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人口減少と第4次産業革命が産み出す、これからの生き抜く術とは?! [益々多様化する日本]

私たちは、大きな時代の変革期にいます。

人口減少による労働力不足にとどまらず、
時代はインターネットの普及、モバイル端末の普及、
Wi-Fiインフラの普及によって、情報格差が薄まることと同時に、

『第4次産業革命』

なる時代の到来と言われているようです。


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 第4次産業革命とは、

 蒸気機関の開発による「動力の獲得」(第1次産業革命)、

 電気エネルギーの利用による「動力の革新」(第2次産業革命)、

 コンピューターの出現による「自動化」(第3次産業革命)

 に続いて現在進行している産業構造の転換で、
 IoT、人工知能(AI)、ビッグデータの出現により、
 「自律化・相互協調」がもたらされると考えられています。


某大手人財会社のコメントです。
けっこう非難されていらっしゃる方とその企業ですが、
指摘している点は、理解に難しくありません。


人口減少と第4次産業革命に対応する「多様な人材の活用」の方法<前編>
文:INITIATIVE(イニシアチブ)編集部 2016.08.12
http://www.pasonagroup.co.jp/media/index114.html?itemid=1949&dispmid=796



労働力人口が減少していく一方、テクノロジーが飛躍的に発展する。

これがどういう事態を招くかというと、

機械、AIなどができることを、人がやらない。

≒人は、人でないとできない業務のみ、『仕事』が生じて、
機械やAIでもできる『仕事』は、なくなっていくということです。




もちろん、今日の明日、いきなり変わることはないでしょう。
また、何でもかんでも機械やAIができるワケではありません。



ですが、徐々に徐々に変わっていくことは必然です。


資本主義である以上、人件費は一費用項目として、
少なくて済むなら、それは当然ですので。


また、誰でもできる仕事とはいえ、時給千円など、
人件費にまつわる社会保障費など、
表に見えない人材にまつわる費用はうなぎのぼりです。



要らずに済めば、当然こしたことはありません。





記事には、今後の人事においても会話が続きます。


 「労働力人口の減少による人手不足」と
 「第4次産業革命による仕事・働き方の転換」という2つの変化に対応し、
 企業が持続的な発展を成し遂げるために、
 人事部門には何が求められるでしょうか。
 その一つの答えは、

 「多様な価値観を持つ、優秀な人材から選ばれる組織を目指す」

 ということかもしれません。

 さまざまなバックグラウンドや価値観を持つ多様な人材にとって
 魅力的な組織になるため、企業人事は3つの壁と対峙する必要があります。
 一つは「時間と距離の壁」、
 二つ目は「組織の壁」、
 最後に「文化の壁」です。


私は特に中小企業を対象にしていますが、

これらの3つの壁は、よほど柔軟な対応と切り替えが求められると思います。


詳しくは記事をご確認ください。

ついでに、こちらもご参考まで。


「これからの日本の雇用と働き方」<前編>
文:INITIATIVE(イニシアチブ)編集部 2016.07.29
http://www.pasonagroup.co.jp/media/index114.html?itemid=1937&dispmid=796



あくまでも一考え方であり、すぐさまどうこういうことではないでしょう。


しかし、こういう視点も頭の片隅に入れておいて損はないかと。



 かつて日本経済の主流であった終身雇用制による
 「一企業に所属する=一生安泰」という時代は役割を終え、
 「企業依存社会」から「個人自立社会」への転換が求められています。
 それは、個々がスキルを高めて自立し、
 自ら人生を切り拓いていくために、企業や人がサポートする社会です。



数年前から、自転自走を目的とし、ジタバタとしています。
まだまだ道の途中ではありますが、
個人的には、年俸制のプロ野球集団のように、
個々が責任をもって立ち回り、
共有すべき『のれん』の下、
切磋琢磨し成長を促せる集団作りを目指しています。


もしかしたら、機械を、AIをいかに使うか。
この使う側に回ることが、生き残りの一つの選択肢と考えます。


≒それは需要を増し続けるITなどのエンジニアであり、
人と人をつなぐ、私が目指す人ならではのビジネスでもあるかと。



貴社では、いや、アナタはいかがお考えですか?










介護現場で外国人人材(技能実習生)を受け入れるべき?! [介護 技能実習生]

介護現場で人手不足が叫ばれて早何年・・・

日本の政府もお偉いさん方も、具体的な有効策を提示できずに、
ズルズルと今を迎えています。


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EPAがうまくいかなかったからか、
外国人技能実習制度に、介護職を入れ込んで、
制度を活用した受入手法が検討され、
国会審議も続いていますが、

未だ未だ未だ結論は出ておりません。



2014年のNHKで、こんな番組とレポートが載っていました。

お時間ある方は、また人手不足に困窮されていらっしゃる介護施設の方は、ぜひご覧ください。


シリーズ 日本で暮らす外国人
第1回 ともに働く 介護現場のいま
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/2014-11/04.html


第2回 外国人高齢化の現場から
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/2014-11/05.html



記事を見る限り、やはり外国人労働者の受入は必須であると、
強く思いました。



思うに、やはり何人であったとしても、

けっきょくはやはり『人』によるのではないかと。


そして、その『人』さえ誤らなければ、人手不足の解決には至るということ。


だから、受け入れる挑戦をすると選択した施設には、
その選択を後押ししたり、補助したり、見守る第三者機関があれば、
より高確率でスムーズな受入となるのではないかということ。




点滴に害毒を混入する日本人もいれば、
暴力をふるう外国人もいる。


強いて言えば、個別案件ごとに、

『話し合うことで、絶対に問題を解決する』という、

強い意志、姿勢、覚悟を、施設側と労働者側でもつこと。


そのための努力を惜しまないこと。


win-winさえ作れれば、良いサイクルを維持する努力だけで済むこと。



今までの作業量より、一時は増えたとしても、

その後、楽になること。



そして、施設ごとに、その施設としての活きたノウハウを蓄積し、
浸透すること。


時間も労力も費用もかけて、そういう環境を創り上げることこそに、
経営者は注力していくことが非常に求められていると思います。



監理団体は、どこまでも、その補助です。
監理なんて上から目線になってはしまいますが、
入り口の人選から、出口までちゃんと面倒を見ること。


特に、入り口でのフィルタリング、スクリーニングを機能させ、
実習中の様々な補助に注力し、自転自走していけるだけの体制にまでもっていくことが、
非常に大事な役割であると考えます。



今まさに、入所待機者は日々の生活に苦しんでいます。

人手不足の中で、介護スタッフも疲弊しています。


法整備までのタイムラグがどれだけ罪深いのか、
政治家の皆さんに強く意識していただきたいと、
強く強く思います。



改めて、外国人労働者を受け入れるべきかどうか?!2-2 [益々多様化する日本]


昨日に引き続きます。

昨日:http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-10-09



『移民、難民、実習生などにて外国人労働者(移民・難民)を日本に受け入れるべきではない』


ご意見を求めていましたら、こんなご意見を頂戴しましたので、
個人的な見解にてお返事をお伝えさせていただきました。

ご興味のある方は、以下リンク先のページ下部コメント欄より
ご参照くださいませ。



http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-09-18


http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-10-04



この際、いくつかの記事を教えていただきました。

私の根本的な考え方は、上記リンク先返信コメントの通りなのですが、

教えていただいた記事の中でも、気にかかったり、コメントしたくなったことについて、
触れさせていただきます。






AIやロボットの活用で、労働力が今までほどに必要とされなくなった場合、
受入て来た外国人財を、もう要らないから帰国してくださいとばかりに、
できるのか、という点も議論のポイントでしょう。

そして、この点は外国人のみならず。
使えない人は、日本人でも外国人でも不要と通告されます。
であるからして、外国人には、『入り口の時点で』そういうリスクを承知して
出稼ぎに来てくださいね、とまで言えればいいのでしょうけれども、

近視眼の外国人(日本人も同様)は特に、不当解雇だなどと騒ぎ始めるのでしょうね。

そして、それでも今を乗り越えなくては、明日はない現実に、
今を乗り越えられるかどうかの視点が大事ではないかと考えます。




「日本人だって、価値観が全く異なる人や非常識な人がいる」に対する反論、の中に、
ナショナリズムなどの意見もありましたが、ピンときませんでした。
個人的には愛国心は薄いのかもしれません。
日本に生まれた感謝はありつつも、
だから日本だけでよい、日本の文化や美徳を日本の中だけでも永続させねばならない
という排他的な考えが持てません。



「移民・多文化共生反対」がヘイトスピーチにあたらないこれだけの理由
については、様々な意見があるだけで、
意見を提言する行為が全てヘイトスピーチであるならば、
私の主張もヘイトスピーチはないと認識しています。
あくまで、 

 『人種、出身国、宗教、性的指向、性別、障害などに基づいて
 個人または集団を攻撃、脅迫、侮辱する発言や言動のこと』

を言うようなので、攻撃、脅迫、侮辱ではなくして、
意見を述べることに、何ら問題はないと思います。



また、3時間にわたるYoutubeのリンク先もありましたが、
さすがに見おおせませんでした。汗







様々読み進めていくと、

なんだか私は悪いことをしているのか?
外国人の受入はそんなに悪いことなのか?


彼らにとっては、私の考え方は敵なのか?

そんなように感じてしまいました。

いや、決して攻撃的だったわけではないですが。汗




付き合い先より、『人手が足りない、何とかならんか』と相談されたことに対して、
法的に対応可能な手法を、目の前で困っていることに対して、
取り組み続けた結果、色々なことに気づかされ、勉強し、体験してきた中で、
こうなっていくであろうから、その時こうあるべきだからと、
意見を述べてきました。



私の今の立場に、反対主張が不利益であるという点を抜きにして、
どうあるべきかを考えてみたつもりですが、
受け入れ反対と切り替わることは、ありませんでした。




風邪をひいたら、病院に行くのか、薬局に薬を買いに行くのか、
薬も飲まず休んで治すのか。

可能な選択肢をチョイスするまでであり、
結果は受益者負担となるばかりです。


選択の自由はあってしかるべきと考えます。




また、個人的には、外国人の受入は不可逆的であると考えておりますが、
反対する方々の意見も、単なるヘイトではない点も十分かつ多々あり、
ちゃんと対処すべき点も考慮に入った法整備が求められると思っています。



様々な視点をテーブルに並べて、さぁ、どうするべきかと。








改めて、外国人労働者を受け入れるべきかどうか?!2-1 [益々多様化する日本]


『移民、難民、実習生などにて外国人労働者(移民・難民)を日本に受け入れるべきではない』


ご意見を求めていましたら、こんなご意見を頂戴しましたので、
個人的な見解にてお返事をお伝えさせていただきました。

ご興味のある方は、以下リンク先のページ下部コメント欄より
ご参照くださいませ。



http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-09-18


http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-10-04



この際、いくつかの記事を教えていただきました。

私の根本的な考え方は、上記リンク先返信コメントの通りなのですが、

教えていただいた記事の中でも、気にかかったり、コメントしたくなったことについて、
触れさせていただきます。

*私も関連記事は以前より目にしていたことはありましたが、
 良い機会ととらえ、改めてけっこう色々目を通させていただきました。


 (元記事)
 ちなみにブログ主は、移民推進派を見かけると、
 電話をかけて以下のような質問をしています。


 「移民や外国人労働者が増えたことそのものによる経済効果を、
 きちんとした根拠の元計算したデータはありますか?
 欧州の事例などはいかがでしょうか。
 仮にデータがあるとして、それは外国人労働者を受け入れた当時
 好況であったなどの別の要因は加味されていませんか?
  あるいは、犯罪率の増加による警察などの治安コスト増加、
 自国民の失業増加といった、マイナス効果による相殺分はどうなっていますか?」


う~ん、知りませんし、わかりません。
どなたか教えてください。
個人的にも知りたいデータないし情報です。

ブログ主様も、『あまりにも複雑すぎて出てこない』のかも、とか、
データが全てではないにせよ、と指摘もされていました。
趣旨は議論を深めたいとされています。





介護に対しても外国人労働者の受入反対に対して、
日本人でも、条件が合えば現場に戻りたい、と考えている方が多くいらっしゃるとのこと。

じゃぁ、待遇改善を実現する財源は?と思いきや、

 『外国人を受け入れる仕組みをつくる予算があるのなら、
 まずは日本人の処遇改善に注入すべきではないでしょうか。』

 『外国人を受け入れるために必要とするさまざまなコストが、
 あまりに大きく、そのコストを当て込めば。』

とご指摘されていて、なるほど、そういう点も確かにあるなと
納得しました。


ただ、必要とされる介護職員の数が、圧倒的に足りない現実には、
十分な補填は難しいと思われ、このための解決策も求められるとも思いました。






また、外国人労働者の受入と同時に永住権などを許可するならば、
選挙権や社会保障など様々な運動がおこり、
ついてはその高齢化した家族まで日本にセットで入ってきて、
日本の社会保障費を圧迫するとした指摘も拝見し、

これまた、なるほどと考えさせられました。


余談ながら、実習生のように厚生年金を負担させられる
現行法であるならば、期間限定での受入は、
逆に破たんする社会保障費の補填にもなるのかと、
考えさせられます。
帰国後の手続きに応じて、一部は本人に変換されますけどね。



・・・明日に続きます。

外国人技能実習生の受入が増える本当の理由とは?! [経営者の悩み]

外国人技能実習生の受入が軒並み増えています。

労働者確保のためとか、DM送るような営業行為は、
決してしてはいけないというルールがあるにもかかわらずに、です。

・・・なぜでしょうか。


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人口減少、労働者不足はもちろんですが、

本当の理由は、『コストが合う手法が他にないから』。


普通に求人募集、成約報酬型もありますが、人が来ない。

派遣で頼んでも人が来ない。なおかつ時給は上がる一方。

建設などは派遣は法律上、そもそも使えない。


女性活躍、高齢者の再雇用。


色々言いますが、女性が、高齢者では事足りない現場も多い。



実習生は、業種業界に偏りはありますが、『3年間均してみたならば』、
一人頭、一カ月分の人件費換算にて、最低賃金ながらなんとか計算があう。

外国人な分、コミュニケーションをはじめ、大なり小なり様々ありますが、
仕事も大してできないのに、文句しか言わない、一生懸命やらない、
そんな使えない日本人より、よっぽどマシ、いや日本人なんかよりイイ。

そして、ここが見えないポイント。


『良い人財(素材)を組合が、送り出し機関が勝手にピックアップしてくれるから』



受入企業の皆様にとっては、
費用を支払っているのだから、
当然のことといえばそれまでですが、


この人選を、どこまでスクリーニングかけるか。


このやってもやらなくても、大して変わらないポイントに、
いかに労力と時間とコストをかけるか。

ここも、送り出しや組合の姿勢によって、かなり違うことでしょう。

でも、残念ながら、『人』な分、120%の保証はありません。



いや、むしろ、受入企業が当事者意識をもって、
こういう条件のフィルタリングを機能させてほしい、
こういう選別手法にてテストしたい、

などなど、入り口から取り組む姿勢によっても、
人選は大きく違ってきます。



中小になればなるほど、社長のすべき仕事は多岐にわたり、
結果、そんなことまでやっていられない≒組合がすべき仕事だ、と言われます。



仕事ではあっても、監理団体の担当者によっては、
どこまで真剣に取り組んでいるかは、まるで違います。



結果、不確定要素に依存するのではなく、
自身の立ち回り一つで、色々変わります。



外国人技能実習生の受入が増える本当の理由とは、

コストが合う中でも、人選を組合(送り出し)が揃えてくれ、
日本語はもちろん、根本的な教育までやることやってから、
自社に配属となるため、

組合依存ができることが、

受入が広がる大きな理由であると思われます。


要は、直接の雇用主は自社ではあるものの、
何かと相談にのり、手続きをお手伝いしてくれるプロがいるから、
受入が増えていると思われます。



考えてみてください。

受入企業だけで、外国で対象者を募集できますか?

エアチケットやホテルはともかく、付き添ってくれる
通訳の手配もできますか?

入管への申請書類は何をどう手続きすればよいか、
わかりますか?

外国人の労務管理は、どの点をどう対処すべきか、
ご存知ですか?



最初はわからないことだらけです。



でも、監理団体がガイドしてくれるから、実習生≒労働者の受入が可能となるワケです。




採用に関して、面倒なポイントは、数多くあり、
募集の仕方、自社PRのうたい方、面接の選抜手法、
自社で深く掘り下げて取り組もうとすればするほど、
なかなか、やれないし、できないものです。



慣れてきたなら、ぜひそんな視点からも取り組んでいただけると
より問題の少ない実習受け入れができると思います。



外国人技能実習生の職種?組合?介護?失踪?何が知りたいですか? [経営者の悩み]

受入企業の方に、ずばりお聞きします。お聞きしたい。


   ・・・何を悩んでいますか?


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どの国が良い?


面接に何を聞けばよい?


どこの監理団体が良い?


送出しはどこまで教育してくれる?


うまい使い方は?


トラブル対応はどうすれば?


技能検定対策はどこまで何をすればいい?


日本語はそもそもどの程度話せる?


どうやって勉強させればよい?


失踪は大丈夫?


対象職種は何が当てはまる?

どこまで当てはめれば大丈夫?


(順不同)


まぁ、キリがありません。


色々書き連ねてきましたが、
今までに一通り触れた気がして、



どうせなら、皆様からのご質問にお答えさせていただこうと。




昨日ご質問がありました。


3年後も永続雇用したいんですが、
何かいいアドバイスください・・・




無理です。

建設関係の方からでしたが、
優秀でやる気のある子のようで、
このまま働いてもらいたいと。


いや、お気持ちはよくわかりますが、

日本が法律が、それを許してくれません。




そんな基本的なご質問でも結構です。



監理団体の方にも、ぜひともご意見願えれば幸いです。


私の口のはけ口である当ブログでは、私一個人の考え方でしかありません。


様々な方々が、様々なご経験をされていらっしゃることと思います。


オマエは間違ってる、この点はこうあるべきだ、などでも結構です。


無論、匿名も歓迎です。


お気軽にどうぞ。


よろしくお願いいたします。









止まらない海外進出への動き、生き残りをかけて。。。 [海外進出の現状、その後]

日本のあらゆる市場は、シュリンクしている≒縮小していくことが、
はっきりしている以上、
大手は合併、M&A、様々動いていますが、

中小企業も、先々の生き残りをかけて、ある意味、片道切符の勢いで、
海外への進出に動き始めています。


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もしかしたら、数カ月前、世界の著名人がいかにして金儲けをしているかをリークした
『パナマ文書』じゃないですが、

数年後には、
法人税の比較的高い日本に本社を置くことなく、
海外に企業はドンドン移転していくことだって考えられます。



経済視察でベトナム派遣 県が11月、企業の参加募集
福島民報 ( 2016/10/05 09:50 カテゴリー:主要 )
https://www.minpo.jp/news/detail/2016100535242



でも、、では、、いったいどうやって?!



自社の得意な事業展開を、海外で同様にできるのかどうか。

視察は間違いなく必要でしょうし、
視察してから、自社事業を考えた後に、
自社事業とは違うビジネスが良いのかまで含め、

まずは行かねば答えはないでしょう。



そして、この時、外国人技能実習生の受入をしている企業と、
していない企業とでは、まったく状況が違ってきます。



大きくは2つ。



一つは、受入企業が、送り出し機関にとっての
『お客様』であるという立場があるということです。


大切な継続的お客様である以上、それなりのフックがかかったうえで、
現地での事業展開の良き相談役になりえるということです。


この利害関係の有る無しは、何もない企業よりもよほどありがたいポイントだと思われます。

もちろん、監理団体である協同組合からも、プッシュさせるとなお良いでしょう。




もう一つは、自社受入の技能実習生という人財そのもの。


決して事業展開していくキーマンとは、なりえる人財ではないですが、
3年かけて、自社のイズムや、経営者との様々なコミュニケーションと、
教育によっては、これまた現地での味方となる大変貴重な人財です。


もしかしたら、実習生のレールにのせて、通常の実習生人財とは違い、
候補者募集の入り口からして、
事業進出に見合うだけの、スキルや経験のある人財を、
実習生として受け入れ、教育していくことも可能です。


経営者の思惑や、性格、考え、社風、得意分野等々、
実際に3年もの間、日本で働きながら、習得してくれる経験値は、
自社にとって非常に有効活用でき、様々な展開が考えられます。



実際のところ、エンジニアや通訳・翻訳などの国際業務での受入を含め、
先々の生き残りをかけて、今、まだ余力のある内から、

ある程度の経費を使って、様々な答え合わせや経験値を、
積んで進めていくことは、今日明日、来年再来年のことではないかもしれませんが、

とてもとても大切なことかと思われます。


日本での時代の流れ、
その国での時代の流れを、
適切に掴む必要がありますが、

ノウハウと人脈、人財、資金をつぎ込むだけの価値は、

この先、事業発展の大きな、いや唯一不可壁の選択肢とすら
なりうるかもしれません。



人間は『予防』には、お金も労力も時間も使わない性質がありますが、
経営者である以上、今だけではなく、その先の発展に向けて、
未だ足踏みされていらっしゃる方々は、
ぜひ一歩目を踏み出していくことをおススメさせていただきます。



ご相談はウェルカムです。

お気軽にどうぞ。











外国人技能実習生が習得する本当の技能とは?! [技能実習生自身の問題]

外国人技能実習生は、日本の素晴らしい技能を習得し、
母国に戻ってその産業の発展に貢献する人財となるべくして、
外国人技能実習制度は実施されています。

いるはずです。


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そして、通常国会の衆議院の法務委員会でも審議されていましたが、

であるならば、本国に帰国した後の足取り調査をどこまでしているのか。

はたして最終ゴールともいえる、習得した技能が活きているのかどうか。



どう思われますか?



答えは、とても活きているとは思えません。

なぜならば。

もちろん、業種業界によっても違うと思いますが、

以下、いくつか実例にてお伝えします。


例えば、自動車産業の製造業。


実習生はほとんどが2次下請け以降の企業に配属されることと
思われます。

そこでは、日本流の細かく、口うるさい、従業員管理体制の下に、
まさしく秒単位で作業工程が、事細かに決められていて、
ほとんどの従業員が、まるで機械のごとく、
決められた作業を決められたとおりに、ひたすら決められた時間、取り組み続けるのみです。

この場合、国によっては母国にもその系統の日系企業が進出している場合もありますが、
そこの従業員のほとんどが現地人もしくは外国人です。


日本と同じ社風、現場の空気、テンション、などは、
まるきり違います。

同じレベルじゃそもそも成立しないんですね。


また、根本的に据え付けてある機械も、
おそらく日本と同じ機械はありません。



まったく同じ環境下であるならば、習得した工程管理、
一つ一つの作業行為と、その順番、立ち居振る舞いなど、
何のために行われているのかを、カラダで理解してきたことが、
まさに活きるのですが、

同じ環境下はありえないんですね。


スミマセン、うまくいえませんが、どの作業もそんな感じで、

結局、技能を習得したとしても、それはその国で必ず活きるということではありません。






じゃぁ、イチバン活きる技能とは、いったい何だと思いますか?



『日本語能力』


です。

これにつきます。



どんな業種でも、作業でも、会社でも、
日本語を覚えることは、必須です。


来日前にも、来日後にも、必ず勉強してから配属を迎えます。

働き始めたら、日本語に要はないなんて、ありえません。


3年かけて、日本語漬けになります。


正に、最適な環境です。




そして、習得した日本語は、母国に帰った後にも、
決してなくなることはありません。


日系企業は、優秀な人財を確保したがるので、
日本語が話せて、日本で会社に勤めたことのある経験があるということは、
よっぽどのアドバンテージです。


他の日本語が話せない、日本企業で働いたことのない、他の人たちと比べたならば、
間違いなく、前者を採用することでしょう。

加えて、給料も、後者と同じとは思えません。



だから、来日する実習生には、日本語を覚えることを、
強く指導することが多いです。


そして、残念ながら、日本語も、勉強しろ勉強しろいうだけでは、
決してレベルは上がりません。


日記、日報、週報、日本語教室、定期的な面談、
食事会や社員旅行などコミュニケーションする機会作り、
どこかの団体が開催しているスピーチコンテスト、
そして、日本語検定の受験など、

こちらから上手に教育を仕掛けていくことが、
非常に大切です。



先日背側に立ち会わせていただいた先では、
2年以内にN3を取得しなければ、帰国です、会社に必要な人財ではありません、

なんて、いい意味でハッパをかけていました。


組合任せ、実習生任せが多く、
そんなことまで会社がやっていられるか、なんて声も聞こえてきそうですが、
3年の安全な実習継続のために、
結果、会社の、管理者にとっての、コストパフォーマンスを上げるためにも、
手間暇かけている会社が、以前よりも明らかに増えてきていると思います。


対して、実習生には、ココまでやってくれれば十分と、
単なる単純作業労働力としてしか見ていない企業では、
結果、人間関係の問題が頻繁に発生したり、
途中帰国となってしまうケースが、
残念ながら少なくありません。



せっかく日本に来て、自社で働いてくれているならば、
厳しさだけではなく、良い思い出と、
その先、役立つ能力というプレゼントも
用意して上げられたら、受入企業にとっても良いのになと思ってやみません。



貴社ではいかがですか?







外国人労働者を政府が連れてくるはいいけど。。。無理でしょ?! [行政の対応や思惑]

先日、いよいよ日本国政府が、外国人労働者を、
業界分野を絞って、受入に舵を切る旨のニュースが流れました。

ホントであれば、一歩前進?!


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日本、政府が建設・介護分野の外国人労働者を連れてくる
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] 2016年09月28日08時22分
http://japanese.joins.com/article/153/221153.html



 民間ブローカーが現行の外国人技能実習制度に介入し、不法就労事例が多いため、
 政府間の協定が推進されることになった。


 はいはい。

 悪質ブローカーが横行しているのは、民間(監理団体)に実習制度をアウトソースしたからですか。

 国がやれば問題は起きないですか。

 ん~、もっと現場の現実を勉強していただきたいですね。

 不法就労事例が多いのは、いったい何が、誰が原因なのか。
 
 お役所根性丸出しで、自身が悪いとは口が裂けても言えない政府機関。


 これで、お役所直轄となったなら、スムーズにいくと思いますか?
 不法就労事例は減ると、本気で思っていますか?


 派遣事業や有料職業紹介事業なども、
 お国がやったほうが、問題は自浄作用を図れませんか。



所詮お役所は、一人一人のケアまで、とてもできません。
通訳もお役所が雇うのでしょうか。

そして、同じく1社1社のケアも、まったくできないことでしょう。

トラブルごとに、助言など対応もできない。

所詮お役所は、書類が正しいかどうかの判断しかできていないでしょう。


現場の現実に、杓子定規を持ち出しても、
外国人労働者はスムーズな労使関係まで、
とても成立できないと思います。


むしろ、派遣、有紹事業のように、民間にもっと投げてしまい、
逆に何かあったらペナルティーを科すようにすればよい。

扱うのが人だけに、一概には言えませんが、
自由競争にさらしたほうが、情報公開、民間レベルでの創意工夫、
切磋琢磨で、もっと良いサービスになっていくと思いますが、

いかがでしょうか。










失踪対策になるのでしょうか?実習生の借金借り換えサービススタート?! [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

外国人技能実習生の失踪などの原因は、
主に母国で無計画で多額の借金をつくってまで、
日本に来ることにあります。

そこで、こんなサービスがスタートするようです。


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SBIと出光がカンボジア人技能実習生向け融資事業を開始
アセアンポータル 情報サイト 2016年9月30日
https://portal-worlds.com/news/cambodia/8239



とにかく日本に来さえすれば、いくら借金していても、
どうにでも返せるかのごとく、夢に見ているようです。


そもそも子供たちなので、利息がかかるとか、
いくら返さなくてはならないなど、
あまりまともに計算していないし、
送出し機関も、ビジネスだからと、
後先は考えていない対応が多いため。

また、日本側も、それは排出国と実習生自身の問題だからと、
日本人が首を突っ込んでも解決できない、事実が解明できないからと、
触れないどころか、逆に取引を継続したいのならば、
さらに送出し機関を通じて分け前をよこせという輩がいるほど。


日本では、未だに払い過ぎた返済金額を取り戻せるかもと、
弁護士がさらに弱者から救済者の顔をしてサラ金会社に
ビジネスをしているくらいに、金利制限は法律で定められていますが、

そこは所詮発展途上国。

未だにトイチどころか、それ以上もあるとか。


良心的な送出し機関は、公的金融機関を紹介し、
3年間の雇用契約を元に、その国なりの良心的な金利で
借入金の手続きを進めてくれる手続き協力をしているところもあります。


それにしても、さすが禿鷹やハイエナのように嗅覚鋭いマネーゲームの金融機関。

暴利の外国と比べれば、日本での通常金利でも十分実習生にはメリットがあり、
とりっぱぐれも少なそうです。

そして、近視眼の実習生も、日本に来て、現実に稼げる額に直面して、
初めてこういう返済が楽になり手元に残るお金が少しでも多くなる分には、
日本の信頼ある大企業のサービスなら、
もろ手を挙げて大喜びで借り換え契約するでしょう。

監理団体である協同組合の手を借りねば、実際の対応はできないでしょうし、
逆に監理団体に多少の手数料を支払って、手続き代行させれば、
話は早いし、十分計算に合うことでしょう。


コレが失踪防止の一環として役立つかどうかまではわかりませんが、
結果、実習生にとって、受入企業にとって、実習の安定継続の足しとなるなら、
こんなに嬉しいことはありません。


時代とともに、様々変わってきています。
受入人数という分母が増え続けている以上、
法律もどんどん小うるさくなり続けていきますが、
こういう良い意味での新しい動きは大歓迎です。


早くほかの国にも広がって欲しいなと思います。

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