SSブログ

法務省が入管に指示し、不法就労黙認の上、実習やり直し許可を認めた! [行政の対応や思惑]

びっくりぽんです。

実習生が失踪した後に、不法就労し、結果強制送還と思いきや、
実習やり直しを、お役所が認めたケースがあるようです。

今までであれば、法治国家において、ありえないお話です。

人権保護が優先されたということなのでしょうか。



一時失踪のベトナム人男性に法務省が異例の対応 技能実習やり直し申請で
産経WEST 2016.6.1 08:54 
http://www.sankei.com/west/news/160601/wst1606010027-n1.html


a09364d5.gif



記事を拝見するに、ある意味、今までではありえないケースです。

通常では、理由の如何を問わず、失踪したならば、

受入企業は警察へ失踪届を提出します。

監理団体は、状況確認をし、入管へ報告します。


実習途中での失踪は、理由の如何を問わず、
監理団体としても、報告後の対処はできかねます。

まれに、どこぞの警察の職質などに引っ掛かり、そこの警察から引き取りに来なさい、
なんて連絡が入ることがありますが、引き取りには行けません。

なぜならば、失踪した時点で、不法滞在となり、
まして、その不法滞在者の世話をすることは、
これまた巻き込み事故になりうるからです。

失踪後、不法就労をしていたならば、不法就労者の手助けをする
=不法就労を助長している者として判断され、
とてもじゃないですが、責任を負えません。

ですから、助けを請うてきた元実習生を『手助けしてはいけない』という
ルールに準じて、今までは強制送還の手続きを進めることが現実的でした。


それがこのニュースです。

・・・状況もケースバイケースなのでしょうけれども、
今後は、一律、強制帰国(ルールを理解したうえで)と考えなくても
良いのかもしれません。


確かに法改正の審議中にて、人権保護の点も強く指摘されています。

良い意味で柔軟な対応となることを期待していきましょう。



・・・しかし、基準はある程度明確にしていただきたいものですよね。







nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。