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農業への外国人労働者の受入は、労基を呼び込む原因となる!? [未だにルールを無視する企業と業者]

農業分野での外国人労働者の受入が望まれている。
これは最近始まったことではなく、この数年来、その需要はウナギ登り。

苦笑い2.jpg


農業の人手不足 深刻 バイトさえ・・・
農家悲鳴 有効求人倍率上昇 支援策も解決見えず
日本農業新聞 2017年7月30日
https://www.agrinews.co.jp/p41491.html


率直に現実を指摘してみます。

農業のお仕事は、おそらく朝日が昇ってから、
夜日が沈むまでがお仕事。
また、日が沈んでいる間ですら、何かしら内職的な
仕込みや準備のお仕事が盛りだくさん。

商業農家も増えてきていると思いますが、
そもそも農家の方々は、ほとんどが個人事業主。

誰かを雇ってといっても、所詮身内や日本人。
また、そこに労働基準法など、入り込む余地もない。

一日8時間、週40時間、36協定、変形労働など、
ある程度の弾力性は法にもありますが、
到底、農業の現場の現実には、対応しきれない。

雨が降ればお休み、雨が続けばしばらくお休み。
収穫に間に合わなければ、悠長にお休みしていられるはずもない。

自然は計画的に晴れたり雨降ったりしてくれません。
台風や日照り、豊作不作、作物の相場の変動、
なんというか、計画通りに豊かに収穫でき、
なおかつ稼げる年ばかりでもない。


それでも何でも、法の網は平等に公平に覆いかぶさってきます。

今までは、日本人だけで、特に法令など気にしたこともなく、
仲良く今まで通り協力し合ってお仕事に励んできたのに、
外国人を雇ってみた途端に、今までの習慣やルールは、
色々見直さねばならなくなります。

また、実習生を受け入れるともなれば、
就業規則から整備する必要すら出てきます。
*法的には免れたとしても、整備しておかねば、
 会社を守れなくなるケースも十分考えられるから。

そして、そんな簡単にスイッチできないのがほぼほぼの現実論。


受け入れる前は、そうしないとならないなら、
そもそも法律なんだろうから、これを機会に労働力確保のためにも、
ちゃんとしていこうかと考える農家の方であったとしても、
どうやってもアレルギー反応のほうが強く、
そこまで杓子定規にやられちゃうなら、受け入れないほうが良かった、
負担のほうが大きい、なんて、受け入れた後から言い出す始末。

もう遅いですよ。


結果、指摘しても指摘しても直ることはなく、
監理団体として、不適切な受入機関と折り合いをつけることまで、
苦渋の決断を迫られるやもしれません。


せっかく苦労して受入まで手続き進めたのに、
後始末とコストだけかけた結果しか、監理団体にも残りません。


農家の方にしても、結局コストと労力をかけただけで、
なおかつ、労基に目をつけられた実績を残し、
一つもプラスを作ることなく、断念する結果に。

外国人労働者を受け入れるのは、
無理だとの結論を身をもって理解できたという程度でしょうか。


そして、他にいい方法はないものかと、彷徨い始めるのでしょう。


そして、不法就労者を使うほうが、見つかりにくいし、
コストも安いとなるケースも。


なんか、法整備対応できない経営者は、
農家であれ、建設であれ、何の業種業界であれ、
事業を継続するなと言っているも同然です。

いや、確かにその通りなんでしょうけど。


そして、農家の中でも、ほんの一握りの、
こういったハードルを乗り越えられる経営者が、
勝ち残っていきます。


農家の方、上手に外国人労働者は使えていますか?



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対象:実習生受入企業の社長またはご担当者の方、
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 法改正後の具体的ルールなど、不定期に配信します。
 現監理団体へのご不満や確認事項、セカンドオピニオンなど、
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 私の主観でしかございませんが、お答えいたします。

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 http://www.gaikokujin.link/member/cf/qmcsb7


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対象:受入企業でも監理団体でもない方

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 例)送り出し機関、日本語学校、人材サービス会社、士業の方などなど。

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