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外国人技能実習生のラッキーな技能検定、どうしてこれだけ難易度が違うのか?! [技能実習生自身の問題]

無事合格でした。

おそらく受験した実習生が全員無事及第点だったからと思われます。


かなりドキドキだったようで、特に実技ではそうとう緊張していたようです。

ふだんなら、もう少し間違いなくできたハズだと、立ち会っていただいた社長が言ってました。


受験前、2,3か月前から、

落ちたら帰国になっちゃうから、絶対合格しないといけないよ!

学科の練習問題を渡し、職種の専門用語などを教えてもらうように手配し、
実技の指導も前々からお願いしていました。


実習生は、OK、OK、大丈夫です!と言いますが、
実習生慣れしている私にとっては、
どこまで信じて良いものやら。苦笑


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実際に実技試験がスタートしたら、
アレコレ基本的なコトから、想像以上にできないできない。汗

気の良い社長で、社長自身かなり緊張していました。
実習生の自信を信じて、期待していた社長でしたから、
心配で心配で、汗かき始めてしまいます。


かなり柔らかい試験官なのが、ラッキーでした。

同じく受験させている他の企業さんも、
心配して、チョイチョイアドバイスをしてます。

中に入ってこずに、助言しちゃだめですよ~!

二、三回注意していましたが、それほど厳格にはしていませんでした。


実際のところ、規定の範囲からハミ出す部分もありましたが、
検定員の方も気さくな方で、指導しながら採点してくれています。



実技が終わり、今度は学科です。


練習問題は直前の今朝まで社長自ら確認し、直接説明、指導していました。

この職種の練習問題は、専門用語も多く、また普段プロとして仕事している職長さんでも
わからない問題がいくつかあったとのこと・・・基礎2級なのに。


社長は、練習問題のどれかのパターンが出るものだと思い込んでいらっしゃいます。
さすがに、近年ではそうではないと思いましたが、社長曰く、
同じ問題がでない限り、専門用語すら十二分に理解してできない実習生が受かるワケがないと。

実際には、練習問題と同門も多少出題されたようですが、
ほとんどは違う問題でした。

ただし、試験官が色々教えてくれたとのこと。


そう、本当にそうでもない限り、受かることは相当難しいことでしょう。


結果、OKだったため、無事事なきを得ました。

特に初受入の1期生の初受験だったので、これで社長もだいたいどんな感じかというのが、
実際に経験してみて初めて分かったことと思います。


しかしながら、実際には、試験官によっては、手厳しい方も少なくありません。

業界業種、職種によっても、優しい、難しい、様々偏りがあります。

お役所同様に、縦割りであるからでしょうか。

その業界ごとに、その時に検定内容を審査しているであろうお役所の
締め付け具合が緩かったのか。



基本的には、落とすための試験ではないのですが、
総じて真剣に技能検定対策を実技、学科共に講じてこなかった企業、
ナメてかかっている企業は、手痛い不合格の洗礼を受けます。


こういう時に、都度不公平感を感じてなりません。

マジメに取り組む企業に限って、大変な検定であったり、
ナメてかかる企業の職種が、実は簡単すぎたなんて場合も。


前者は受入のハードルを高く感じてしまい、特に途中帰国の経験を味わうと、
二度と受入はしないと、心に誓ってしまいます。

逆に後者の場合は、制度そのものをナメてしまい、
実習に対しても気が緩みがち、ルールを守る意識すら、企業、実習生、ともども、
ユルユルになることがあり、組合の監査もお客の立場が強まりナメてかかったり、
JITCO訪問などの時に、問題が起きやすくなりがちです。
*準備しておかねばならない書面を、検査要員が来てから用意すればいいやと高をくくって
 結果用意できず、不用意にイエローカード企業の烙印を捺されてしまいます。


たかが技能検定、されど技能検定。

国家資格でもあるこの検定試験。


こんなんで良いのかと、疑問を持つことがあります。
















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