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送り出し機関の大切さ。。。 [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

みなさまご承知おきのように、外国人技能実習制度には、
送り出し機関なる登場人物(機関)があります。


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送り出し機関の役割は、だいたい以下になります。

・組合を通して届く日本の受入企業からのオファーに合わせて、
 実習生候補者を集める。

・候補者を選定するに値するそれぞれの必要な個人情報を集める。

・面接の際に、様々な段取りをする。


・合格者が決定した後に、関係各所とも手続きを進め、
 日本語の集合講習を合格者に受けさせる。

・講習中の評価チェックと組合への報告。

・組合から在留認定証明書が送られてきたら、
 在越日本大使館にビザ申請の手続きを進める。

・実習生を日本に送り出す。


・送り出した実習生のメンタルフォロー。

・問題発生時には、組合と一緒になって、臨機応変に、
 諸問題の解決にあたる。

・帰国した後の実習生フォロー。
 次の仕事の紹介。
 厚生年金返還手続き代行などの手続き。


以上でしょうか。




これが、ことごとく機能していないため、
いや、ブローカーそのものに騙されたため、
最悪の結果になったとのコメントをいただきました。

わかりやすく言えば、
前述の業務をしない、またサボる送り出し機関であったならば、
実習生が心配なく3年間も働けると思いますか?


一項目でも機能していないとしたら、
組合は正常な監理はできかねると言っていいほどです。


でも、たまにこういう企業さんもいます。
採用の入り口でなんのチェックもない、
人は誰でもいい。
責任はお前らがもて。
来たら来たで文句言う。

丁重にお断りしてます。苦笑

国によっては、ブローカーしかいない。笑
国によっては、失踪が多かったら、送り出し機関としてのライセンスを取り消される。
国によっては、一度組んだ送り出し機関がどうしようもなくても、スイッチができない、現実的に。

そんな様々な足枷もあったりします。


だから、この制度事業は、注目を浴びても、儲からないし、
正常な運営がなかなかに難しい。


良い送り出し機関と巡り合えて、
せっかく3年、5年と続いたとしても、
世情がガラッと変わっていて、違う国からの受入に切り替えなくてはならなくなったりね。


ちょっとした些細な行き違いでも、大きな問題に発展したり、
実習生のワガママにもさんざん付き合わさせられたり。



組合も方針がそれぞれでしょうけれども、
どうやって送り出し機関の選定されていらっしゃるんでしょうかね。











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