立 外国人就労の態勢整備
観光経済新聞 2018年10月3日
https://www.kankokeizai.com/%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E6%A5%AD%EF%BC%94%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%80%81%E3%80%8C%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E6%A5%AD%E6%8A%80%E8%83%BD%E8%A9%A6%E9%A8%93%E3%82%BB/


先日、全旅連の動きがありましたが、
けっきょく先走りだったのか、4団体としての動きになってきたようです。

要は、業界全体として統一した検定とならねば、
日本国の法としては全く意味がないんですね。

これも、2016年から話し合いはあったようですが、
2018年の今になっても、何にも具体的な確定公表がありません。

それだけ、踏むべき手続きは多種多様に渡り、
利害の調整もたくさん必要になるからです。

具体的には、先日会員の方々へお伝えさせていただきました。

また、これまた水面下で、リネンや漬物、病院給食などの
整理がついて、お役所の手続きを順調にクリアし、
公表を待つばかりの業界もあります。
こちらも会員の方へはご案内しました。


リネンなんて10年以上前から、ずっと言われていて、
最近やっと日の目を見る様子です。

確かに新制度で新職種認定の具体的なステップまで
公表されるようになりましたが、
まぁ、なんと長い道のりであったことでしょうか。


どこまでも業界として、統一された検定を作り、
それらがさもあるべき姿であるといった立証を実践せねばならず、
加えて、どこが所管し利権を得るのか。
その利権はどのように配分されるのか。

相当な駆け引きが裏であることは、想像を否めない世界です。

逆を言えば、コンセンサスすら作れない業界や、
業界団体すらない業種は、置き去りのまま。


ここにも法と現実の大きな乖離があります。


厚労省や法務省、はたまた経産省など、
関係各省庁も関与してくるため、
相当な労力や手間暇、関わるコストが求められます。


下々の私たちにすれば、
いつどのタイミングで解禁となるか。

この辺りをちゃんと調べてチェックしている以外、
誰も教えてくれません。

ここだけでもプチ権益ですらあります。

だって、他の監理団体が知らない情報をいち早く知っていたなら、
各馬一斉にゲートイン...すらないので、
公表後、取ったもん勝ちですらありますよね。
いや、飛びつくリスクはもちろんありますよ。
後出しじゃんけんはいくつも出てきますでしょうから。

ここでも、私が知る限り、
某団体はこの利権を取るために何億も費やし、
結果、もろもろを専従斡旋しようとしたにもかかわらず、
監理費利益の分配まで計算に入れていっため、
まったく計算通りに回収できないという事態もあるほどです。


私なんぞの小心者は、魑魅魍魎の世界へと入っていく勇気はなく、
下々として、コツコツ目の前のことに集中して、
後ろ指をさされないよう、取り組む以外には、
やる気すら起きません。

話としては、面白いんですけどね。苦笑


ホントにゲップが出るほどに、利害関係者がたくさんいすぎて、
船頭多くして山登らず、このまんまの現実がたくさんありそうです。


さらにここにブローカーが色めきだって群がる。


考えただけでゲッソリです。苦笑



先日、会員の方へもお知らせしましたが、
確定公表があった後でも、
介護を見ればお分かりのように、
お役所や利権団体主導で、現場の現実もわかっていないため、
日本の都合最優先はともかくも、送り出し国側の事情など露ほども考えず、
当然のごとく知らないから考慮すらできず、
結果、目論見通りの受入が進まない、

そこでやっと調べたり気づいたりして、
また無駄に時間と労力とコストを費やし、
ルールの変更を示唆し、全てを振り回す。

つまり、確定公表情報があったとしても、
振り回されることが多々あるということ。
この辺りを、ちゃんと腹に入れて、立ち向かわないと、
ホントに心労ばかりたたって、胃に穴が開いたり、
うつ病にすらなりそうです。


先日の特定技能の見切り発車の続きみたいになりましたが、
それぞれがそれぞれの立場で、ちゃんと情報アンテナを立てて、
自分自身の頭で、考え保険をかけつつ、慎重に動きましょうね。

会員の方々は、お互いに協力して情報を集めたものを、
みんなでシェアしあって、支え合って、
一組織では把握しきれない環境を利用して、
慎重に、しかし確実に前に進んでいきましょう。


せっかく宿泊業を取り上げたので、一つだけ...。

介護同様、賃金設定が低いサービス業なので、
求められるレベルに対して、許容できる人件費コストが低すぎるので、
介護とは違う意味でも、受入は思うほど進まないと思われます。

どれだけ整備したって、どんだけお膳立てしたって、
働く人にとって魅力がなければ、誰も来てくれませんから。

お分かりですかね。
動くホテルや旅館側も、業者側も、経費倒れ、労力倒れになるってことです。
時間ばかり費やして、地に足つかない夢ばかり膨らんで。


日本人だって同じでしょ。
やりたくない仕事、できない仕事は、無理なんです。
外国人の場合、騙して無理やり連れてきても、
ことごとく失踪して、意味ないですよ。

特定技能であれば、招聘労力と手続きだけやってくれてありがとう、
後は、給料の高いウチのホテルで引き取るから...と、
東京の高い給料を支払えるところが引き受けてくれるだけです。

新職種を狙うにせよ、実現性のある業種を選ぶことをおススメします。


--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

外国人技能実習生との上手な付き合い方 [経営者や企業のレベルの問題]

とても参考になる記事でしたので、ご紹介まで。
こういう姿勢が受入企業側でも必要です、この先は特に。

main@2x.png


↑こんな感じの上から目線な経営者の方はいらっしゃいませんか?

指示に従わせるために、従業員からナメられないために、
威勢を張るスタイルの中小企業の経営者は、
今までよく見てきた姿です。

ですが、今は時代が違ってきています。


群馬)増える外国人農業実習生 建前と本音
朝日新聞DIGITAL 森岡航平2018年9月28日03時00分
https://digital.asahi.com/articles/ASL9V1PLNL9VUHNB002.html?rm=224

以下は、記事の抜粋引用です。


受け入れ先の農家 やる気維持に腐心

9割近くは3年間滞在するが、
仕事が合わないなどの理由で数カ月で帰国してしまう人もいる。
2011年の東京電力福島第一原発事故の際には数人が去った。

いかに3年間やる気を保ってもらえるかに腐心するという。
買い物や外食、地元の祭りなどに連れて行くことも。
一方で、お互いが疲れないためには「適度な距離も必要」という。

中国人同士で生活しているため、
日本語を話せるようになる人は少ない。
必要があれば漢字を紙に書いたり、
スマートフォンの翻訳機能を使ったりしてやり取りする。

最低賃金より14円高い時給797円で働いている。
日本人を雇っても途中で辞めてしまう心配がある。
実習生は、最低賃金に近い給料でも
一定期間は確実に働いてくれるという安心感がある

農業就業者の平均年齢は59・7歳から66・3歳に上がっている。

懲役3年執行猶予5年の判決を受けたタイ人の1人は、
来日前から覚醒剤を使用。
興奮する効果を利用して、
「もっと仕事の量を増やし、いい給料をもらいたかった」などと述べた。

このタイ人を受け入れていた農園の代表者は
「運転免許を取得するなど、日本語もできて優秀だった。
家族のように接してきたのでショックだった」と嘆く。
同じ出身国の実習生同士が農場を超えてSNSを通じて
交流していることもあるといい、
「いい情報も悪い情報もすぐ手に入る環境にある」と話す。

約250人の実習生の受け入れ窓口になっているJA利根沼田では、
毎年数人程度が失踪。
複数人で行方をくらますこともあり、
失踪者が10人程度の年もあるという。

不法滞在や不法就労などの捜査を行う群馬県警外事課の担当者は
「SNSなどで『もっと給料の高い仕事がある』などと
甘い言葉で誘うブローカーがいる。
人手不足で、失踪した実習生と分かっていても
雇ってしまう業者もいる」と説明する。

以上。


現実がまざまざと記述されています。

せっかく大枚をはたいて、
配属前に一人頭数十万のコストを支払っているのですから、
失踪されたんじゃ、割に合うはずもありません。

ちなみに、その負担は受入企業側にあって、
失踪したからと言って事前受入コストの返還を求められるはずもありません。

例え、道義的に監理団体などから返金対応などがあったとしても、
アテにしていた実習生がいなくなったら、困るのは受入企業側です。

よって、その現実を理解していればいるほど、
媚びる必要は全くありませんが、何かと腐心するのは当然です。


特に、ここで言われている『適度な距離』。
この距離感が、とても重要です。

近すぎれば、ウザいと思われますし、
遠すぎれば、見て気にしてもらえていないとなり、
心が離れていきます。

日本人スタッフとの距離感も同じなんですけどね。


それと、スマホなどで、翻訳こんにゃくのサービスを活用することも
当然必須です。
使えるものは使いましょう!
それだけ、技術は進歩が速いんです。

アプリで無料サービスのものも色々ありますが、
どれも今一つの使い勝手。
でも、たった3万ちょいで、継続の支払いすら不要な便利機器が出ています。





以前もご紹介しましたが、上手に使えば、
コレこそ面倒な通訳などを介さずとも、
日本語が不慣れな外国人技能実習生と、
コミュニケーションが割かしスムーズにとれる優れものです。

活用先はドンドン増えています。
知ってる知らないで、他の受け入れ先とも差別化が図れるので、
ぜひご活用を!
74か国対応してくれます。


最近では、その都道府県の最賃以上の設定で、
募集条件を少しでも良くし、
より間違いのない実習生を受け入れたいと、
また新制度でのハードルを気にして、最賃のままでの受入を控えようと、
色々多様化してきているようにも感じています。

いつまでも昔のままでは、取り残されかねない時代に
突入しているということですね。


SNSによる失踪勧誘や、覚せい剤などの犯罪行為などまで、
諸問題にも触れていますが、
ここも、程よい距離感をもって、日々実習生と接している中で、
行動がどうもおかしいと、早期発見、早期治療がイチバン有効です。

早めに芽を摘まなければ、大きく育ってしまったあとでは、
対応にも限界があります。


それでも、どこまでも「人」なので、
絶対はない世界です。


外国人技能実習生と上手に付き合っていくコツを知ることは、
自社のコスパを成立させるためにも、とても大切なことです。


これ等を業者任せと言わんばかり、監理団体に依存している先ほど、
諸問題の発生率は高まりこそすれ、なくなることはないでしょう。


今回は、

「適度な距離感」



「文明の利器の活用」

について、強くコメントしてみました。


願わくば、労使相愛が続き、
よりよい結果へとつながる先ばかりとなってほしいなぁと。



--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

特定技能の見切り発車がハイリスクな理由【必読】 [特定技能]

皆が皆、2019年4月からと言われている、
特定技能(仮称)への早期の動きに蠢いている。

lgf01a201304181300.jpg


どこまでも学習能力の無い方々と、
新規参入組にて、不慣れな方々へ、
ナゼ、見切り発車がどれだけリスクの高いことか、説明申し上げます。

コレは、直近でも「介護」の門戸が開いたときに、
さんざんな結末に陥った先が、当方までその相談が届くほどに、
ことごとく多大なコストを支払っただけで終わったのは、
いや、彼の国で逮捕者まで出してしまったのは、
いったいナゼだったかについて、お伝えします。


有志の方々は、宜しければ、ぜひ拡散願います。


電子産業、外食も…人手不足業種から新資格要望
YOMIURI ONLINE 2018年09月29日 08時48分
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180929-OYT1T50001.html


農業▽介護▽飲食料品製造業▽建設▽造船・舶用工業▽宿泊▽
外食▽漁業▽ビルクリーニング▽素形材産業▽産業機械製造▽
電子・電気機器関連産業▽自動車整備▽航空

具体的にコレだけの業界がピックアップされていますが、
まだ確定ではありません。

一業界ごとをとっても、
今までになかった市場がぱっくり口を開けてくれるんですから、
リスクを取ってまで、取り組んでいく意味があると考える経営者が
本当に多い。

しかし、経営者であるからこそ、先が見えないことに取り組むのは、
見通しをもっての投資ではなく、ギャンブルとしての投機であり、
それすら理解もせずにズブズブとドブに大切なお金をつぎ込んでいくのは、
もはや欲にまみれた卑しい顔になっていることに、自覚症状すらない方ばかり。

ナゼ計算が合わないのか、
これらの先走りが、どうしてハイリスクなのか、
よくある結末をお伝えしましょう。


【結果的に、成立しないから、受け入れ先がない=売れないってこと】



介護同様ですが、一つ、宿泊について例に挙げて説明します。

コチラの記事をご確認ください。

ベトナム人積極採用へ 新在留資格の枠組みに着手(全旅連)
旅行新聞 2018年9月12日(水) 配信
http://www.ryoko-net.co.jp/?p=41941


お金という視点に絞ってお伝えしますが、
その前に、お金より前提になる、ビザが下りるかどうか。

聞き及ぶ範囲では、特定技能は技能実習のように、
申請すれば、ほぼ在留資格が交付されるビザではないようです。

すると、ストライクゾーンが定まるまでは、
いくら申請しても、公表される諸条件を満たすだけでは、
満たすよう整えるだけでは、許可されるとは限らないということ。

歩留まり率(許可率)すらわかりません。

コレだけでも、事業として成立するかどうかは、
大問題です。

そのうえで、成立するかしないかについてですが、
記事で言うと、宿泊業は、
サービス業として残念ながら人件費はとても安い業界です。

そのため、最賃で雇うという方針のようです。
しかもベトナムに限定して。
それも有名大学を卒業する優秀な人財を。

現場の現実を全く分かっていない。
日本側の受入側基準の一方的な条件提示です。

結果、どうなるか...誰も応募しません。

現に優秀な学生は、ベトナム国内でも、
それなりの手取りを得られる職につけます。

もっと身近で言うならば、
技人国としてのビザでの就労のほうが、
日本人の大卒同等の初任給で働きに行けます。

ナゼ最賃となるかは、
仲介業者にかかる負担をコストとして受諾せねばならないから。

そのかかることストを含めたならば最賃でないと、
現在の人件費的に、受入しても合わないから。

でも、受入するには、日本語はペラペラで能力の高い人財じゃないと
受け入れる意味がないと考えているから。


わかりますかね。

人財側が求める条件と、受入企業側が提示できる条件が、
どうにも合わない、成立しないんです。


コレは、介護も同様。


ツッコミどころはいくつもありますが、簡潔に説明したく、
説明しだすとキリがないので、端折ってますが、
容易な抜け道はありません。
知恵や工夫を絞っても、現実はそうは甘くはありません。

転がっていくまでの道のりがあまりに長いから、
その間に、労働者側も受入企業側も、状況が変化するし待ちきれないんですね。


日本人以上に近視眼で学習能力の無い方々がほとんどな、
各国の各ブローカーたちは、ココまで見渡したうえで話ができる相手は、
全くいないと言っても過言ではありません。


結果、出口もないのに、対象人材を集め、お金を取り、
詐欺だと訴えられる。
(対象人材も近視眼なので、当事者責任は誰のことで、お金を払って訴えます)


日本人も人によっては、仕入れを押さえれば勝てると思い、
現地入りして会社まで作り、現地人スタッフも雇って、
人を集めだす。

詐欺行為が訴えられ、現地で逮捕される。
日本人だからと、不正が未だ常態化している国では、
ワイロをたくさん積まねば、罪の是非を問わず、シャバに出て来ることすらできない。


みんな色々考え、経営者だからこそ、
今までの実績を根拠に、俺なら実現させられる。
俺なら私なら、知恵を絞り工夫を凝らし、上手に人を使い、
事業を成立させられる...


結果、事業を途中で断念し、他社へ事業移管し、
見切りで巻き込んできた関係業者や客候補先に迷惑をかけた大手。

組合まで設立し、監理団体の許可まで取ったのに、
できなかったからと売りに出したい相談をしてくる某団体。


慎重に進めようと色々情報収集し続けて、
それでも、年と共にどんどん環境も変わっていくので、
いつまでたってもスタートが切れない方々。
それまでのコストは誰が持つのか、いつまで持つのか。


残念ながら、
国もそういう警鐘や啓蒙はできないので、
自ら気をつけねばなりません。


そして、経験の浅い方々は、ことごとく陥っていく落とし穴の一つです。
まぁ、見事にみなさん、落っこちていきます。
俺は大丈夫と思っている方も、慎重に物事薦めようと思っている方も。

そして、全員、痛い目を見ないとわからない。

でも、アナタが痛い目を見るのは自業自得ですが、
巻き込まれる企業や人財にしてみれば、たまったもんじゃない。
それもまた当事者責任でしかないのですが、
確実性のないことを、さも絶対だと勘違いさせ、
期待させて仮受注してきたならば、それは詐欺でしかありません。

人財側は、自国ならまだしも、外国である日本まで、
わざわざ来てくれるのに、騙して来れませんでした?
たぶん、目の前で怒鳴られないからわからないだけで、
どれだけの恨みを買っていることか。






外食だってコンビニだって同じです。

他の人件費をまだかけられる業界であれば、
その業界では、その業界なりに、問題があります。

全般的に言えるのは、特定技能(仮称)は、
技能検定に受かり、日本語もN4以上を言われています。
その通りであれば、そんな人財は、少なくとも最賃では働きません。
仲介業者も前述同様、それなりのコストがなくては動けません。

あ、入社前のコストを下げなきゃ成立しないし、
そのためには、利益は後回しにして、人財が配属後に、
お金をもらう設定になっていきますが、
要は、人財が入ってこなきゃ利益は生まれないってことです。

そのうえで、在留資格が下りて、無事に配属される前に、
実費とはいえお金をいただくということです。

コレが、下りなかった場合や、許可率などの歩留まり的考え方になれば、
余計に初期コストはハネ上がります。


...ほんと言い出すとキリがないのですが、
やってないとわからないことだらけです。
ピンとこないんですね。


で、だからといって、プロに道案内をお願いしようという方も、
そうそういない。
頼む方もいますが、ろくに事情を知らない行政書士の先生への依頼がほとんど。


成功する人はほぼいなく、
迷惑をまき散らして、悪質ブローカーへ成り下がっていく方ばかり。

あまりに残念過ぎる現実へ、介護の時同様に、まっしぐらなので、
どうにか歯止めをしたい。


笑顔と感謝を溢れさせることができるのに、
十把ひとからげで、全て人身売買の人買い稼業にしか見られないのは、
とても残念なので、もう一度説明してみました。


少しでもその意味が伝わればと、切に願ってやみません。


腹をくくって、特定技能をはじめとした外国人労働者招聘事業の業界に
算入されるのであれば、
本当にいろいろ勉強し、現地も多面的に何度か飛んでチェックし、
理解を十分深めてから、経験者と二人三脚しながら、
取り組んでください。

痛い目を見るのは、アナタです。


追伸

国によっても、自国民の人権保護、労働者保護のため、
いくら日本が口を開けても、「じゃぁ、どうぞ~!」って、
自国民を送り出してはくれませんからね。

これも介護がいい例ですが、
2017年の11月に介護がオープンしても、
介護を送り出すには、自国内の送り出し機関にも、
別に独自の許可制にして、制限することがあります。

2019年4月に、予定通りに日本国内で法が成立施行したとしても、
じゃあ、4月から入ってくるかといえば、
そうはいきません。

意味お分かりでしょうか。

2019年4月に公表確定される法を見て、
送り出し国の所轄監督機関が、対応を吟味し始めるということです。
つまり、遅ければ、2019年内に、送り出せる準備が整うかどうか。
そして、見切り発車して集めている先で、
期待に沸く労働者はいつまでも待ちきれず、バラバラバラ...
見切りの面接合格者も、いつまでも無給で待ってはいられません。

個々に生活を抱えていますから、いつ日本へ行けるかわからないとなると、
手数料を支払っている労働者は辞めるに辞められず、
借金は増え続け、失踪要因を増すことにもなりかねません。


整って申請出しても、色々あって、今までのパターンで言えば、
合格者を決めてから半年はかかります。

...いつになったら来るの?

受入企業も待ちきれません。
不安と心配ばかりが募り、初期の申込金を返金しろと騒ぎだします。


意味がお分かりでしょうか。


それだけ、スケジュールは全く読めません。


それでも、アナタは見切りで取り組みを始めますか?
取り組み続けますか?

今からいわゆる利益が入ってくるまでは、2年はかかるとみていたほうが、
無難ですが、この間、コストはかけ続けねばなりません。


おわかりでしょうか。
そこまで読んでいますか?



--------------------------------------------------------------

適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

--------------------------------------------------------------


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。