SSブログ

監理費は値上がりする…忘れてはいけない経営視点 [技能実習生の法改正]

やはり介護関連のニュースが多いですね。
そして、やはりその受入の難しさも指摘しています。

ダウンロード.jpg


介護現場に外国人実習生 その課題とは?
日テレニュース24 2017年11月6日 15:37
http://www.news24.jp/articles/2017/11/06/07377203.html


やはり映像メディアは伝わり方が違いますね。
このブログのように、文字だけとは大違いです。苦笑


介護のプロでない私には、EPAの現場の現実までは良く存じ上げませんが、
外国人技能実習制度においての介護の受入には、
ほぼほぼ監理団体と言う存在が仲立ちをします。


そこにおいて、当事者責任としての受入側の責任はもちろんのこと、
監理団体にも、そこに監理責任が発生します。


つまりは、派遣と似て非なるものの、トラブル対応が欠かせないということ。


特に1年目はルール上も、毎月必ず訪問し、監理上問題ないことの確認を行い、
様々チェックします。


これが、月に一度程度で済めばまだしも、実習生とちゃんと接することができない、
接し方のわからない介護施設では、下手をすれば毎日のように顔を出して、
現場の技能実習指導員という立場の方を含め、接する方々と実習生の様子と、
その推移を見守らねばなりません。

必要に応じて、通訳同行にて、実習現場以外の時間帯にて、
長々話し合いを重ねなければなりません。



さらに、これは介護以外の旧制度に務めてきた方々にとって、
新制度ではその申請に係る手間が10倍以上です。

慣れもあるのでしょうけれども、受け入れ側にも監理団体側にも、
また送り出し機関側にも相当なストレスとなっています。


良い悪いは別に、こうと決まったからには対応せねばなりませんが、
今までと勝手が違いすぎるため、
もしかすると事務員は倍増する必要があるやもしれません。

そう簡単には倍増できないほど『慣れ』が必要なので、
もしかすると、申請一つとっても行ったり来たりで時間が倍増することでしょう。


こういった背景を踏まえると、
営利どころか事業の継続すらままならない事態へと突入するため、
結果、受入企業への受益者負担を求め、監理費の値上げを行う必要に迫られます。


これも結果的には、後だしじゃんけんにもなりかねず、
受入企業側も、途中での値上がりは許可できないと突っぱねるかもしれません。


どこまでいっても、困るのは企業であり監理団体であり、実習生なのでしょう。


結論としては、監理費の値上がりに耐えられる受入企業しか生き残れず、
監理費の値上げに対応できない協同組合は、某引越社や物流会社のように、
従業員への長時間強制労働を強いて、結果労働争議へと発展、
根底から崩れていきます。


なんにせよ、新制度はスタートしましたが、
許可さえ下りれば、それで順風満帆とはなりません。


乗り越えねばならない山あり谷ありですが、
生き残るための生存競争は脈々と続きます。


ストレスのコントロールを上手にしながら、
自身のメンタルヘルスにも努めていきたいものです。





当ブログ発信は、11月より一部、発信形態を変更しております。
詳しくは、以下をご覧ください。

http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2017-11-01



無料メール配信サービスのご案内

情報発信の形態変更に伴い、
新たな無料メール案内登録窓口を設けました。

当業界及びコミュニティ関連の様々なご案内をご希望の方は、
以下よりご登録ください。


http://www.gaikokujin.link/member/cf/9


なお、もっとコアなコミュニティにご参加を希望される方は、
以下よりどうぞ。

NEXT STAGE
http://www.gaikokujin.link/member/cf/mhz


注:サービスの変更に伴い、2017年10月以前の投稿にあります、
  旧メールサービス登録案内先リンクには、パスワード設定をして、
  新たな登録はできないようにしてあります。

注:上記「NEXT STAGE」にご参加いただいた方は、ご案内が一部被るだけですので、
  こちらにご登録いただく必要はございません。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。