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農業の人手不足に技能実習生は機能するのか?! [経営者や企業のレベルの問題]

建設、介護、コンビニやファミレスのサービス業など、
人手=労働力…30万や40万も賃金かけられない業務への労働力確保策に、
外国人技能実習生が求められています。

そして農業然り。

実際に建設同様に農家からも、お問い合わせが増えてきています。

しかし、はたして農業…農家に技能実習生は労働力として機能するのでしょうか。



結論から言うと、農家さんでも十分に機能します…法律を様々理解し守れるならば。

*ご理解いただけている農家さんは、文末に飛んでください。


建設同様に、朝、陽が昇って明るくなってから、
陽が沈むまでが、農家のお仕事です。

いや、陽が沈んでからも、内職的なお仕事もあることでしょう。

しかし、個人事業主ならばともかくも、雇用する…しかも実習生を…
なんてことになる場合、ほとんどちゃんとした会社同様に、

労務上の三大帳簿と言われる、出勤簿、賃金台帳、従業員名簿、
1日8時間労働、
社内カレンダー、
残業25%、法的内休日35%増し、
36協定、変形労働などの労使協定、
ちゃんとした法律根拠に応じた未払いのない給与の支払い、

はたまた、雇用する人数が増えれば、
健康保険、厚生年金、雇用保険、就業規則、


などなどをちゃんと遵守できますでしょうか。

今までかけてこなかった経費が対応できますでしょうか。

このような世間では当たり前の法律を守れる農家さんであったならば、
十分に外国人技能実習生も活かせると思います。


しかしながら、こういった取り組みができない(したくてもできない)農家さんは、
山ほどいらっしゃいます。


対応できないのであれば、当然外国人技能実習生=労働力確保は不可能です。


ニュースや報道で取り上げられる例外もありますが、
残念ながら農家さんのお仕事も、今の日本人では成り手は
ほぼいません。


外国人技能実習生以外、労働力確保策も、
現実的には、ほとんどありません。

極論ですが、農家さんも、今後ビジネスを継続して行くのであれば、
法律を守り、様々な『税金』を国に納めることでの実習生の受け入れしか、
労働力の確保=生き残りは図れないのかもしれません。

手遅れになる前に、体力をつけておくなり、
会社としての体制を整備して、労働力の受け入れに備えることが肝要かと思われます。




すでにクリア(理解)されていらっしゃる農家さんでは、
次のステージ、いかに労使を良好にしつつコストパフォーマンスをあげる、
そして、コストパフォーマンスだけではない、様々な視点での活用方法について
取り組んでいきましょう。

ケースバイケースにて、少しでも情報収集したい方などは、
お気軽にご相談をお寄せ下さい。






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