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ホント難しいね、外国人技能実習制度。ある方との会話をご紹介。 [技能実習生受入時の本音の問題点]

本当に難しいなぁ、でもまぁ仕事ってそういうものですが。
ご存じない方に、実態に合わせる手法についての考え方を説明しました。

486-626人物.jpg


あるまともな日本人の方が、とある国にて送り出し機関の立場から、
自身の客先を日本にて捕まえてきたところを、
当てはめるうえでのご相談をいただきました。
(Eさん、失礼&ご覧の方々にとっては上から目線的な言い方で申し訳ありませんが、
 そのまま抜き出しました。)

歴々の方々には、どこかで聞くようなよくあるお話かもしれませんし、
不慣れな方にしてみれば、ご参考になればとも思います。



E氏:
お世話になります。
いつも質問ばかりで申し訳ないのですが...
日本の監理組合が、普通の飲食店、いわゆる居酒屋チェーンなどで、
惣菜製造作業の職種で技能実習生を受け入れることができるような話をしているのですが、
実際にはどうなのでしょうか。
先日おうかがいした、セントラルキッチン方式なら納得できるのですが、
個店の厨房内作業で問題ないというのがなんとも信じがたいところがありまして。
お忙しい中申し訳ありませんが、お手すきでご教授いただければ幸いです。
よろしくお願い致します。



M氏:
技能実習の職種・作業の範囲について
https://www.jitco.or.jp/system/shokushu-hanni.html

↑こちらの受入したい対象職種をご確認ください。
堅いところは、職場に確かに必須、関連、周辺作業がある確認をしているとの証拠証明として、
作業工程を写真撮影して保管しています。
作業の定義から器工具類や製品の例や対象職種とならない作業までひと通り確認して、
なおかつ気にかかるところは、OTITに直接相談確認します。
OK OKの組合は、調整確認せず良いわ良いわでまずは受注が先決、
その後なし崩しみたいな。
そして、この両極端の間で、どこまでどう落とし込みどう落着させるか。
時速100kmの高速を150km、200kmでも OK言うか、
120kmなら良しとするか、
100km以下じゃないと相手しないか。



E氏:
ありがとうございます。
OTITに確認すれば、厳格な回答になるでしょうね。
うちの監理組合が、この職種を提示してきたということは、
なし崩し側ではないかと。
結局、その辺りを調整して、
最終的にどこからもつつかれないようにしてもらえるなら問題ないのですが。
実際の導入例など確認した方が良さそうですね。
Mさんの周りには同じようなケースはございますか?



M氏:
お気持ちはわかりますが、
あまり導入例などは気にする必要はありません…キリがないので。
基本線は、指摘された際に適切な答えを返せるか。
最悪は注意や指導などで治められるか。
杓子定規にハマるところなどほぼないので、
ifケースにどこまでケアして保全出来るか。
OTITへは聞き方により、逆利用もできますので、
まぁこの点はテクニック論みたいにも言えるかもしれません。
失礼ながら経験則や知恵工夫や受入先との相談などにより、
対応は千差万別です。
個人的にはそう対応しています。
他にも手法は様々でしょうから、ご参考まで。



E氏:
ありがとうございます。
問題は自分に経験がない今の状態で、
自分が営業により獲得した企業への派遣を行う場合、
間に入る監理組合が十分な経験と論理的根拠を持っているかということです。
今回の例で言えば、惣菜製造作業で導入可能と言った組合代表は、
自分がそれを納得できるだけの根拠を示してくれなければなりません。
逆に言えば、それができないところなら、
付き合いは考えていかなければならないですね。
要は、できないことをできると言って、後々出来なくなる、
方向性を大きく変えなければならなくなる、これが一番まずいですね。
結局正直に、かつ粘り強くという感じでしょうか[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]



M氏:
そうですね?
面倒極まりないですが、
せっかくお受入頂く企業に法令違反で迷惑をかけさせては本末転倒ですので[あせあせ(飛び散る汗)]
ひいては、送り出し機関もビジネスになりませんし、
人財にも大変な迷惑をかけてしまいます。
見方によっては、知らなかったと言っても詐欺行為になりかねません。
そう言う意味で現実的に参入障壁が高いと言えるのかもしれませんね?



E氏:
まさにおっしゃる通りですね。
今回受け入れを考えて下さっている企業は、
複数の飲食店ブランドを展開し、
社員千名、店舗60ぐらいの規模で、現在上場手続中です。
社長が非常に気持ちの良い方で、
技能実習生に日本人並みの給与を支払うと言って下さっています。
そういうところだけに、迷惑をかけるようなことだけは避けたいですね。



M氏:
ご注意ください。
上場したら大企業扱いと見られるかもしれません。
中小企業の定義があるのでご確認ください。
組合は基本的には中小企業の為の組合です…
ただし、イレギュラーも出来たように記憶しています。
諸々ご確認くださいませ。



E氏:
ありがとうございます。
その点は全く気づいていませんでした。
確認事項が多いですが、しっかり進めていきたいと思います。



M氏:
現実的には、従事させられる業務の範疇を十分ご確認頂くコトをお薦めします。
社長さんの認識と現場の現実は違うことが多いので。
加えて、出来れば指導される方や同僚達の人間関係や空気感も多少は分かると安心ですネ。



E氏:
ありがとうございます。
今回の一時帰国では、
まずお付き合いいただいている組合を中心にご挨拶したいと考えています。
やはり人柄が分からなければ、
なかなかうまくグリップすることができないと思いますので。
受け入れ企業の社長さん方は、どうしても自分の対応が標準になってしまうので、
うまく調整するためには、直接一度でもお会いしておくことが大切かと考えています。



M氏:
送り出し機関の立場からは、組合も客先扱いになるでしょうから、
何かと大変かと思いますが、協同事業者として卑屈になり過ぎる必要もないでしょう。
Eさんには釈迦に説法でしょうけど[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]
でも、まだまだ仕事くれてやってる感丸出しの恥ずかしい輩もいますので、
ご多幸をお祈りしてます。苦笑


E氏:
まぁ、基本的に自分は○○○○のテコ入れも同時に行い、
より質の高い人材を供給することと、
受入企業をこちらで紹介することでグリップを強くしようと考えています。
ただ、本当はスカッと付き合え、本音で協力し合える組合が欲しいですね。
Mさん、作って下さい140;1034



M氏:
力不足でスミマセン[泣き顔]



いえいえ、自分もまだまだですから[泣き顔]
でも、がんばりますので[ほっとした顔]


そういう組合を増やす動きをしますのでご容赦ください[ほっとした顔]


そうですね、そうやって少しずつでも、進めて行きましょう[わーい(嬉しい顔)]


*たまたまですが、ググってみたらちょうどスーパーですが、
 要望が出ていました。

JSA、外国人技能実習で緩和要望 店内作業も対象に
日本食糧新聞 2018.01.10 11643号 10面
https://news.nissyoku.co.jp/news/detail/?id=YAMAMOTOH20171226121037820&cc=01&ic=150

外国人技能実習生意識調査 過半は「運営学びたい」
日本食糧新聞 2018.01.10 11643号 10面
https://news.nissyoku.co.jp/news/detail/?id=YAMAMOTOH20171226024657633&cc=11&ic=150


・・・・


私も不確実な部分もあるので、一概にすべてが正しいとは言えないかもしれませんが、
こういうやり取りが適宜できないと、道を外れていきます。
知らない方には、外れたことすらわからず突き進み、
後戻りできなくなってから、突きつけられて袋小路にはまり込みます。

結果は…


ちなみに、こういうプロ中のプロ(私などよりもよほどの知識や経験を積んだ人)に
なるためのイチバンの現実的な近道を提言してみるならば、

厳しいハードルを敷く監理団体の中心メンバーに近い位置にもぐりこみ、
労働関連法を完全無視した寝る暇のないどMな実務を、
質量ともに丸1年から2年ほどは経験することです。
*すべてとは言えませんが、8割がたは盗めるんじゃないかなと。

そのために、『無給かつ無休で構わないので教えてください!』ってくらいの意気込みで、
訴えてみれば、そうなれる機会もあることでしょう。

まぁ、ゆくゆく離れることを秘めて、やる気満々で応募すれば、
人手不足の業界でしょうから、募集に出会えるかもしれませんけどね。

でも、みなさんそんなにヒマじゃないのかなぁ。苦笑

本末転倒ですが、客先持ってくるヒトであれば、
組合側も無視はできないように思いますけど。(笑)


余談ですが、送り出し側にとっても、
今後失踪が増えたり、適正監理できていない組合との付き合い継続については、
見直しせざるを得ないのかもしれませんね。

だって、失踪した報告には、その送り出し機関名も載りますし、
原因が送り出し側にも監理団体側にもないといくら説明しても、
一人が10人、数十人にもなれば、
そんなテキトー組合と二つ三つ付き合っていたならば、
その送り出し機関が適正ではないとの烙印も押されかねません。

技能検定の合格率なども統計を取られ分析されているやもしれませんね。


この点も、後戻りできない不可逆的な問題です。

糖尿病になってから、飲む薬や注射のような後日できる対策という具体的なものが、
制度事業においては、ありませんから。


これらの現実や考え方が日を追うごとに、気づいたり、現実を突き詰められていくと、
送り出し機関側でも、監理団体を選ぶようになっていくことでしょう。

監理団体も、送り出し機関が実習生を輩出してもらえているからこそ、
制度事業ができていると考えるべきです。

双方ともに、選ばれる団体になりたいものですし、
そういう魅力的かつ安定的なタッグを組んでいる先にこそ、
受入企業側も自然と集まっていくことでしょう。




さて、色々と、色々と考えて動いています。

ボチボチ、露出しっぱなしであった有料コミュニティの参加募集も
いったん閉じようと考えています。
今月いっぱいくらいかなぁと。

また、次の募集のタイミングもあるかとは思われますが、
いつになるかは不明です。
2017年内にご参加いただいた方々とは、
サービスの度合いも価格設定も色々別に考えています。

もしご関心のある方は、お早めにどうぞ。
ただし、依存心の強い方や、クレーマーさんはご遠慮願います。
これもセールスの手法だろうと、皮肉にも私でも考えてしまいますが、
事実であり、素直な現実です。

セールスレターに記載の通り、
参加費(ご支援金)とのハードルをご理解願える方だけで構いません。
素直に思いますが、無理をされる必要もございません。

一応、前振りのご案内まで。
また正確に確定した際には、先にメルマガにてご案内しますね。

諸々宜しくお願いいたします。






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ふと思った、介護施設を外国人との交流拠点に?! [介護 技能実習生]

要介護者の方はお話しすらあまりできない方ばかりなのでしょうか。
外国人技能実習生に日本語を教えてあげられないものでしょうか。

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何かしらテーマに沿って、外国人技能実習生の子たちと、
入所者の方々と、コミュニケーションを図れる時間など、
意図的に取れないものでしょうか。

もしくは、
以下の記事のような動きの拠点を、
介護施設内などで場所を提供できないものでしょうか。


外国人との交流拠点に 白石町 16日 日本語教室、開講
佐賀新聞LIVE 2018/1/6 6:20
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/166565


田舎であればあるほどに、町内会の顔見知りが、
暖かく迎え入れる姿勢で、
優しく教えてあげる姿勢で、
受け入れる器を作れるのではと思います。


逆を言えば、都会では誰もやりたがらないのかもしれないですね。


介護の実習生は、工場勤務と違って、
人と接することが実習という名の労働です。

それだけ、コミュニケーション能力は鍛えられることでしょう。

そして、その分、暖かく受け入れてくれている介護施設や、
その町の空気は、人一倍敏感に感じ取ることでしょう。


そもそも田舎で家族の結びつきが強いのが外国人技能実習生ですから、
家族同然の迎え入れは、当然、嬉しいですし、
それこそネットでどれだけ黒い誘惑があったとしても、
受け入れてくれている方の顔が浮かべば、
そういう誘惑に流される可能性は大きく下がります。

そもそもそういう情報をネットで調べる必要もなくなりますし。


加えて、入所者の方々と仕事以外で日本語の勉強を通して、
コミュニケーションが図れるようになる機会が増えることは、
双方にとって相互理解がより進むことと思われます。


地域でこういう運動を継続することで、
介護施設としても、町の中で良い意味で外国人スタッフがいる介護施設としても、
問題ないと自然に受け入れられるでしょうし、
とても好意的な良い宣伝にもなることでしょう。(笑)


町の行政も協力しやすいでしょうしね。


当事者意識をもって取り組むと、何かと良い流れを導くことができやすいです。

面倒がっていると、何もできませんしね。





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個人が成長すれば組合が寄ってくる [従業員側の問題]

文句ばかり言っていても、何も変わらない。
組合経営がどれだけ大変かも知らずにいれば、余計に。

Buzzap_39355_1.jpg


この記事と、

ギャル向けアパレル福袋は「サービス残業」で生み出される
BLOGOS NEWSポストセブン 2018年01月03日 16:00
http://blogos.com/article/269035/

この記事を読んで、

自己啓発市場、9000億円
経済激動、自分に“投資” 30年間で3倍
佐賀新聞LIVE 2018/1/8 15:42
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/167187


色々考えさせられました。

外国人技能実習制度事業に関わり、上層部への不平不満が多い方って、
実はけっこういるみたいですね。


そして、そんな方ほど、まともに取り組もうとしている分、
非常に煩雑な手間暇がかかり、
結果、前出のアパレル業界の女性のように、
サビ残ばかりになってしまう。

仕事もできる人に集中するのは、どんな業界でも同じ。
結果、どんどん真綿で首が絞まっていく。


そして、どこまで増えても、自身の給料は、
そう上がることはありません。


コンプライアンスについても、自組合の改善が遅かったり、
何も成されない場合、さらにやる気をなくしていくでしょう。



しかし、組合運営って、目に見えないところで、
本当に多くのコストがかかっています。


そういう視点をもって取り組まねば、
本当にクダを巻いて終わるのみです。


でも、それすら俯瞰的に把握し、
上が何もせずにぼろ儲けしているところだったならば、
他の組合に移ればいいし、
いっそ自身で組合を作ってしまえばいい。

そんな横つながりがあれば、
準備ができる時間があるならば。
現組合での付き合い先(受入企業)が、
組合乗り換えしてまで、自分についてきてくれるならば。


実は、かなりの確率で、受入企業の経営者もしくは担当者は、
しっかり取り組んでいればいるほど、
その担当者についている場合が多いのが現実です。


手前味噌ですが、私の場合、そんな付き合い先しかないです。苦笑


であるならば、横つながりさえ作っておけば、
もしくは自身にそれだけの力があるならば、

組合を受入企業と共に乗り換えてしまえばいいじゃないですか。


当然、筋違いはダメです。
キチンと話をして、受入企業側の判断に委ねる以外にほかありませんが、
その付き合い方によっては、ついてくる企業が少なからずある担当者も
多いのではないでしょうか。


そこまで大変な思いをして組合乗り換えはできないのであれば、
そのまま働き続けるか、
早々に他の業界に移っていくことをお勧めします。



個人的に思うのは、
時代がどうのだけではなく、
会社(組合)に振り回されるのが嫌ならば、
自分で取り組めば良いのにと改めて思います。

前出リンクにあるように、
そういう選択肢を持つ人が増えてきているからこそ、
自己啓発関連に、自身に投資する市場が増えてきているということでしょう。


受入企業側の方にとってみても同じです。

今まで、どの組合を選ぶかは、担当者で決めるべし、なんてお伝えし続けていますが、
何ら変わりはありません。

その担当者がどれだけ受け入れ側のことを考えて、
日々の業務に取り組んでいるのか。

今まで培ってきた様々な経験則を共有してきた担当者を変えて、
一からウチの会社はどういう会社で…なんて話をしだしたなら、
もし新しい担当者に切り替わったなら、
いったいいつになったら担当者も育つのか、考えてしまいませんか。


それよりも、信頼でき、なおかつ自身で双方に対してwin-winとなる道筋を
提示できる力のある担当者であるならば、

応援してあげるのもアリなのかもしれません。


ただし、理事や監理責任者などでの名前が出ている場合では、
新制度では5年を越えなければ、名前が使えないというルールがあります。

何かと縛りをつけたがるお役所のやり方は、
色んな足かせを生みます。

ご注意ください。


道は色々あるようにも思いますけどね。




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外国人労働者受け入れは、他国の出稼ぎ額と競争せねばならない [益々多様化する日本]

今、アナタの会社では実習生の手取りはいくらですか?
三年間でいったいいくら稼げそうですか?

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台湾の高齢化を支える介護「移民」――外国人が溶け込む社会の実情
ヤフーニュース 1/5(金) 10:11 配信
https://news.yahoo.co.jp/feature/844


こちらみてみると、記事の内容も大変興味深いのですが、

手取りがいくら?

…雇い主の柯さんとの協議で通常支払われる最低保障額の
月17000台湾ドル(1台湾ドル=3.7円なので、63000円程度)から、
23000台湾ドル(85,100円程度です)に引き上げられている。


何年滞在できる?

…数年ごとに法改正が行われ、滞在期間が延ばされた。
3年が6年になり、9年になり、12年となって、
昨年からは14年にまで拡大した。
(あくまで家庭介護ビザの期間とのこと)


しかも家庭滞在型で…?


そう、決して稼ぎの額だけでもないのですが、
稼げる額はこの介護のケースに限って言えば、
日本とほぼ変わりません。

さらには、3年以上、選択もできる、
記事に詳しくはありませんでしたが、
家族滞在まで?


どの会社との縁があるのか、
労働者側で選ぶことができない部分のみ、
日本同様にドはまりする可能性もありますが、
コントロールできないことは置いとくしかなく、
その諸条件が他にないのであれば、
私だったら台湾に出稼ぎに行くでしょう。


別に最初から移住したい人は誰もいませんから、
一定期間の出稼ぎと考えるならば、
まずは、稼げる額が多い先を。

そして、その後に、待遇面などの諸条件を。

出稼ぎに出ざるを得ない人たちには、
失礼ながら世情もあまりよくわかっていなくて、
あくまでも近隣や知り合いの噂、口コミでどこがいいって
聞いて自分もと応募する流れですが、
この点でも、良い評判が立つ国に、
良い人財は集まっていくことでしょう。



日本はどうでしょうか。
3年、5年という期間はどうしようもないのですが、
稼げる額面については、幸か不幸か最賃が上がり続けていますので、
他国に追いつかれそうですが、一応キープできているのかもしれません。
*昔と比べてみれば、その魅力は低減していますが。


個人的には、出稼ぎだからこそ、
母国を離れ、日本にまで働きに来てくれるのですから、
他国と比較してみても、それなりに稼げる魅力は最低限必要ですが、

どの国とも大差なくなっていくとしたならば、
やはり『働く魅力』が口コミで広がるようにすることが
必要ではないかと思います。


つまり、実習生がどれだけ成長できるのか。
どれだけ人として、大人として、社会人として、
根本的なレベルを上げられるかどうか。

言い換えれば、帰国時に、もっと日本で、この会社で働きたい、
と言わしめられるかどうか。
言わせ続けられるかどうか。

給料が高い安いはそれほど気にせず、
この会社でもっと働き続けたいと。


台湾のこのケースは、正直前提がわかっていないので、
正しい比較ではないのかもしれません。
もしかしたら、日本で言えば、最近解禁となった介護のビザ、
または、技術・人文知識・国際業務の就労ビザの諸状況と
比較すべきなのかもしれません。


でも、出稼ぎの人々にすれば、
学歴や経歴、専門資格がなくては働けないよりは、
実習生であれなんであれ、
条件がないほうが、少ないほうが、低いほうが、いいに決まってます。


あぁ、出稼ぎ出国までに実習制度のように語学講習などを義務付けているとか、
手続きなどに半年かかるとか、他の国ではどうなんでしょうかねぇ。


さて、取りとめもなくなってきたので終わりにしますが、
自助努力でできることは、どれだけ魅力的であるかどうか。

それは、監理団体にせよ、受入企業にせよ、自分自身にせよ。




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外国人技能実習生のSNSへの動画、画像アップがヤバいです。 [技能実習生受入時の本音の問題点]

外国人技能実習生の子達は写真や動画が大好きです。
でも下手をすれば、インスタ映えどころの騒ぎではありません。

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最近、新年早々、新年会の『動画』がfacebookにアップされていました。

社長が冗談半分に挨拶をしていたり、
他にも他の従業員が騒いでいる(当然なんですが)姿などが色々と…


たぶん、現地ではそこまでの指導はないでしょう。

そして、来日後の集合講習で助言があるかどうか。

現実のほとんどは、配属時や都度都度発覚した際に、
厳重注意がされているのでしょうか。


しかし、いくら指導しても、そのリスクの理由をちゃんと理解できない子も多く、
例のごとく、OKOKいって、全くわかっていない。


会社がどう見られるのか、
社長がどう思うのか、

記憶も薄れていないと思いますが、

images.jpg


…こういう事態にもなりかねないということです。


関係者の方々が、なかなか先々の現実(風が吹けば桶屋が…)を
認識できないように、
実習生にとっても、すぐに直接自身に降りかかるデメリットが明確ではないので、
ナゼ?と思いつつも、『はい、わかりました』と言うだけ。


しかし、社内の画像は勝手にとってはならない。
それぞれに守秘義務などがあるから。

なんて、出社後は職場(休憩時間などは別)に携帯端末などの持ち込みは
禁止しているところも多いと思いますが、

会社の新年会、
しかも、社長の挨拶(冗談交じりの)を、
SNSとはいえ、公の場にさらしてしまうことについて、
まったくの想像力もなければ、当然、悪気もない。

むしろ、僕は元気にやってます。
職場の人たちも仲良くしてくれています。
お父さん、お母さん、心配しなくても大丈夫、元気です。

・・・的な報告の意味ですらあります。


これから始まる介護の受け入れ。

もし要介護者さんと仲良くピースなんて画像ならまだしも、
ご家族の方や、他のスタッフさんが写り込んでいる場合や、
さすがに考えにくいですが、排泄や入浴など、施設の公開すべきではない場所?など、
色んな問題がいくつも発生する可能性が考えられます。


また、対要介護者への、もしくは実習生への施設内での
陰湿なイジメなどあれば、
写真を撮ったり、音声や動画など録音録画したり、
それをSNSにアップされでもしたら…

想像しただけでも、ゾッとしますね。



今の日本人の若い方々も同じなのかもしれませんが、
こういう指導も監理団体、ないし受入企業側に求められると言えます。

ただし、、、個々のSNSをいったい誰が毎日チェックすることでしょうか。

確かに、生活など心配ないかを少し知りえるため、
SNSでのアップデートをたまに見ている社長さんや職員の方も少なくありません。

ですが、SNSってすごくたくさんあるんです。
しかも、職員にしたら、多数の実習生を抱えている担当者にすれば、
とてもチェックしおおせるものではありません。

しかも、若い女の子のアップデートチェックなんて、
いくら仕事とはいえ、妻にもあらぬ疑いをかけられそうです。苦笑


結果、気づいたときに見えたものに対してのみ、反応するというのが、
現実論でしょうか。

いつもチェックされている方、それが苦にならない方はともかく、
俺はそういうのは意味が分からないからしない、なんて言ってる方は、
言い方悪いですが、何がどのようにUPされているのか、
一度は、たまにはご自身の目でチェックしてみたほうがいいと思います。

実習生にしても、SNSはWi-Fi環境下さえあれば、
何かのトラブル時に連絡が取りやすいので、
実習生側にしても安心だと思います。

その時、可能であれば、個人アカウントは使わないのがおススメです。
でないと、タイムラインがすべて実習生で埋め尽くされることに。。。


もし何か良い管理法などあれば、教えてください。苦笑

送り出し機関のスタッフに容易に全て押し付けるなどではない手法で。





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だから、日本の事情だけで法整備しても介護の技能実習生は増えませんてば。 [介護 技能実習生]

介護の外国人技能実習生について、先日の新聞に申請案件は未だ一件も無いと
ニュースになっていました。(2017年12月22日現在とのこと。)

AS20140331000171_commL.jpg



↑こんな感じの介護の技能実習生は、いったいいつから来日してくるのでしょうか。

介護実習生に在留資格 国家試験合格で就労継続
2018/1/2 21:58日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2528338002012018NN1000/


そもそも入り口のハードルの高さから、
とても介護職種での出稼ぎを意図的に狙う人材は、
それほど多くはないでしょう。

そして、さらに、EPAの結末を見てもわかるように、
日本で技術?を身につけたからと言って、
日本でそのまま働き続けたいという外国人は決して多くはありません。


いや、賢いお役人の方々なので、
そんなことは百も承知のうえでしょう。

そのうえで、2025年の37万人のうち、千人でも二千人でも
足しになればというところでしょうか。



未だに儲かるとばかりに現場も知らずに皮算用で踊っている方々は、
ブローカーのみならず、監理団体も送り出し機関も、
はたまた、介護施設でも同様の方が少なくありません。

特に介護施設側の方々にすれば、
憧れの日本に来て、働かせてやってるとか、
勉強して介護の技術を自ら身につけて当然、
それもできないのは、人材ないし業者の責任だと、
自身の雇用責任や、制度上の受け入れ責任すら、
面倒がって理解すらしようとしていない方も。


そういう方々は、こちらのブログにはたどり着けていませんし、
それだけ情報収集しよう、面倒で大変な制度の実態を知ろうという姿勢すらないのでしょう。


繰り返しになりますが、この制度事業には、
四者四様のバランスが成り立って、初めて活用ができます。


そして、それだけ大変な思いをして体制を整えてみても、
3年後、5年後の出口に立てる人財がいたとしても、
介護福祉士などの資格取得までたどり着けて、
なおかつ日本で引き続き就労したいと希望する者は、
おそらく100人に一人いるかいないかではないでしょうか。


今までの経験則から言えば、
母国でよほどひどい生活を強いられてきた人材、
かつ、よほど良くしてくれて居心地の良い受入企業先であって、
初めてその選択肢が生じる可能性が高まります。


受け入れ当初から、5年後までに資格を取得して、
日本での半永久的な滞在を目指す人材は、
ほぼいません。

そして、5年間の間に、様々心変わりなどが良くも悪くもあって、
個々の諸事情に応じて、5年目が近くなって初めて、
その人材の将来がリアリティをもって見えてくることでしょう。


おそらく、多くの介護施設が主導で取り組んでいる先では、
懸命に半永久就労の道を説いているやもしれません。

でも、現実はそう思う通りには進まないことを、
少しずつ実体験をもって理解していくことでしょう。


それに、いざ受け入れてみたら、
あぁ、この子はとても無理だ、途中で帰すことはできないだろうか?
なんてことにすら直面することでしょう。


人財の背景や諸事情を、もっともっと理解を深め、
さらには、監理団体や送り出し機関の実情すらも、
仕組みそのものの全体像を把握したうえで、
受入側の目論見をいかに実現させればよいのか。


特に、監理団体や送り出し機関は、業者でも敵でもなく、
味方に取り込むほうが、よほど賢い選択です。


諸々を乗り越えた先にしか、win-winの発展的な道はありません。


改めて、色んな意味での被害者がでないことを、心から祈っています。




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こういう組合の共同事業もアリなのでしょうか。 [技能実習生の法改正]

前々から、組合事業として、共同購入共同購買事業など、
外国人技能実習制度事業とは別事業での財務体質をチェックされる…

kao4.GIF


…ケースが多々あると聞き及んでいます。

営利を追求しない、事業の性質上、安定的な財務体質を求められる。
なんて要件があったかと思われますが、
貴団体(組合)ではいかがでしょうか。


こんな記事を拝見しました。

ハラル食品を島の外国人に 広島、配達販売の店が評判
産経WEST 2018.1.2 10:38
http://www.sankei.com/west/news/180102/wst1801020019-n1.html


インドネシアの実習生をメインに数多く抱えていらっしゃる先では、
こういう事業を共同購入などで、枝葉の事業としてはいかがでしょうか。

もしかしたら、本筋からは外れるのかもしれませんが、
資本金を増やしたり、苦しい言い訳を並べているだけよりかは、
悪くないのではと思います。


ハラルとまでいかないまでも、各国それぞれ母国ならではの香辛料や、
食材があろうかと思います。

はたまた、衣料などもその国独自のモノがあれば、
こういう視点からも、制度事業とは別事業を確立できる可能性が
広がるのではないでしょうか。


国内の必要備品は、ほぼありきたりもしくはアスクルなどで賄えますが、
海外からの物販的なものは、まだまだ共同購買のメリットは
小さくないものかと。


嘘?から出た誠ではありませんが、意外と面白い組合事業も考えられるかと。


スミマセン、思い付きなので、裏は個々でとってください。

外国人技能実習制度事業だけでも、とても手が回らないという声も聞こえてきそうですが、
それもこれも、その当該事業のためという、
ある意味、本末転倒なことではありますが、
許可が出てはいても、この先、機構?中小企業庁?監督官庁などから、
不適切というイメージが植え付けられ、何かとやりにくくなるよりは、
少しずつでも、別事業を育てていくことに、何らデメリットはありません。

OTITの方々が、未だバタバタしていて、
まだ、時間があるうちに。

貴組合では、この視点から、どんな別事業を行って対応していますか?



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農業の外国人労働者の非現実的な提言について [労働力確保と維持の重要性]

久しぶりに農業について、思うところがある記事がありました。
言いたいことはわかりますが、やはり現場の現実を知らない。

01.JPG


農業労働不足解消で提言―農業労働力支援協議会
農業協同組合新聞 2017.12.31
http://www.jacom.or.jp/nousei/news/2017/12/171231-34335.php


個人的には、AIの活用と大規模な機械化、
また、先進の技術を導入した生産効率を上げられる工場農業が
増えていくのではと思っています。


しかし、資本力のある大企業でしか、こういう選択肢は取れず、
実態の住み分けが現実化されるまでは、
提言にあるような施策がいかにして整備されていくかとの綱引きがあるようにも思われます。

また、国としても食料自給率は存亡をかける重要課題でもあると思われ、
本当にどこまで国が法をもって整備していくのかによっても、
時代の流れのスピード感は移り変わっていきそうです。


さて、具体的なポイントを指摘してみます。

「労働力不足解消に向けた対策の拡充」において「目指すべき姿」として、

・就農希望者が増加する
 →定着のための、安定、安心を充実させる
・機械化を進める。
・労働力の短期集中的な需要と供給のマッチングの仕組みを広域で整える。

*一つ目は、国の事業にして農業に従事する人は国家公務員にしてしまえば、
 安定、安心はできます。競争意欲(発展性)はなくなるため、次策が必要でしょうけど。
*三つ前は少々無理があるように思われます。


このための課題。

(1)人材採用支援の構築:
  派遣を使うという選択肢は、厳しいでしょう。
  安心、安定が先に保証されてでもいない限り、
  採用も支援も容易ではないことは誰もがわかる話です。

(2)新規就農者の確保と定着支援の拡充:
  支援情報をいくら手厚くしたとしても、解決には至らないでしょう。
  国主導では、必要とする情報を、必要とする人に、必要とするタイミングで、
  過不足なく伝わるシステムを整備することは難しいでしょう。
  サービス業かつ、切磋琢磨によりブラッシュアップされ続けた先には、
  可能かもしれませんが、
  何よりそれらのシステムを『使う側』の人間のレベルによっても、
  支援にならないことがおおいためです。
  例えば、クックパッドなど料理のレシピなどはごまんとありますが、
  料理する人が全員使いこなして、おいしい料理が作れるワケではないことを見れば、
  お分かりではないでしょうか。

(3)農作業受託事業の構築と全国展開:
  それこそ、船頭多くしても船は山を登りません。
  それぞれにそれぞれ固有の理由と背景があります。
  加えて、上述同様に、それぞれの事業主のレベルによっても、
  そこに加わる支援労働者のレベルによっても、効果的な実現は容易いはずもありません。

(4)園芸分野の農作業機械化への取組み拡充:
  ここには、一定の可能性を感じます。
  なぜならば、ヒトではなく、機械だから。
  機械は誰が操作しても、同じ結果をもたらすからです。
  当然、もたらす結果の創意工夫によって差は生まれるでしょうけど、
  それこそ、競争社会の許容範囲とされてきました。

1,2,3については、言いたいことはわかりますが、
おそらく人財事業の現場の現実を知らない、
お偉いさんたちが言いたそうなことですね。


結果、混とんとした時代がいましばらくは続くのでしょう。

そして、農業の現場にまで、労基がことごとく介入してきたならば、
就農事業者は徐々に消え始め、先日のガイアではないですが、
より厳しい悪質?農業事業者に頼ってしか、一般家庭の台所に、
今まで通りの食材はならばなくなるのかもしれません。

なんだかなぁって感じです。


最後に、少し面白かった「外国人技能実習制度の改善」について。

(1)寒冷地における農業の実態を踏まえるとともに、
  技能研修の実効性を高めるため、
  気象・気候等により農作業が確保できないことを理由に帰国する場合は、
  再入国して継続的に技能研修できるように制度を改善すること。

  そんな面倒な出稼ぎ形態にしたら、余計に集めにくくなりますよ。

(2)作目や産地が異なる複数の経営体における実習の実施を認めることにより、
  年間を通じてより効果的な実習を可能とすること。

  二社で受入時期や雇用条件、生活条件などを都合よく揃えられるところなど、
  そう簡単にできるはずもないでしょう。
  無理くりまとめようとすれば、結果、現実はうまくいかずトラブル噴出です。

(3)農業の実態・特殊性を踏まえたうえで、新制度の定着化を図るとともに、
  技能実習生の意欲向上、効果的な実習の実施、
  適正な労務管理などを普及する取組みを支援すること。

  だから、どうやって?苦笑


別に皮肉っているつもりではないのですが、本当に現場の現実を知らない。



さらに「外国人材の活用」として、

…記事をご覧ください。もはや他責志向です。



介護と違う意味で、農業も非常に重要な国家施策です。

他人事意識でいると、食卓に並ぶ食材が変わってきて、
貧乏な生活を強いられる人にとっては、栄養にも偏りが大きくなることでしょう。
そしてそれは医療費の増大へともつながり、
社会保障費の増大にもなります。

運動神経も良く、栄養もいきわたり、
計画的な身体的成長を見込める、
オリンピックに出れそうな選手とは、
今後、増々裕福な家庭のご子息のみとなっていくようにも感じられます。
*プロ野球やJリーグなどのプロのスポーツ選手も同様ですね。


偉そうに指摘している私にとっても、
これらの解決策は具体的には申し上げられませんが、
農業における労働力の確保策については、
今までもこれからも、色々気にかかるところです。




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途上国の国内需要が旺盛になると、出稼ぎが減り、日本は…? [人口減少社会]

2017年の年末に、こういうリスクを考えさせられました。
日本は今後、どうやって外国人労働者を惹きつけるべきなのか。

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フィリピンは建設人材懸念 19兆円事業対応 250万人不足の恐れ
Sankei Biz 2017.12.29 05:55
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/171229/mcb1712290500003-n1.htm


こういうことって、当然ありうる話ですよね。

これから産業発展していく各途上国といわれる国々では、
建設ラッシュが進んでもまったくおかしくはありません。

なんせ、日本が通ってきた道ですので、
建設業の従事者が、職にありつけるとばかりに、
その国でも田舎から出稼ぎに多数がやってくることでしょう。

海外まで出向かなくとも、家族を養えるのであれば、
自身の親を助けられるのであれば、
自然と国内での出稼ぎへとシフトしていくでしょう。


これに対抗するには、
やはり高い賃金であることは当然です。
経済格差がどうであれ、その人にとって前述の国内出稼ぎよりも、
相当な賃金の魅力を打ち出せねば、
そもそも出稼ぎの選択肢の土俵にすら乗れません。


そして、技能実習なんていいう形骸化した意味ではなく、
正に、稼ぎに加えて、その人の人生にとって、
とても有意義な貴重な経験を積ませてあげられること、
それは母国では決して味わえない経験であること、

総じて、期間限定の出稼ぎであったとしても、
日本のその企業で自身の人生を過ごすことが、
イチバンの成功の道であると思えたなら、
そんな求心力を受け入れる外国人労働者に与えられる会社であるならば、

おそらくは、日本人も当然応募が来て、
採用、定着化も図れ、外国人労働者もその魅力を伝播される仕組みさえできれば、
ひっきりなしに応募が来てくれるようになることでしょう。


そこまでして、初めて『選べる』という権利が発生しそうですね。


日本人、外国人、問わず、働き甲斐のある、
魅力的な職場であれば、価値観に共感してくれる方には、
相当な求心力が働きます。

その手前では、その魅力をいかに高めることができるのか。
さらには、その魅力をいかにして外に発信できるのか。
その発信はどこに向けてどう発信すべきなのか。


こういった道筋を戦略的に実践できる企業にとっては、
労働力確保に困ることは自然となくなることでしょう。

そういえば、日本国内でも某会社が、こういう戦略を売りに宣伝してるところもあれば、
今は亡き経営者が講演招聘に引っ張りだこになって、
企業見学に一回いくらなんて商売すらされていたところもありましたね。


外国人労働者輩出国側も、日本や貴社の都合とは関係なく、
時代とともに動き変化しています。

それも、今までとは違う速度で。


いつまでも同じ考え方のままでは、浦島太郎にもなりかねません。

貴社では、目覚ましい変化に対応できていますか?





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外国人観光客の伸びを見て、外国人労働者について考えてみる [益々多様化する日本]

外国人観光客の伸びが右肩上がり。
外国人労働者の伸びの比ではないほど。

shutterstock_139171733.jpg


以前何かで見たことがあります。
日本は、観光に来る国であって、働きに来る国ではないと。

今更日本という国がどういう国かを言う気はありませんが、
それでも、他の先進国と比べて、年間労働時間数や、休日などのバランスを見ても、
会社に、仕事に捧げる時間数が非常に多い国であることに違いはありません。

また、結果至上主義の外資系と違い、まだまだ根性論や精神論が深く根付いています。
特に阿吽の呼吸というか、空気を読めというか、
言葉ではっきり伝えることに抵抗が強い国民性が表れているように思います。

そして、権利を見れば、労働者保護のハードルは、
高くなりこそすれ、低くなることはありません。


そんな日本には、途上国の経済格差のある国の方ならばまだしも、
他の先進国の方は、一部の方を除き、
それほど好んで日本に働きに来たがる国ではないようです。


そんな中、外国人観光客は、爆買いが落ち着いてたお思いきや、
今まだ順当に右肩上がりを続けているとのこと。

さらには、その分母や伸び率たるや、外国人労働者の比ではありません。


大阪・ミナミが「アジア人」で大混雑する理由
東洋経済ONLINE 2017年12月31日
http://toyokeizai.net/articles/-/202206



これは一記事であり、一地域ではありますが、
他人事ではありません。

関連記事やコメントを見ていると、
どの地域でも似たり寄ったりがあるほどに、
巷で外国人観光客が溢れかえってきているようです。

しかも、今年、2018年もその傾向が続くと。


ビジネス視点で考えれば、これらのお財布が緩い人たちを相手に、
何らかの商売に取り組むことも十分考えられますが、

この現象から見て、外国人労働者にこぞって来てもらうためには、
日本のどれだけ地方の田舎の地域の会社であっても、
名指しで働きたいと来てもらうためには、
いったいどんなことが必要でしょうか。


個人的に考えることは、
まずは縁のあった国を定める。
*複数国を同時並行的に付き合うには、労力も現場の数も、対応する人間も、
 相当大変なことと考えられるから。

そして、継続して受け入れる。
最初の数年でロクな人財が来ないと嘆き立ち消えるなどもってのほか。
どこまでいっても、当事者意識をもって、
創意工夫を繰り返し、貴重かつ大変な経験を通り超えて、
良い評判を作る。

縁あって働きに来てくれた人たちが、数年後帰国し、
素晴らしい国であり、素晴らしい会社であった、
=とても素敵な経験ができたと、労働者満足(顧客満足)を高め、
口コミにて、現地で応募者が殺到する状態を作り上げることが、
肝要ではないでしょうか。


これが、技能実習制度であれば、
その送り出し機関から、帰国した実習生からの口コミ評判の良さで、
それらを聞き及んだ次の実習生候補者が貴社を名指しで殺到してくれるようになって、
初めて、より優秀な実習生を集めることができるようになるというものです。



セールスマーケティング同様に、
労働者の確保においても、マーケティングは非常に重要視すべき時代です。


ですが、

出稼ぎに来てるんだろう、
ウチで働かせてやっている、
イチイチ小さいことで文句を言うな、
嫌なら帰れ、、、

なんて本心で考えている経営者が、
未だに少なくありません。


確かにリスクを背負って、多数の従業員を養い続ける経営者の方へは、
一定の敬意をもって接して当然ですが、
それをはき違え、俺様イチバンとふんぞり返って傲慢尊大な経営者であるとすれば、
もはや残念を通り越して、徐々に従業員に見放されていくことになっても、
おかしくはありません。


外国人観光客で言えば、二度と行かないお店でしかないですよね。


今や、会社が労働者を選ぶのではなく、
労働者が会社を選ぶ時代です。


いつまでも勘違いが続くと、手遅れにもなりかねません。

へりくだる必要は決してありませんが、
今までとは違うとらえ方、考え方、接し方に切り替えていくことを、
改めて考えさせられました。



ただし、


外国人観光客も、外国人労働者も、
時代と共に移り変わりがありますので、
柔軟な対応ができるよう心がけてくださいませ。





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