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実習生たちの氾濫と反乱?! [技能実習生の法改正]

実習生が増えています。

受入企業も増えています。


この1、2年以内に20万人は超えるでしょう。

お近くのスーパーでも、実習生らしい外国人が買い物をしている風景が、
もっと多くなっていきます。


そして、分母の数が多くなればなるほどに、
様々な問題が発生する、分子の数も必然的に増えていくことでしょう。


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実習生の受け入れで発生する諸問題について、
業種別に現状を考えてみると、

特に工場内での作業系の受入は、治まるべく治まってきているかもしれませんが、
昔からある縫製は残業などを内職扱いにして賃金のごまかしが横行しているイメージが強い、
(人件費を抑えないと潰れるため、企業存亡をかけて法令違反を犯す企業が多いため)

労務管理がどんぶりできている農業、漁業、建設系、

業界問わず、ブラックが常態化している受入企業。


まっとうな受入に尽力いただく受入企業や、適切な指導に励む監理団体も多いと思いますが、
一社でも新聞沙汰になれば、業界どころか、制度自体に問題があると非難があります。


そして、実習生についても同じです。

どの国もインターネットで、簡単に横つながりをつくれます。

つまり、国や送り出し機関によって違う費用のかかり方や、業界やエリアによって違う最低賃金額、
会社によって違う、固定給や日給、時給、社内カレンダーや休み、一日の労働時間、
エリアによって違うスーパーの商品の値段や、家賃、水道光熱費など、
背景や内情も知らず、ただただ結果として、手残りいくら稼げているのかを
見せ合う環境があるということです。

そして、タチが悪い場合、自分の不幸自慢が始まったり、逆に幸運自慢が始まります。

仕事がこんなにキツイ。
こんな長時間働かさせられている。

こういう手当がある。
会社が食事代をいつもご馳走してくれる。



こういう場合、何かの拍子で、簡単にバランスが崩れます。


ちょっと日本人の同僚と揉めた。
給料が自分の計算と比べ少ない。


訴えれば、自分に多額の補償が入ってくるのではないか。

そんなことばかり、調べ始め、関係機関にチクリが入ります。


そう、こういった流れを止める術は、特に具体的にはありません。
日本人スタッフも同様ですし。

ただし、これを怖がる必要もないと思います。
しかしながら、それは、コンプライアンスを徹底できていれば、に限ります。

要は、例え訴えられたとしても、どうどうとご確認ください、と言えるかどうかです。


日本人にも少なくありませんが、背景もわからず、
自分が調べて分かった、ただ1点のみの視点から、

『会社は間違っている、俺の主張は正しい!』

と、人の聞く耳持たない人間が、ごまんといます。

基本的には、そういった一人で生きている人は、採用しないにこしたことはありませんが、
人間なので、採用した結果、そういう人間だったとわかることがあります。

そんなときには、大変面倒ですが、起きる様々な問題への対応に付き合わざるをえません。


色々言いましたが、前述のような背景の中、
特に実習生を扱う監理団体が気をつけるべきは、

『受け入れ企業への教育(助言)とコンプライアンスの徹底』

『受入企業や監理団体の職員が、実習生とどれだけ信頼関係を築けるか』

ここに尽きると思います。



みなさまは、いかがお考えですか?







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